このレビューはネタバレを含みます
世界に対峙する濱口竜介。
石橋英子とのコラボレーションで実現した本作は今までの作品とはいささか趣きを異にする。もちろん、濱口メソッドは踏襲されているのだろうが、製作過程やポストプロダクションには従来に>>続きを読む
昨年放送されたNHKのドキュメンタリーの劇場上映版。
NHKの本放送も2部に分けられほぼ3時間の尺で放送された。上映時間を見たら158分だから幾分縮められてるように思えるが、テレビ放送に無いインタビュ>>続きを読む
愛するクリストファーノーラン第一作。
『メメント』からずっと劇場で観てきて、観たい観たいと思ってたこの作品。結局は、レンタルでもサブスクでも観る機会が無く、劇場公開のこのタイミングでやっと観られた。>>続きを読む
山田太一原作の映画化、と銘打たれて公開されてるけど、実質は市川森一脚本の大林宣彦監督作品やろうもん!
って思いつつ映画館に足を運んだわけですよ。
でも、これ何?
ってのが正直な感想。
やっぱり山田>>続きを読む
この映画、まだ公開されてなかったんやね。これからみたい。
NHKでは世界のドキュメンタリーの枠で全編が流れた。
正直キツい映画だ。
ロシア軍がマリウポリに攻撃を仕掛けてからの20日間。生々しい映像がず>>続きを読む
デビッドが死んだニュースはショックだった。よく覚えてる。
当時、ご多分に漏れずプロレスに魅了されてた。週刊プロレスとゴングを熟読し、挙げ句の果てには高校時代にアマチュアプロレスを立ち上げ、学校の武道場>>続きを読む
観てしまった…
昼間に観て、まだ時間が経っていない今、レビューを書くべきか逡巡するところだ。
興奮が筆を滑らせかねない。
でも、誰かとこの気持ちを共有させたい!
その気持ちの方が強いから書いてしまう。>>続きを読む
キハチストだから岡本喜八監督の作品は無条件に4.9になります。
(5.0は黒澤天皇だけです)
『ブルークリスマス』で初めてFilmarksに岡本作品のレビューを書くことになるとは思いませんでしたが、>>続きを読む
恐らく福岡市内唯一残った映画的アイコン、福岡中洲大洋映画劇場。
サヨナラ興行でチャップリンを三本掛けてる。
『街の灯』『黄金狂時代』そして、『独裁者』。
今までも映画館の閉館には立ち会ってきた。どの別>>続きを読む
「人生には二つか三つの物語しかない…」
冒頭、この言葉から始まるこのドラマは最高峰の群像劇であり、大河物語である。
さすが、私が愛してやまない小説『レミゼラブル』を生み出した国の映画だと非常に納得がい>>続きを読む
我が青春のベッソン。
九州に『グレートブルー』を拡めた男、を自称しておりまして、相当にリュックベッソンへ入れ込みました。
グランブルー関連は全て映画館で観ております。ちなみに『グレートブルー』は間もな>>続きを読む
何で皆さん画質の言及が無いの?
私が見た映画館の映写機が悪かったの?
いやいや、これどう見ても16ミリでしょ!
シネコンの画面でこの16ミリの画質見たら、驚くよ。
かなり驚いた。
考えてみたら三宅>>続きを読む
この作品については、言わずもがな「寝る」映画の代表格で、誰が見ても寝るからこそ世界最高の芸樹作品だと断言できる。
私も何度見ても必ずどこかの場面でウトウトしてしまう。もう、何度も観てるからウトウトして>>続きを読む
4K IMAXを二回鑑賞した今、キチンとこの映画のレビューを書いておこうと思う。
初鑑賞は1985年。当時、日本のサブカルチャー史の中ではほんの少し話題になったKUZUIエンタープライズの「レイトシ>>続きを読む
公開日が2日の金曜日。それで本日が7日の水曜日。それでも映画館に辿り着いた時には「やっと観られる」ってくらいに待った感じがあった。この5日間が長かったこと長かったこと。
と言うか、昨年突如YouTub>>続きを読む
もうひれ伏したくなる、って言葉は鹿殺しの時のレビューに既に使ってる。
女王陛下の時にはそういう表現を使わなかったが、今回は再び、使わせて貰う。
ひれ伏して、「ランティモス様!」と崇め奉ります。
こ>>続きを読む
友人経由でこの映画の製作は早くから知っていた。
その時は、ヴェンダースが日本で映画を撮るってことに驚きはしなかった。『東京画』とかヨージヤマモトのドキュメンタリーもあったし、ヴェンダースの日本好きは周>>続きを読む
この映画をまさか映画館で観ることになるとは思わなかった。公開当時にレンタルで観た。TSUTAYAで借りた。
あれから、20年。自分はどう変わったんだろうか?
公開当時の私自身の年齢は、恐らく今このリバ>>続きを読む
絶妙なキャスティングの勝利!
まぁ若葉竜也が真ん中に居る安定感。
トイレのピエタの時から只者ではないと注目し続けた杉咲花も、今や売れっ子と言って良いほどの活躍。こうした物語の主演を張れる実力は十分に持>>続きを読む
たまたま仕事に穴が空いて、時間潰しに映画館に来てみたら、見ても良さそうな映画はこれ一つ。
2024年最初の一本と相成りました。
結果としてそこそこ楽しめたので良かったです。
そこまでせんで良いやろって>>続きを読む
この度、初めてスクリーンで見られたことだし、やはり感想を書き留めておこうと思う。
この映画史に残る大傑作
もう言葉も無い
、と言いたいくらいだ。
目に焼き付くような劇中における主人公の最高の演技、>>続きを読む
『ペパーミントキャンディ』をDVDで観てとんでもない衝撃を受け、その後の『オアシス』もDVD。そして、やっとタイミングが合って劇場で観たのはこの作品。
今回、イチャンドンレトロスペクティヴということで>>続きを読む
とうの昔に完成していたのにお蔵入り騒ぎ。
Netflixがどうのこうの、と何が気に入らなかったのかよく分からん理由で公開出来ないとか、そんな話を耳にした時、
正直、面白くないから公開できんのやろ!って>>続きを読む
いつ見ても眼福映画、アドモドバル作品。
コンスタンスに作品を世に送り出すアドモドバル、今回はこう来たのか?って新鮮な驚きを覚える。巨匠の巨匠たる所以。こうして常に様々な趣向を凝らして観客を喜ばせること>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もう這ってでも見たい加藤拓也作品。
今作も冒頭からどうなるか?どうなるか?とハラハラしてみてた。
もう最初からネタバレで参ります。
とにかく、不倫っちゃ不倫ってすぐ分かるシチュエーション。
門脇麦そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あー、結局見てしまった。。
そもそものモンスターコンテンツに尽きるわ。ゴジラ凄い!
伊福部昭のテーマ曲が佐藤直紀の手によって新録されたことだけで、3.2点かな。
ゴジラの登場とゴジラとの対決の場面に>>続きを読む
とりあえずSONYの小型カメラを持って回って、撮れるだけ撮っておこう!
で、前もって東京を含むアジアの様々な場所で撮り倒してから全体のビジュアライズをしたらしい。
その方法を「リバースエンジニアリング>>続きを読む
香港、台湾、中国、どの籍の映画を中国映画って言えば良いのか迷ってしまうけど、間違いなくこの映画は中国映画の五指には入るだろう。
もう30年前に観たのか、と感慨深いものがあるが、90年代のあの当時、同性>>続きを読む
この映画も世界公開はもう半年も前。
全く日本の興行はどうなってるのやら?
ドニーイェンの活躍に嫉妬してのタイムラグじゃないよな?(まさかw)
仕事柄、中高生とよく話をするけど、文句なしに勧めたくなる>>続きを読む
こういう映画を待ってた!
客観的に日本人の本質に目を向けるべきだ。
自分たちのことを蔑むことになること、すなわちそれを自虐と言うわけだが、決して自虐史観などとは言わせない。
我々に流れる血、如何ともし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前思春期から思春期にかけての同性の関係って難しい。
決して一概に同性愛と言ってはならない。
私自身は男子校出身なので、むしろ思春期の方が同性同士でくっついてた。友情に女が入る余地は無い、くらいの近さが>>続きを読む
2023年1月の訃報から未だ日が浅い時期に伝説を語るには時期尚早かもしれない。
しかし、この映画の元になったテレビドキュメンタリーの放送は2022年の7月放送。鮎川氏は存命中であり、監督(番組ディレク>>続きを読む
文化の成熟の違いをまざまざと見せつけられる。もう完璧なエンターテイメントと言っても良い筈。
キュートなセリフの一つ一つが決してディズニーのような当たり障りのないふにゃふにゃな表現じゃなく、適度に角があ>>続きを読む
一件仕事がドタキャンされてぽっかり空いた時間。繁忙期でもあり、少し身体がキツい。でも車の中に居るわけにもいかず、本来の目的はちょいと二度寝気分の午前中。
マジに寝るつもりで入ったのに、全く寝られなかっ>>続きを読む
公開程ない台湾映画のリメイク。
オリジナル映画が日本国内でそんなにヒットしたかと言うとそうでもないし、その必要があるのか?って本気で思いながらも、愛すべきオリジナルがどうなってるんだろうと足を運んでし>>続きを読む