人類の争事、
それとは裏腹な、
人の奏でる楽の音色。
俗界の禍事、
それとは裏腹な、
超然とした心境。
イオセリアーニ監督らしい力強さ溢れるユーモアが反映するこの世界。
そして、幾重にも重なっ…
ギロチンにかけられる前にされる妻からのウインクと投げキッスはトラウマ過ぎる…。
複数の時代に同じ役者が登場することで、今も続く負の連鎖が強く意識される。
現実に起こる戦争・紛争の話を聞いた後では…
中世から現代までいくつもの時代を行き来しながら語られるジョージアの歴史。輪廻というのか。同じ俳優たちが役を変えて何度も登場する。拷問や殺戮と日常が等価に描かれる。一貫しているのは愚かしさと残酷さ。イ…
>>続きを読む東欧🇬🇪の輪廻転生歴史映画だった。
君主による強奪、独裁による強奪、体制が崩壊して強奪、内戦で強奪。
オウムに罵られながら時代は巡る。
曲がりなりにもいちばん自由に見えたのが現代パリの浮浪者時代だっ…
胴体切断の作り物感にメリエスの息吹を感じた。メリエスのあのめちゃめちゃに四肢切断される世界初のスプラッターみたいな映画(タイトル忘れた)好きなんよねー。大人が全裸ではしゃいでる最悪の飲み会をマシンガ…
>>続きを読む
時代が3つに分かれており、どの時代も救いようがないというか、特に現代以外の二つの時代はもう、完全に馬鹿にしてますね。
タランティーノとかって、サブカルの代名詞
で使われるんですが、この監督に比べ…
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時代を超えて現れる剥き出しの暴力をユーモアとペーソスで相対化しまくるという試み
暴力の真隣で人はただ生活を続ける
正しさも間違いもないただ生活を続けるだけ
音楽や酒だけが生活に寄り添う
そし…
映画史としてはイントレランスなんだけど、どっちかと言うと火の鳥っぽいなと思いながら。
暴力の歴史を悲劇にも喜劇にもせず、フラットに捉えていてイオセリアーニしか出来ないなと思わせる。
しかし描写は中々…