愛する時と死する時の作品情報・感想・評価

『愛する時と死する時』に投稿された感想・評価

サークが凶悪なのでは無い。戦争が凶悪なのだ。
サークが無慈悲なのでは無い。歴史が無慈悲なのだ。
サークの底意地が悪い訳では無い。神の底意地が悪いだけなのだ。
ラストの幸せの絶頂から不幸のどん底、ある…

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愛と死は振り子のように。どちらも手ぬるく描いたりはしない。ストレートなメロドラマでありながら甘っちょろさは欠片も無く、その平行線上で血と暴力に塗れた戦場の地獄を徹底的に描いてみせる。腐敗して黒く変色…

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ビンを落として割り、グラスを投げて割る。爆撃で建物が破壊されていく。モノが壊れる様子で愛情も描けば死も描く。2時間強全力でタイトル回収を強烈なショットとアクションの積み重ねで行なっていく。とても凄い…

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apple

appleの感想・評価

3.8

冒頭とラストの戦場のシーンで、メロドラマの部分を挟む事で戦禍での愛の存在が強くなる。死と隣り合わせでも、未来に希望を持ち未来を描くことの尊さ。
ラストは恩を仇で返されたような形だったけど、彼らがした…

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メロドラマにも関わらず、戦場の悲惨な血生臭さを隠すことなく描いていて素晴らしかった。愛と死が常に隣り合わせになっている戦時中にあって、彼らが愛を交わす瞬間には必ず死の匂いがする。その象徴としてのラス…

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石口

石口の感想・評価

4.0

爆撃を受けて瓦礫の山と化した街の描写が鮮烈。防空壕に逃げ込んだ人々をカメラが追うシーンが素晴らしく、多くを語らずとも戦時下を生きた人々の生々しい情感が伝わる。メロドラマとしてもよくできてるが、理不尽…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.1

反戦映画といってもダグラス・サークだけに相当、メロドラマ色が強い作品。正直、この監督に向いている題材かどうかはよく分からない。脚本がどっちつかずでバランスが悪い。🤷‍♂️

テクニカラーのケバケバし…

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RIO

RIOの感想・評価

3.8

戦争を見逃すようなら神は存在するわけないと言うエルンストに教授は神は悪くない 戦争を始めた人間が責任を負うべきなんだと諭す

爆撃で焼ける家から彼女の大切な物を選ぶ選択
行く宛がなくなり同じ焼け跡で…

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leyla

leylaの感想・評価

4.0

戦争もので、いつもの鮮やかなカラーは封印され、メロドラマ要素も少なめ。でも、まぎれもなく清く美しいダグラス・サークの描く反戦、反ナチス映画だった。原作は『西部戦線異状なし』のレマルクによるもの。

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