かなり作風が変わったホンサンス。男性が描く女性性の悪さのダメ押しってどうなんやろって思った。
ところどころ、カサベテス感あるなと思ったけど、実際は即興性は薄く全部台詞は完璧に決めてるらしい。
二人が言葉の列車の詩を引用しながら橋を渡るシーン超長回しのシーン。夜が明けて二人は手を繋いでた。クサさはあるけど現代の若者感覚でのエモいってこういうことだよなって思う。
暴力と選択の詩のシーンは後の飲>>続きを読む
ミツバチのささやきとエルスールが大好きな俺が、エリセの新作「瞳をとじて」を見るのに躊躇していたのは、この作品をまだ観ていなかったから。
内容的にはアントニオロペスのその作業やアティテュードをエリセ得意>>続きを読む
ツァイミンリャンのデビュー作。
90年代的なオフビートで何か裏に不気味なものを感じ取ってしまう画作りは見事。
しかし、オチはもう少しファンタジー的になっても良かったと思う。
生き延びることがアートって良いな。
日本でもOD遊びや製薬会社の紅麹問題など、遠いことではない。
しかし、良くも悪くもリベラル左派は物事を白黒つけたがるというか。犠牲者の中にはOD遊びみたいな感じで濫>>続きを読む
意外にカサヴェテスの映画では一番楽しめたかも。
まあ、内容的にはホモソどっぷりだけど。
しかし、これも演出がしつこすぎてウヘェってな
る。観客は即興だなってすぐ分かるんだから、早く次のシーンに行けば良>>続きを読む
カサヴェテスは苦手だけど、まあ時間もあるし今なら理解できるかなと視聴
演出がしつこすぎる。ブレッソンを見習え。
ふや町映画タウンの大森さんがおすすめしていた小沼勝の傑作ロマンポルノ。
70年代末の作品なため、かなり画質は鮮明になっている。切ないストーリーの中で、キュートな小ネタが挟まれているのは、遺作NAGIS>>続きを読む
張震を始めとするクーリンチェの面々や王柏森(恋愛時代のアキン)が出演していたりとエドワードヤンの集大成というか、イメージ的にはクーリンチェの精神的続編に見えた。
ちょっとばかし大人になった王啓讃(クー>>続きを読む
過去鑑賞。というかDVD持ってる。
ここら辺のソフトせっかく買ったのにどんどん配信で流れ出すのとても悲しいですよ。
過去鑑賞。
登録してるのよく見たら3時間版だった。
2018年の4Kレストアで。
途中で俺以外全員トイレ行ってた。
侯孝賢の方が好きな俺だけど初めてちゃんと見た台湾映画だった。
今ではこの作品より好き>>続きを読む
前日に恋恋風塵を観たからだろうか。あんまり楽しめなかった。イメージ的には民放で昼にやってる韓国のトレンディドラマ色が強すぎるというか、、。
孔子の言葉を下敷きにしたりもしてるけど、内容的には日本でも>>続きを読む
DVDを買ったので再見。
今作は結構前に劇場で観たが、日本ではもう最終上映が終わってるのが悲しい。
中期侯孝賢映画では常連の辛樹芬、童年往事と今作ではあどけなさがまだ残るが、2年後の悲情城市ではいきな>>続きを読む
十数年前に、地上波で井筒監督がセレクションした映画が数回深夜に放送されるという特番がやっており、そこで紹介された作品として兄から存在は聞かされていた作品。
他今村昌平作品の例に漏れず、台詞が聞き取り>>続きを読む
DVD買いました。過去鑑賞だけど、これからさらに何度も観るだろう。
ホウシャオシェンのこの才能がなければヤンヤンもクーリンチェもエドワードヤンは作れなかっただろうね。
DVDが安く売ってたので買って再見。
これがなかったら、クストリッツァもフドイナザーロフの作品もなかっただろう。
15歳のオリヴィエ、なんか観たことあるなぁって思ったらネネットとボニのグレゴワールコランの若き頃らしい。
今作もネネットとボニも女性監督の作品でもそうは感じさせない性差の演出、姉と弟、母と父の関係性が>>続きを読む
これ、レビューしてなかったのか。
過去鑑賞です。しかもかなり昔。
ラストはマジックリアリズム的。まさに神代マジックですね。芹明香はすごいなぁ。
当時の空気感がかなり伝わる佳作だとは思う。
当時だからこその演出のかっこよさもある。
でも、今見ると「90年代の押し付け」をめっちゃ感じる。その当時に美徳とされてた女性性というかセックスワーカーは逞し>>続きを読む
オムニバス形式なのでとても観やすい。というかダヴィアーニ兄弟の映画は観やすいんだろうな。
牧歌的な雰囲気の中でも物悲しかったりファンタジーだったりで可笑しくも優しい雰囲気でした。
甕のケチな農場主は>>続きを読む
マストロヤンニのベスト。
ベタだけど伏線と最後の鐘の音は痺れる。
スコラは今のところハズレなし。
人魚伝説の池田監督繋がりで。曾根中生の赤い教室をだいぶ昔に観ただけの天使のはらわたシリーズだけど、直接的なエロさはこっちの方が上。自分の好みではないけど、所謂抜きどころってのは多い。
けど、ストーリー>>続きを読む
俺の大好物の文化大革命期の時代映画。
監督はシエ・チン。チャンイーモウやチェン・カイコーより一世代上に当たるらしい。
米豆腐美味しそう。日本で食べれるところはあるのだろうか。
谷さんのところどころ挿入>>続きを読む
赤い星の意匠が映るシーン良いね。
とても優しい映画だった。起こってることは優しくはないんだけど。
未見だけど、他の監督作とは結構違うんだろうなぁ。
基本的にアホばっかりなのに、一番頭がキレるお婆ちゃん>>続きを読む
木靴の木、DVD買ったけどまだ見てねぇな。
同年、霧の中の風景を差し置いて金獅子賞を受賞した作品らしい。おれは霧の中の風景のが好きです。
とはいえ、そこら辺の酔っ払いというかホームレスにもえも言われぬ>>続きを読む
YoLaTengoにTom Courtneyという代表曲があるが、彼が出演している作品は今作が初鑑賞だった。
大傑作。他の監督作のラヴドワンと同じく原作は小説だが、全く違う雰囲気なのにどちらも傑作なの>>続きを読む
菊地成孔がブリティッシュニューシネマをフリージャズかなんかに喩えてて、インタビューで度々名を挙げられていた作品。
高齢化による墓地枯渇や大味な都市開発、そしてロケットって当時の世相の皮肉がふんだんに。>>続きを読む
ヘカテ、デジャヴュを観てシュミット初期のこの作品の鑑賞。
ヘカテのように、女を愛してしまったが故に男が残酷な目に遭うってありがちなストーリーだけど、特に凝った演出もないヘカテと違ってこの作品は結構楽し>>続きを読む
ヘカテは話も単純だしあんまり好きになれなかった。そんな中「シュミットは見る順番が大事」と聞いたので鑑賞。
確かに、先にこの作品を見たらヘカテでの画をもっと美しいと感じられたろうな。
話自体はマジックリ>>続きを読む
この時代ににも、こんな演出があったのかという驚きと若者の閉塞感。
主人公のマチェクが撃たれたあと、干されていたまっ白い生地を被って隠れるが、そこに血が滲み。後ろで同じく干されていたポーランド国旗🇵🇱み>>続きを読む
後半はもう、さながら逆ショーシャンク。「ヤツェクを愛してる」その落書のおかげで二人は少しは救われたのだろうか。
最後の隊長がほんの一瞬だけ、マンホールに戻りながらカメラ目線になるところの演出めっちゃ良>>続きを読む