doremifaさんの映画レビュー・感想・評価

doremifa

doremifa

映画(955)
ドラマ(105)
アニメ(0)

美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

-

最高。冒頭のダンスシーンで持ってかれた。
匍匐前進を筆頭に各訓練シーンが良い。

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

-

昨今量産される音楽系伝記映画だからなー、と急に思ってしまい少しでもテンションを上げようと久々に劇場でビール飲んだら上映時間の3分の2が尿意との戦いで参った。
安定した面白さだけど、特別な面白さはないと
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

-

そっち行っちゃうのかーとヒヤヒヤしながら観てたら、むしろこれがやりたかったんですわ!ガハハ!っていうアレ。それならば明らかなノイズでしかなかった音楽の使い方とかも納得。映像研とか桐島を期待させての時代>>続きを読む

シドニー・ポワチエ/ピース・オブ・アクション(1977年製作の映画)

-

今回はシカゴを舞台にしたポワチエ先生監督作品。またも音楽はカーティス・メイフィールドで言わずもがな最高。チンピラ二人が過去を知る元刑事に脅されて就労施設でフッドの不良達の為に渋々働くお話。

冒頭の気
>>続きを読む

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

-

序盤の30分くらい少しタルいなーと思って観てたけど、ミイラが復活してから引き込まれた。

ヘリコプターの中で血を吐いて女を作るシーンマジで最高。吐き方やばすぎる。そんなおじさんとキスさせられそうになっ
>>続きを読む

ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

-

ギャングと腐敗した警察組織に対して対抗する刑事のお話。

冒頭の自殺からソッコー悪い奴らが登場。
妻が殺された後のスピード感、というか省略の仕方が凄い。一見何事もなかったかのような処理の仕方。

車爆
>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

-

ちゃんと観るのなんだかんだ初めてだったかも。
グロよりもじっくり話を組み立ててることに驚き。回想シーンの編集に当時の時代感を感じる。ダニー・グローヴァー熱演。

人肉燈籠(1993年製作の映画)

-

タイトルと違いヤクザ者が主人公の幽霊ロマンスコメディ。しっかりある種の香港映画の下品さがある映画だけど、監督アンドリュー・ラウなんだ。高低差で表現できるのが香港映画の強みだなと改めて思った。数少ない幸>>続きを読む

青春(2023年製作の映画)

-

長え、けど全く飽きない傑作。

ミシンで服を縫う動作が圧倒的に面白いアクションであることに驚く。
かなり過酷な環境に押し込まれている中、同僚同士で恋愛を楽しんだり、社長に賃金の交渉を仕掛けたりと全編エ
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

-

オモロいすな。
国家という共同体の為、と嘯きその実自らの保身のことしか考えず身近な人間をないがしろにする卑劣さを描く。小さな村と戦争の記憶がリンクする。いつの世だって被害を受けるのは力のない者たち。ト
>>続きを読む

密使と番人(2017年製作の映画)

-

日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルが制作の三宅唱監督作。

冬の山の中をただただ森岡龍が追っ手に追われながら歩いて行くだけ。なのだが、そこに現れる夫婦のシーンがめちゃ良い。劇狭の室内でこうも
>>続きを読む

ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

-

音楽がいかに個々人の歴史に密接に繋がっているかを思い知らされる。
室内でただただ老人たちの話を聞くショットが主なのだが、その老人たちとラジオ下神白のクルーの会話のグルーヴ感が何とも言えぬ心地良さで没頭
>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

-

飲み屋でかかってて最後まで観てしまった。
そっち先にイッちゃうのかという面白さがあった。

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

-

良いっすなー。笑えないコメディ調のスリラー。ドッペルゲンガーにかこつけてフライシャーのスプリットスクリーンやってる。廃墟に、移動ショットと黒沢清欲が満たされる。同じ構図からの少し寄るってショットが気に>>続きを読む

模倣の人生(1934年製作の映画)

-

後にカサヴェテスが『アメリカの影』でやるUS黒人のライトスキンを30年代に一つのテーマにするかという驚き。
ただ、普通に白人女のサクセスストーリーや母娘の話としても面白く観れちゃうので、チグハグ感はか
>>続きを読む

燃える平原児(1960年製作の映画)

-

白人とインディアンの混血児が白人とインディアンの争いに巻き込まれる辛い話。父と母だけでなく、腹違いの白人の兄がいるってのが効いてる。
白人によって土地を奪われてきたインディアンの積年の恨み。白人寄りの
>>続きを読む

刑事マディガン(1967年製作の映画)

-

面白い。金曜から日曜にかけての刑事達のお話。殺人犯を取り逃してしまったマディガンと相棒、不正を行った親友である部下の処遇と不倫に悩む高尚なお偉いさんをメインに話が進む。何ともグレーなやり口で築いたであ>>続きを読む

ザ・ガーデン(1990年製作の映画)

-

8ミリを複数台用意してデレク・ジャーマンの庭で撮影されたという。

キリストとゲイ。正直なんじゃこりゃってイメージが多く序盤はしんどかった。けど、ユダのクレカのミュージカルからなんか観れた。変な合成多
>>続きを読む

シドニー・ポワチエ/一発大逆転(1975年製作の映画)

-

シドニー・ポワチエ先生監督作のアトランタとニューオリンズあたり、すなわちサウスを舞台にしたBlackコメディ。カーティス・メイフィールドの素晴らしい音楽に素晴らしい役者たち。冒頭のハグからして愛らしい>>続きを読む

絞死刑(1968年製作の映画)

-

演じることで暴かれる国家による殺人である死刑制度と在日朝鮮人差別、そして先の大戦に関する話。

公務員たちの自分は知りませんの態度で不謹慎ながら笑う。
偏見バリバリの朝鮮人家族演技指導と屋上のシーンが
>>続きを読む

893(ヤクザ)タクシー(1994年製作の映画)

-

後の『勝手にしやがれ』シリーズに通ずるノリのヤクザコメディもの。オモロい。豊原功補良いすな。
タクシー会社の空間を生かしたヒキのショットとシグネチャーの移動ショットが目を惹く。
クライマックスの草原で
>>続きを読む

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

-

『HELPLESS』と『EUREKA』の続く北九州三作目。凄いけど、石田えりが怖すぎる。正直あの執念というか執着への理解が及ばなかった。擬似家族の限界を想起させて(というか自分にはそう見えてしまった)>>続きを読む

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

-

中学お受験はクソ!の一点張りで強引に押し進めていく。クラシックなミステリー・サスペンスもののオマージュみたいで好き。確かに角川っぽさあるかも。愛人の写真の件から笑っちゃうくらいコテコテになっていく。>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

-

お父さんが雪崩の時に逃げちゃって、それを5日間のバカンス中に妻にずっと擦られ続ける嫌な話。雪崩の長回しシーンは良かった。逃げ出しといて何食わぬ顔で戻ってくる最高の父親。
友人との会話の最中に雪崩話ぶっ
>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

-

これまたスタンダードサイズ。終電で乗り過ごしてしまった清掃員のおばさんの帰路を描く。夜の街の音と謎の小鳥のさえずりが最高なんだけど、時折ゴンチチみたいな音楽が流れる。

冒頭のロング引き笑いで何なんと
>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

-

途中眠気に襲われたけど、それ含めてかなり好きな映画。雨、風等の豊かな音。スタンダードサイズ。

風に揺られる緑からの建設現場に繋がる冒頭。スープをビニール袋に詰めるシーンから、野菜を引き抜くシーンへと
>>続きを読む

ハナ 奇跡の46日間(2012年製作の映画)

-

ペ・ドゥナ大好き人間なので公開時か、ちょっと遅れて名画座で観た記憶が。北朝鮮と韓国の卓球選手達が統一チームを組んだ史実に基づいてるので面白くないはずがないネタで、やっぱりちゃんと面白いけど今観ると脚本>>続きを読む

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

-

ロメロの短編。
白い部屋から出てきた爺さんが遊園地で散々な目に遭うという、老人虐待映画。超高齢化社会の現代日本で観ると尚更シンドイ。
そのショットの使い回しいりますか?ってのはあった。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

-

主演マイケル・ファズビンダーなんだ、クレジット見るまで分からんかった。
気軽に観れる映画だなって印象。現代の『クール・ランニング』。批判されそうだったり誤解を受けそうなポリコレポイントをキャラに先回り
>>続きを読む

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984年製作の映画)

-

ヘンテコ映画で面白かった。
ジョー・モートン演じるエイリアンが同じ姿の人間が大勢いるハーレムに不時着。現地の人々と交流する中、白人の姿をした敵対するエイリアンが追ってくる。奴らの動きの奇妙さがかなり好
>>続きを読む

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

-

素敵すな。パンを駆使した長回しと極力台詞を排したショットが美しく繋がっていく。パリの人々が思わぬところで混ざり合う群像劇。ほんの少し刑務所の窓のショットを挟むだけで年月の経過を表せるもんなんだと感心。

アワーミュージック(2004年製作の映画)

-

三篇に分かれていて、地獄が戦争のフッテージを使ったコラージュ集、煉獄がゴダールが学生相手に講義で「切り返し」について語ったりする劇映画?。インディアン、ホークスなどなど。で天国がそれを聞いて行動を起こ>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

-

結構面白かった。AIを明らかに人種として描いていて、人種差別主義の米帝vs AIと良い関係を築いているアジアで気持ち良く観れたし、主演の女の子が良かった。ってかこの子のおかげで持ってた部分はデカいかも>>続きを読む

食神(1996年製作の映画)

-

『少林サッカー』のチャウ・シンチーによる料理コメディ、かと思って観ているとどんどん様子がおかしくなり最終的には少林料理バトルになる。アホすぎて良い。
チョロっと出るラム兄が可愛い。

マーウェン(2018年製作の映画)

-

ゼメキスは変な映画を撮るので最高。
奇妙なCG?の人形劇と実写の絶妙というか変なバランスの融合。アメリカのマチョイズムに対して人形と女性物の靴で対峙するのがアツい。男性が女性的なものを愛することを弱さ
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

二日酔いの時のしじみ汁並に沁みる。
前作と同じく三宅・月永コンビで16mmフィルム撮影。なんてことない室内と夜の実景の良さは相変わらず。歩道橋から星を見るショットで完璧にやられ、人がいない職場の美しさ
>>続きを読む