映画の冒頭と掉尾に置かれた、死のイメージを纏った前線のシーンが、一時帰還した兵士によってメロドラマの核を構成する銃後の生活と地続きとなり、手から零れ落ちて川面を流れゆく手紙のラストショットの刹那に愛…
>>続きを読む捻れなき恋愛映画
傑作です。やっぱり一番好きな監督かもしれない。
第二次大戦中、ドイツ兵の青年が3週間だけ独ソ戦線から帰郷する。空襲で荒廃した街で両親を探しながら、偶然出会った女性と恋に落ちるが…
第二次世界大戦時のドイツ軍の一兵士の目線からの作品でなかなかの良作映画
(ドイツの兵士目線の作品は意外と少ないかと)
戦争末期、ドイツは劣勢に陥るが半ナチスの言動は禁じられていた=ゲシュタポによる…
このレビューはネタバレを含みます
【空爆】2023年15本目
第二次世界大戦時、対ロシア東部戦線。敗戦の色濃く疲弊した、ドイツ軍に従事する主人公(ジョン・ギャヴィン)。
2週間(3週間?)の休暇を得て故郷へと戻り、両親を訪ねるも…
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-562 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋ダグラス・サークの後期の作品。アメリカが第二次世界大戦の敗戦国ドイツの立場に…
『〈戦争責任〉とは何か』(中公新書)で読んだ通り、善玉と悪玉のドイツ人が描かれている。ナチスは悪玉、国防軍はまだマシな善玉。戦争を描くのは不可能だ。陳腐なメロドラマにしてはいけない。この映画はダメだ…
>>続きを読む三週間のうちに一生分生きることになる男、空爆が終わってから家のガス栓が気になりだしたのを見て、生活が戻ったというのとか、100kg超えの妻を探す旦那さんとか、有産階級しかいけないようなホテルのディナ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「花が咲いてる、ずいぶん早いわ、ここだけよ!」「古屋が空襲で焼けて、その熱で早く咲いたのかな」「木は半分ないのに関係ない顔して咲いてる」「僕らもそうできたらいいの、エリザベス…人生を信じるんだ」「戦…
>>続きを読む 初のダグラス・サーク監督作品
『パルプフィクション』のダグラスサークステーキで知り、映画雑誌で町山さんも紹介していました。
最近では濱口竜介監督が影響を受けているメロドラマの巨匠。
戦争の休暇…