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アフター・ヤンの1234のレビュー・感想・評価

アフター・ヤン(2021年製作の映画)
5.0
見ているうちに自分が
「詩を書きたいのに、上手く書けないAI」
に思えてきました。

“毛虫にとって最期の姿を蝶と呼ぶ“

言葉で一体感を得るのは、
冒頭のダンスのように、じつは簡単で、
自分が経験してきた既存の言葉の一体感に、
身を任せればいい。
だから言葉は、すぐに出せる。

言葉はすぐに出るけれども、
それが詩になるのは時間がかかる。
お茶の味が出るように。

メロディーになるには、
もっと時間がかかる。
ヤンの秘密が、
ヤンの後の人によって語られるように。

メロディーになりたい。
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