hikarouchさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

見てから時間が経ちすぎていて、かなり記憶はおぼろげなのだが、、、


評判どおり、楽しい映画だった。レディ・プレイヤー・ワン、インセプション、トゥルーマン・ショー、マトリックスなどの名作たちのことを思
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

正直、めっちゃくちゃ大好物だった。見てる間ずっとヨダレ垂らしてた。(心のなかで)

でもこの映画を大好きと言ったり、傑作と褒め称えるのは、ちょっと抵抗がある。それがなぜなんだか、見た直後はよくわからな
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はちどり(2018年製作の映画)

3.2

すごい質の高い映画だと思う。見るタイミングが違えば、もっと心にぶっ刺さっていたかもしれないけど、なんとなく今の気分にはハマらなかった。

どことなく、良き日本映画っぽさ、是枝みを感じた。セリフだけでな
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.6

ヒメアノ~ルの、アイリーンの、そして空白の吉田恵輔監督作ということで、ビビって見始めたんだけど、拍子抜けするほどに爽やでアツいボクシング映画だった。

松山ケンイチがめちゃくちゃ良かった。あらためて、
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

すごい長い映画だけど、それ以上に要素の多いてんこ盛り映画だった。これだけのことを描くならこの上映時間もやむ無し。
ちょっと期待値の置き方が難しくて、クロエ・ジャオ映画とマーベル映画、7:3くらいのつも
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

過去作を見直して、ドキュメンタリーも見て、アゲられるだけアゲた状態で祭りに臨んだ。そして、なんか凹んだ笑。

この副題にやられたね。
カジノ・ロワイヤル、クォンタム・オブ・ソレイス、スカイフォール、ス
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.6

ノータイムトゥーダイの前にエモーションを高めるのに持ってこいですね、コレは。欲を言えば、インタビューに答えるクレイグの映像を見せてほしかったなあ。すっぴんでは映らないとかそういうコダワリなんだろうか。>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.4

まさかのレビュー700本目!思いっきり旧作!笑

復習兼予習シリーズ。

自分の初見時の感想が酷すぎて笑ってしまったんだが、でもさもありなん。これはスカイフォール以前の作品を復習してから見ないと、単体
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.2

復習兼予習シリーズ。

やはりシリーズの中でダントツの最高傑作。映画の品格が段違い。

トルコでのカーチェイス、上海の高層ビルでのシルエットバトル(ここはブレードランナー2049思い出した。こっちのが
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.3

復習兼予習シリーズ。

なかなか評価の低いクレイグ版ボンド2作目。

この邦題は、シンプルに誤訳では?Quantumって敵組織の名前で、たしかに「分け前≒報酬」的な意味もあるけど、どっちかというと「量
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.8

最終作前の復習兼予習開始。

あらためて、なんだかんだ楽しい映画だわ。

スーツも車もまーカッコいい。今作まではブリオーニで、次作からはトム・フォードになったんだね。
「クレイグはセクシーさがないし0
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.0

エンタメと割り切って見ればたしかに面白い。タワーという舞台設定も良いし、閉鎖的な空間の中で徐々に危機が迫ってくる絶望感は良いね。

けど今の感覚でみると色々ノイジーだなー。。

まず、中年・壮年世代の
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

これは全人類必修の教材なのでは。

映画的なエンタメというよりは、自分自身に内面化された古き悪しき固定観念や、社会通念について終始考えさせられた。

女は子を産み育て、外で働いてくる男を支えるもの。な
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空白(2021年製作の映画)

4.6

前半は予告編通り、いやそれ以上の胸糞展開で、登場人物の誰にも感情移入できずしんどい展開だったのに、後半になるとガッツリ感情移入して最後まで泣きっぱなしだった。。。すごい映画。。。こういう鑑賞体験はあま>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.7

なるほどこりゃヤベえ映画だ(ニヤニヤ)という感じ。

なんか、ザ・80年代って感じがする。子どもの頃に見た昔のとんねるずのコントと似た雰囲気を感じる。

松田優作、顔近いなー。こんな家庭教師来たらイヤ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.9

シンプルに絵がめちゃくちゃ良い、特に背景画の作り出す世界観が素晴らしいので、それだけで全然見る価値あるというか、見れちゃう。家のインテリアや家具、未来の東京駅とかすごい良かった。
ただ、個人的に印象深
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.4

好きとか嫌いとかを超越して、もの凄い作品だった。深く刺さる要素が異常に多く、感情がぐちゃぐちゃになった。

作りものとは思えないドキュメンタリーのような描写と、フィクションでしかなし得ないストーリーテ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.3

なんか最近タイムループものって海外も日本もすごい増えてない?

ハッピー・デス・デイとめちゃくちゃ似てると思ったけど、1つ、しかし決定的に違うのが、ループしてるのが一人じゃないってこと。
一人でループ
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とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

3.1

初のMX4D。6歳の娘と。

内容は、すでに配信で見ていたものそのまんまだったので、特段付け加えることなし笑。
モルカーたちが3Dで実物感あったのは良かったかな。

MX4Dは、なんだろう、後付け感が
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

2.0

某アトロクで大評判だった記憶があったので、とても期待して鑑賞。そして落胆。ぼくはこれ全然ダメだった。(この作品好きな人は、気分悪くなると思うので、以下閲覧注意で。)

やりたいこと、言いたいことは理解
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.4

これは評判以上の傑作ではないか!

序盤は、戦時下というシリアスな舞台設定ながら、ユーモア全開の軽いトーンで進んでいくので、これでいいのか?と思ってしまったが、後半から「んなわけねーだろ」とキツすぎる
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.2

このシリーズ、永遠に作れそう笑。(メインのシリーズはあと2作で終わっちゃうみたいだけど。)
個人的には、多分3,4作目くらいまで見た程度の知識と記憶、車も別に詳しいわけではないが、もはや走り屋映画では
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.7

かなり長い映画で、さらに登場人物たちのテンションが常に低めなので、特に前半は見るのに結構我慢が必要。(この作品の登場人物は、とんでもない大怪我をしても悲鳴はおろか声すらあげない。)
でも頑張って見続け
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

もっとエグい描写のある、目を覆うような作品かと思って勝手に身構えていたけれど、残酷描写などはほぼ皆無で、存外に良い意味で見やすい映画だった。

逆に、直接的な描写がないため、主人公がなぜここまで思い詰
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

人生とは何かについて、考えさせられる。
自分の人生を、周りの人たちを、もっと大切にしなければと思わされる。

生きていれば、何度か大きな喪失がやってくる。心にぽっかりと穴が空き、苦しい。
でもその穴を
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.2

見終わった後に知ったんだけど、これ半分ドキュメンタリーなのね。情報があんまりなくて全容を掴めていないけど、主要キャストは全員本人で、劇中で描かれる怪我や後遺症、妹の発達障害(?)、馬とのやり取りまで、>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

いやー最高ですね。映画を見に行ったのに、ライブに行ったような、舞台を見たような不思議な感覚。スクリーンに映るノリノリの観客たちが羨ましい。本物のライブに行きたいなー!

トーキング・ヘッズは、昔父親が
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンで、こんなにイチャイチャなラブコメを見せられるとは思っていなかった。ある意味すごい贅沢な映画。

そして予想を超えて激しめの下ネタ連発。子どもに説明に困るやつ。Cu
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

なんとなくナメてたけど、とても好きな1本だった。

自分が中学生くらいの頃の眠っていた記憶を掘り起こされたり、親目線で切なくなったり。

同級生がやたら楽しそうにしてるけど自分は全然乗れない感じ、めっ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.5

ガイ・リッチーのクセ!!

見ながら、これだけ監督の存在を意識させる作家もそうそういない。ああー、おれは今ガイ・リッチーの映画を見ているなーと終始そんな心持ち。

登場人物が多いし、何が起きたのかも小
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

古着屋、建物の上の階にあるカフェ、古本屋、入りにく過ぎるバーなど、これでもかとシモキタ要素を感じさせる場所で、良くも悪くも奇人としか言いようのない、クセが強い面々が繰り広げる会話劇に、ちょっと笑いつつ>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.0

「The Hate U Give」とかでも引用されていてずっと気になっていたけど、この度Netflix様が配信してくれたおかげでようやく見れた。見てよかった。

ヒップホップは浅い知識のみでこの辺の歴
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

2.7

この宮本という男を好きになれるかがそのまま、この映画を好きになれるかに繋がる気がする。

私は好きになれなかった。というか、許せなかったな、この男を。

自分の恋人がいる場で、我を失うほど泥酔してしま
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

2.4

西川美和作品を遡るシリーズ。

これは、終始、辛気臭い話。笑。

阿部サダヲと松たか子が、自分たちの小料理店を失ってから復活に向けて頑張る話なのに、全然このふたりに感情移入できないのが辛い。それは別に
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

3.9

色々この問題がアレな昨今、各所でオススメされていたので見てみた。

「LGBTQ」とひと括りにしがちだけど、たしかにこの頭文字それぞれで全然別物なんだよね。本人の性同一性と、性的指向とは別の話。なるほ
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