このレビューはネタバレを含みます
音楽がずっと不穏 普通の会話シーンなのに、流れる音楽は不穏
存在しない「悪」が、実は存在していることを表しているのか
それとも、意味などないのか。
音楽と風景を映すだけの冒頭は、観客を振り落とすよ…
圧巻。終始、映画を観る快楽に満ちている。長回しを多用し、何も起こっていないように見えるシーンの連続にも関わらず、驚かされ続ける。濱口竜介らしい、感情を込めない発話が繰り返されるのに心揺さぶられる。石…
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ラストシーンについて、高橋の言動がバランスを欠いたことで巧=自然が牙を剥いたのだろうと感じた。劇中に感じたのではなく、映画館を立ち去った後にそう感じた。
ただ、巧は花をどうしたかったのかがイマイチ…
ラスト以外は結構退屈した。
説明会の対話は良い。「反対住民」というステレオタイプを超えて1人1人が知性をもって語るから。けど、社長やコンサルの軽薄さはいかにもステレオタイプで見ていて退屈だった。他の…
お前らだって鹿を撃ってるじゃん、っていうことなのかな?
巧は高橋を身代わりに捧げようとしたんだろうな。
でもそんな人間の事情は自然には全く関係ないわけで。
この話を神話的に解釈していいのかどうかがわ…
ドライブ・マイ・カーにおける岡田将生、そして今作における自然の中に生きる大美賀均と、東出という存在がちらついてしまう。
どこかで彼の存在を意識しながら制作しているのではないか。あるいは少なくとも彼の…
心、自然のバランス
・のっぺりとした台詞回し(ドライブマイカーをめっちゃ思い出した)
・時間がゆっくりすぎていくように感じられるような長回しと引きで撮る大自然
・ぶつ切りの音楽とシーンの切り替わり…
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