メモ魔さんの映画レビュー・感想・評価

メモ魔

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.6

グランツーリスモ

壮絶な人生を淡々と描くのは簡単だ。
事実にあったことをそのまま映像に起こせばいい。
素晴らしい作品とはその事実が組み上がる工程に【人間の苦悩】を描くことだ。

この作品にはそれを感
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

希望を持つことに手遅れがあるのか。
自由を志す心に躍動を与えるのは何か。
人が社会に復帰する上で必要な[生きる希望]を教えてくれる。
そんな作品だった。

詰まるところ人間なんてのはそう、
【頑張って
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.1

辛く苦しかった過去に宛ててアニメを作る。
それが誰かの心に届いて、いつか現実を生き抜く活力になってくれるなら。
それがアニメの存在意義だ。

これを教えてくれる作品だと思った。
以下この作品で心が動い
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

その当時、ナチス政権と戦争の時代。
誰の心にも存在したヒトラーの思想。この思想に形とコメディを与え、主人公の少年がこの思想と対話し乗り越えていく話。
そんな作品。
喜んで鉛玉へ飛び込む国民を前に、逃げ
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.9

人は理解できない事象に都合のいい解釈を構築する。
この作品で語られた人知の及ばないAIの行動も、命令から派生した[感情]に似た何かも、これから研究が進んでいくにつれ根拠と結論が結びつき解明されてしまう
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.6

親が子供にこうあって欲しいと願うのは、その子の将来を思ってだ。最愛の子に嫌われようとも、子を想い、厳しいしつけを行う。
忘れてはいけないのは、厳しいしつけの裏には愛情が隠れているということ。
しかし忘
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

人それぞれが心に秘める正義がぶつかる壮絶な時代。
その中で確かに育まれた愛情のバトン。
環境に恵まれずとも、時代に恵まれずとも、現代に引き継がれた愛情はその昔も確かに存在したと。確かにそう思わせてくれ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

コメディに特化した映画でここまで笑ったのは初めてかもしれない。
なぜ笑えるかって?千葉県民やからや

日本全国探しても千葉県民と埼玉県民にしか分からないようなネタをぶち込んでくれるあたりが最高に好き。
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

諦め続ける幸せか
新しい芽に水を与え続ける過酷な幸せか。
どちらも幸せ、
それでも人生有限なんだし、平凡で横ばいな幸せより新しい自分をこじ開ける道を選びたい。

凝り固まった古いしきたりに新しい暴風を
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

ミュージカル映画としてこれは見ておかなければと思い至り視聴。

結論からいくとかなり理解に苦しむ作品だった。
映画とは監督が視聴者に伝えたい思いをストーリーに載せて拡散するための手段だと思っている。
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ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

3.9

周りが作った自分と、自分の望む自分。
その乖離に誰もが苦しむ青春時代。
あの頃自分の支えになってくれた
恋、友情、そして家族からの愛情。
それを再確認させてくれる作品。

ミュージカル映画本当に好きだ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.1

人が優しくなれるのは、優しくされなかった経験をしてからだ。
本心からの共感は、それ以上に自分が傷付いた思い出から生じる。

[あなたは落ち込んだ人を前に、どこまで優しくなれるだろうか。]

人が助け合
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アラジン(1992年製作の映画)

3.6

お〜、魔法の洞窟に連なるライオンの入り口ってあれ、ランプがある洞窟なのか、、。

生きるためにやる盗みでも、だめなものはだめだ。
それは逃げだ。楽をしようとしてるだけ。
みんな生きるため、そして秩序を
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ターザン(1999年製作の映画)

3.7

キングダムハーツに出てきたカバって原作にも出てきてたんや!笑

種類の壁を越えるのって大変だよな。
同じ人間同士でもわかりあうのに長い時間を有するのに。
その壁をゆっくらでも愛情が崩していく過程が見え
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.2

動物のCG化をかなりリアルに寄せたことでディズニーが得意としてる
[表情を体全体で表現する]
って部分が損なわれてしまってる気がする。
ディズニーアニメーションには骨格が歪むほどに感情が顔に出る演出を
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ムーラン(1998年製作の映画)

3.3

キングダムハーツでしかプレイしたことなかったからどういう経緯でムーランが男装して兵士になったのか知らなかったんだけどそうか。
親父を徴収令から庇うために自分が出兵したのか。
プリンセスはみんな心が綺麗
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

アビーのキャラ好きすぎるんやが笑笑

さすがの映像美だな。

私はやりたいことをやりたいだけやるの。
ただ、そう自分のやりたい事を決めるのは親だけど。
か〜。親は生まれた時から息子娘の事を見てるからど
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ヘラクレス(1997年製作の映画)

3.4

1997年の映画だから違和感あるかな〜思ったけど全然そんなことないな。
アニメ映画のいいところの一つだと思う。
昔の映画は昔の映画で色に重厚感があって良い。
特にディズニーみたいな
[感情を全力で形に
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.3

か、かわいいー!!!!
静かに聞いていられればね?
ってお父さんが言った後のアナの口ふっくらするやつかわいいー!!!!!
幸せすぎんかこの家族、、、

歌は良い。んだけどエルサが旅に出ようとする根拠が
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.8

与えられなかった子との関わり方って難しい。
なにか目に見えて秀でてる人間ほど脚光を浴びやすいのが現実だ。
でもこの映画が伝えたい部分はそんな浅い部分じゃないと信じたい。
ミラベルの家族には一人一人魅力
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

モアナと伝説の海

モアナのちっちゃい頃可愛すぎる笑
周りにいる男の子たちもおばあちゃんの昔話聞いて気絶しちゃうのかわいすぎか笑
やっぱディズニーって感情をシンプルに映像に起こすのほんとうまいよな〜。
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.9

[私は私が嫌いでも、そんな私はあなたが大好きです。]
自分自身のことを好きになれない2人が、互いを好きになることで支え合う。そんな話、、かな。

石田の自殺未遂から始まるこの話。
自分が死ぬ前ってのは
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.3

ゾンビ映画っていつから内容なしのアクション映画に成り下がっちゃったの?

つまらないとかのレベルじゃなくて、
こんだけ名のある監督と俳優女優を使って、こんなに演出も良いのにここまでひどい出来になるのが
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.6

テンポは良かった。
日常の中に漂う不可解なニュース。
その臭いからグッと非日常にシフトするシーンで一気に映画の世界に引き込まれた。

自分が今までに見たゾンビ映画といえば[バイオハザード]くらいだし、
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【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

4.2

嘘を嘘でベタ塗りする主人公が、自分のキャンバスに愛の色をもぎ取った話。

そして、その子らが愛の色を滲ませていく話。

そのプロローグ。

簡単にいくとこんなところか。
1話アニメ放送だったけど確か映
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

映画を見るのはなんだかんだで2ヶ月ぶりくらいか。こうやって感想書くのがちょっと懐かしい。

原作を読んだのは、小学校の頃おじいちゃんが誕生日プレゼントに全巻買ってくれて読んだのが最初で最後。
超が付く
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街の灯(1931年製作の映画)

3.3

80年前の映画。
この頃はまだモノクロ映像の時代か。
カメラの受光量ダイナミックレンジが小さいからか朝や昼、夜の違いが映像からは読み取れない。
それか撮影時に使用する光源の出力調整ができないためか、、
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.7

青春豚野郎の総決算。
思い出が失われても、何度でも先輩と初恋をしたい。そんな咲太の決意が見えて良かった。最後のシーンめちゃくちゃに泣いた。

アニメ見終わってなっっっっかなか映画に手が出せず早3年、、
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.3

マフィアのリアルを描き切った作品。

裏切りと復讐が跋扈する世界で、それでも自分のファミリーを守るために自分の心を壊していく2代目ゴッドファーザーマイケルの姿が印象的。

それにこの映画からは、いくら
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

[お前にはどうせできない。]
が科学により証明されてしまう世界で、自分の運命に抗う男の話。

ヒトについての研究が今後も加速を続ければ、いつかこんな世界が来てしまうのかと考えると恐ろしい。
人が頑張っ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

この映画、絶対2回見た方がいい。
1回目は予習くらいに考えて見るのが良い。
衝撃のラストを知った状態で見るヴァーバルの事情聴取は圧巻。
どこまで見えてるんだこの男、、、

--------------
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.6

子育てにおいて愛情は最も重要なものの一つだけど、愛情だけで子育てはできないんだって部分を強く教えてくれる映画だった。

この作品は、平均よりIQが低い(障害者といえばすんなりと伝わるのかもしれないが直
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

最高の映画だった。
笑あり涙ありってよく映画広告で使われるけど、この映画以上にその言葉が似合う映画に俺はまだ出会ったことがない。

ぜひ世の中の学長に見てもらいたい作品。
学生が学ぶのは勉学でなく、自
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.3

人の一生を描く物語の後半ってどの映画でも哀愁があって良い。
その哀愁をキャラクターと一緒に感情移入しながら味わうことができる。
この映画も、主人公トト=サルヴァトーレが30年ぶりに故郷へ帰り、活気を失
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.2

名作と名高いから批判するのはちょっと怖いが。

不快だった。
これが世代ギャップか。1978年はこの映画が国民に刺さったのか。はたまたまだ自分の感受性がこの映画に追いつけていないのか。とにかく良い映画
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

まずはさすがのディズニークオリティ。
感情豊かなキャラクターに乗せて展開される物語は見ている人に没入感と感情移入を誘発させる。クスっと笑えるシーンもクオリティが高い。大人だけ笑えるネタを使わず、子供か
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