自然が人間に奉仕して、人間も自然に奉仕する。
この風景には柴犬でなくてはならない。
「この山中の村々の大半は中世末に落人によってひらかれたのである。しかもこれらの家に共通していた願いは、主を持…
3回目 2021年8月17日 @アテネフランセ
今年も天竜区の地を見つめることができた。
資本主義において昼は労働者の時間として位置づけられ、夜は本来労働活動の停滞期として位置付けられていたはずだ…
環境音も機械音も動物の声(人間含む)も全て平等に扱われる音響によって、それそれの音が調和し合うのではなくナマでぶつかり合う。人間、犬、機械、茶葉の入った袋までもが画面の主役として並列に写されるカット…
>>続きを読むいつまでも観てられる。緩やかなパンから後半は矢継ぎ早なモンタージュ。
犬だけが存在に気づくダイレクトシネマ。
サウンドランドスケープとしても良い、お茶をもぎ取る音。機械の音。聞き取れない喋り声方言。…
犬が路上で遠くを見つめているところからゆっくり右に流していくとお婆が儀礼のように歩いてくる圧倒的な映像の魅力にペドロコスタの美しさを感じた。
最後に登場人物として立派な働きをしてくれた工場の機械た…
茶摘みより製茶のプロセスの方が面白く見れた。手際のよい反復はオーケストラみたいで気持ちいい。ポリフォニーというのかなんというか。違うか。
犬出すのはズルい。確信犯的。こっち(というか明らかにカメラの…
このレビューはネタバレを含みます
(2014/64分/DVD上映)
制作:内山丈史 監督:堀禎一
5月後半の、大沢での茶摘み、そして工場での製茶の様子を淡々と捉える。雨に打たれ霧に包まれた大沢の茶畑と緑に輝く茶の新芽の美しさに触発さ…
カメラの介在性を全く感じさせず。お茶づくりの過程を、茶摘みから丁寧に見せるようで全くそうではない(器械で何してるんかようわからん)のと、犬や所在無さげにうろうろするお爺ちゃんに笑った。マイク…
>>続きを読む画面に犬が出てきたら必ず犬を見てしまう。人を見ることよりも優先して犬に注意を向けてしまうのはなぜか。我々は犬に何を期待しているというのだろう。
淡々と繋がれていく製茶工程のショットは犬が出てこない…