もっとご機嫌な物語かと思ったら、意外にもダークな部分も多くて、特にカフェの娘とバイクスーツナンパ野郎のところとか、自宅を大爆破させる聖像店の店主とかも載せて群像劇の船は行く。
世の中の何もかもに、均…
監督の逝去に伴い追悼特集ということで渋谷イメージフォーラムで開催中のイオセリアーニ追悼特集4本目。
俺が初めてイオセリアーニを観た特集上映が去年の5月くらいで、それから1年経たずに監督が亡くなって追…
このレビューはネタバレを含みます
日々の生活が流れていく単調な映画だけれども、見ていて飽きず、好きな映画でした。
みんな何かしらを偽り、ずるく、生きている。それぞれの想いがあり、すれ違い、小さな掛け合わせの連続で進んでいく。真実を…
これといった主人公は居なくて全員主人公で全員脇役
裕福でもアルバイトをしてホームレス達とつるめば裕福に見えない
裕福でなくともゴミ箱から拾ったもので着飾って自信を持っていれば裕福に見える
ホームレ…
長回しの中に登場する人々の(動物も)運動の連携が見事で貧と富をも縦断したりする様が痛快かつ心地よい。その連続が断ち切られ時間の流れの残酷さを目の当たりにしても、貧と富がまた分断されても(合流しても)…
>>続きを読む日常の失意と哀愁がスクリーン上でリアルな温度で再生される。俯瞰で見たら些細なことのようだけれど、こういう小さな諦めが積み重なって今があるんだとむしろ痛烈に感じられて、ある意味容赦がないのに不思議と心…
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