1234さんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

公開二日目夜、先程さっそく観ました。
アカデミー賞受賞作で文句なしです。
それだけは確実です。

でもやはり日本人ですね。
わかっていても、
日本の投下先を決める選定会議で広島が選ばれたシーンと、
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

5.0

騙されたまま生きてる方が
よっぽど幸せな時間を過ごせることを、これでもかと教えてくれる作品でした。

誰も裏切っていないのに、
互いに騙している。

ラストで米軍機が低空飛行で飛んでゆくだけで、
日本
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

スタスタスタスタ…👣

ガララッ(👈窓を開ける🪟)
スゥゥゥ…

「ナスゥタァァシャァ❤️
キンスキィィィ❗️❗️❗️」
(ワンワンッ)

ピシャッ(👈窓を閉める🪟)


ふう…収まった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

めっちゃええやん!

IMAX最高やーん!

なんでもっと早く観なかったんだろう!

続きを絶対観るやつやーん!

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

最高かよ。

観てくださいとしか。

「惑星は自身の軸の周りを回転しながら、また中心に位置する天体の周りを旋回するが、それと同様、個々の人間も自分固有の人生の道程を歩むとともに、人類の発展の歩みに与し
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

今年の最後に、
今年最高の作品に出会えました。

わたしごときが、
この映画の感想を書くなんて、
おこがましい。

この良さはもう、
言葉にできない。
ああ、浸みこむ…


女将
「なんでみんなもう、
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ナポレオン(2023年製作の映画)

5.0

これ以上何をお望みですか?

凄いものを見てしまった。

12/1初公開日ナイトに見てしまった。
そしてその足でいま大宮の伯爵邸で夜更かししながら、興奮のまま書いてるので、大分勢いで書き残します。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

「内容がよくわからない」という感想をよく聞きますが、
「もしや本気の宮崎駿なのかな?」が映画から伝わってくるだけでも、映画館で観ておく価値は十分にあると思います。

話の内容は、宮崎さんの詩的な世界な
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

え。普通にめっちゃ面白かったんですけど‼︎

カリオストロ・ルパンなカーチェイスから、オリエント急行の贅沢な廃車(笑)

ヴィラン(この言葉、いつから定着した?)のアジア系の女の子もめちゃくちゃ良かっ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

極限の家族再生物語。

家族仲に不安多ければ多い人ほど、
観たら家族に会いたくなる映画だと思います。

前半15分くらいは、少し駆け足なので世界観に慣れるまで混乱するのですが、
そこからは一気にわかり
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

5.0

池袋、新文芸座にて。

1メートルの舞台を、2時間かけてゆったり歩くと、
「歩く」という行為の意味が変わるのですね。

この映画が12章にも分かれているのは、主人公の意識の流れを丁寧に追うためだと思い
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

5.0

見ているうちに自分が
「詩を書きたいのに、上手く書けないAI」
に思えてきました。

“毛虫にとって最期の姿を蝶と呼ぶ“

言葉で一体感を得るのは、
冒頭のダンスのように、じつは簡単で、
自分が経験し
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

感想が追いつきません。

ええ。泣きましたとも。


ひとつだけ、
何かコメントをと問われたならば、
東海テレビのクルーは、
日本一の審美眼を持った集団だということです。

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

5.0

上映後の挨拶で、終始だらけていた脚本の、いまおかしんじさんが、ふと真面目に思い出した話をしてくれました。

外でお酒を飲みながら酔っていたとき、ひとりのホームレスの人が近寄ってきて、「いまおか監督です
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

映画を観終えて、駅のホームまで来ると、たくさん話しかけてくるアナウンスが、いかに誰にも話しかけていないかがよくわかります。

わたしもふだんたくさん話しますが、じつは何も話していないのと同じだと、思い
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

5.0

アレサフランクリンの教会⛪️での、ミニコンサートの記録フィルムです。

地元の合唱隊を引き連れて、小さな教会で2晩だけ歌いました。

いちおう礼拝なので、おじいちゃんおばあちゃんがいるのですが、よく見
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浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

ごめんなさい。
舐めてました、劇団ひとり…

Netflixの豊穣な資金と、柳楽優弥の神演技を差し引いても、原作への最大の敬意が、映画の細かい所作やシーンに透けています。

余計なところがいっさいない
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

先ほど、京王線で事件がありました。

ハロウィンで、ジョーカーの仮装した男が、ナイフで乗客を刺し、液体を撒いて、さらに車内に火を点けました。

ツイッターには、足を組んで窓の外の聴衆をたしなめるように
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

5.0

とんでもない凄まじい映画に出会ってしまった。

圧倒的過ぎる。

高崎のミニシアター(シネマテークたかさき)で、たまたま時間潰しに映画に入ったら、本日初日でした。

こんなフィルムが2019年まで公に
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

5.0

とりあえず今年イチの映画が決まりました。

ジャーナリズム映画の歴史を、確実に塗り替えたと思います。

それだけルーマニアの腐敗がひどいということですが、他人事ではないと強く感じます。

大事なのは、
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

素晴らしい映画でした。

この映画を観たあとでは、紫式部は、ほんとは『源氏物語』で女性同士のことを描きたかったのではないかと思えてきました。

男性は生命力を演出できますが、生命を生み出すことは決して
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

脱帽です。
脳ミソごと、脱帽です。

目的地もなくフィルムを回して、それが映画になってる。

「作り物じゃない映画」
矛盾にみえる文ですけど、現実に存在しています。

本物はことばを超えている。
だか
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はちどり(2018年製作の映画)

5.0

東宝のレイトショーでいま観てきました。

はじめのシーンから最後まで、ずーっと心がチリチリと音を立てていました。

ハチドリに代表される「ハミングバード」という最も小さい鳥は、太古のむかしは巨鳥だった
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

5.0

先ほど観てきました。

神さまが人を救うのではなくて、
人が神さまの役割を担って、神さまを自由にしてあげるんだなと、改めて感じます。

作品はずっと、青と赤のカラーがパトカーのサイレンよろしくクルクル
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

観終わったとき、体の半分が砂になって、気がついたら、夜の波に静かにさらわれていた、そんな気分です。

とても清々しい、得も言われない感じです。

あとには余計なものが削ぎ落ちた体が、ハリガネみたく残っ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

5.0

ずっと映画化を待ってた伝説漫画が、あっためられて、行定監督に調理されるならば、観るしかないです。

先ほど、錦糸町のレイトショーで観ました。改装前の映画館には、わたしを含めて客は10人も居なかったです
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

5.0

(先ほどまで、わたしがフォローしている方と、コメント欄でやりとりしていたら、図らずもこの映画のレビューが出来上がってました。
感謝を込めて、以下に転載します。)

[以下転載]

是枝監督がほんとうに
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

5.0

公開二日目に、池袋よさこいをかき分けて、映画館で今しがた。

最高です。
レビュー書くのが、ばかばかしくなる。

変なこと言うようですが、自殺を考えるのがばかばかしくなるのは、きっとこんな感じなのだろ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日のレイトショーで先ほど観ました。

スコセッシ渾身の力作と言えると思います。

「棄教」とは、外圧に屈することでも、内心を回心することでもない。
なにかを「信じる」ための心、そのものを棄て去る
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

公開二日目に友人と映画館で観ました。

素晴らしい。
素晴らしすぎる。
庵野監督はほんとうに天才というほかありません。

ことばを発するのも畏れ多いぐらいですが、抑えられません。

この作品には日本人
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

SFと現実の世界が、首都高から一般道にいつのまにか下りるときのように、静かにつながります。

人を苦しめるのは、実はその人の良心なのではないでしょうか。

古代も未来も、人が生きる限り変わらないものが
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