justiceviceさんの映画レビュー・感想・評価

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波影(1965年製作の映画)

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イントロもラストも自分のツボを突いたメタファーがあるも、話し自体はシスターフッドや乱れるバリのメロドラマ。天然なのか、鈍感なのか、あーちゃんの自覚症状の無い純粋無垢っぷりが、狂気かつ凶器。影も上手く使>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

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音や音楽の使い方が上手いと思った。頂点が赤になる部分で、短編として、あそこまで終わっても充分。普遍的な日常、生活を全面に出す事で冗長に感じる箇所もあった。ラストに現代パートを持ってくるのであれば、民族>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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リンゴから始まるより神話色が濃く出た作品。思ったよりイモータンジョーとの絡みがなく、前作の私の事覚えている?は何処にかかるのだろうか?あとフュリオサママがカッコ良かった!左利きのスナイパー!

重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス(1973年製作の映画)

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再鑑のはずが全く覚えてねぇ!クラッカーとごっちゃになってたかな?

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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タルコフスキーの映像記号+長回し=映像叙事詩。風の視点を彷彿させるキャメラワーク。ゴダールの影響が出てた頃の黒沢清的でもあるが、(だるまさんが転んだの長回しなど)青山真治的でもある。外部からの他者が入>>続きを読む

バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

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移民や取り巻く現実社会より人間の内面を描いていると思う。政治的な活動に批判的だったのに、テロと言う政治的な、そして最悪の選択をしてしまう。人生は時代や社会に翻弄され、その都度、選択を迫られてしまう連続>>続きを読む

No.10(2021年製作の映画)

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51%のアラン・レネと49%ホドロフスキーのクローン(半分)人間が熱中症になり水分補給の際、誤ってレッドブルを摂取してしまい、高くなったテンションをチルする為、大麻をキメたが、バッドトリップをしてしま>>続きを読む

真実の囁き(1996年製作の映画)

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#ずっと見たかったが、なかなか市場に出回らず、ひょこんとした事からラブリープライスで入手するも配信されてたガッカリ感にそろそろ名前を付けたい。
物語の導入がファーストカウにそっくり!カーライトは絶対こ
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慟哭(1952年製作の映画)

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期間限定配信、滑り込み鑑賞。
若さ故の未熟さを奔放と捉えるか?
おそらくは、どんな時代にでも、どんな国でも、どんな現場にでもある話しなのでは。そこにあるガジェットや娯楽が異なるだけ。リメイクしたら大変
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夜をひらく 女の市場(1969年製作の映画)

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タイトルバックは当時、斬新だったと思う。色彩重視感に清順イズムは感じるが、話しはゲスな女衒モノ。今回も山本陽子特集の割には出番少なめ。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

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「不吉な兆し」
胸騒ぎから胸糞悪過ぎ。
ファニーゲームは直球だけど、これは変化球で、助走も長く破壊力もある。ジワる。

狼たちの影(1975年製作の映画)

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親父の復讐モノの邦題に狼を付けるのは間違ってないが、ビデオには狼の「お」の字もない為、ここまで辿り着くまで大変だった。

怒れ毒蛇 目撃者を消せ(1974年製作の映画)

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スライのコブラの原作は逃げるアヒルだが、原作をガン無視した自由主義主観に基づくモノで、本作の方が元祖マリオン・コブレッティ的な。山本陽子特集枠で拝見しましたが、主役ではなく、サブで重要な役どころ。

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

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「nuclear Prometheus」
favorite film!
ブルーレイになってたので購入、再鑑。
ホラーではなく、ポリティカルとしては弱く、sfとしてはヨゴレ、あくまでも荒唐無稽のライン
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愛する時と死する時(1958年製作の映画)

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サークが凶悪なのでは無い。戦争が凶悪なのだ。
サークが無慈悲なのでは無い。歴史が無慈悲なのだ。
サークの底意地が悪い訳では無い。神の底意地が悪いだけなのだ。
ラストの幸せの絶頂から不幸のどん底、ある意
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自由の旗風(1955年製作の映画)

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16:9のシネスコ、(ボーダー部分が太い気がするが)終盤の川の流れがマッチしていたので、もっと見たかった。

心のともしび(1954年製作の映画)

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天は全て〜の雛形の様な、と言うか一卵性双生児以上クローン未満作品。最後の最後でハッピーエンドをぶち込んで来て、キリスト教的には正しい作品かもしれないが、大きく肩透かしを喰らい、ご都合的で辟易した。成瀬>>続きを読む

フリークスも人間も(1998年製作の映画)

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絢爛たる妖艶!元の状態が悪いからか傷も散見されるが、それすらも愛おしい。ラストはMAT母に対するオマージュかな?フェティッシュ/スペクタクル/キネマトグラフ/

泥酔夢(1934年製作の映画)

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国内盤が無いからe-bayでアメリカ盤を落としました。マスゲームは圧巻されるも顔だけのショットはちょっと怖い。そこはかとなくクレマスター1を彷彿。しかし泥酔夢の邦題、魔の巣以来の素晴らしい出来映え。

アムステルダム無情(1988年製作の映画)

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冒頭の水中からの視点、タイトルバックも水の様になってて技あり。しかも橋に吊るされた惨殺死体に気づかず社会科見学のガキが乗る水上バスがバッテングして売女は2度死ぬ!ガキ阿鼻叫喚!数々の殺しのテクニックも>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

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「サイコピノ:強欲死すべし」
変な映画だった………。マーケティングはノワールで、大薮的なハードボイルドかと思いきやコンゲームだったり。しかし、どれをとってもジャンルとして弱く、ノージャンルのオリジナル
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デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

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久しぶりに見たいなぁ〜と思っていた矢先にブックオフの200円ワゴンセールで発見しサルベージ。

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

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連続鑑賞。結構甘々!でも悪くない。コナン上映時に公開をブツけるアティチュード、タイタニックを地上波初放映の時、借シャキング金を裏でブツけてきたのに近いかもしれない(多分違う)

クラユカバ(2023年製作の映画)

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大正浪漫、シルバー仮面、帝都大戦、
ハードボイルド探偵!最高過ぎる!二部作に共通して出てくる魔物(列車の正面プリントと水が口から出て来るマーライオン的なやつ)フリードキン版の恐怖の報酬へのオマージュか
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

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ラップユニットのメジャーデビューやMCが俳優業に進出するのは珍しくないが、MOROHAのメジャーやアフロの俳優業には驚かされた。震災と言うデリケートな話しが軸になってても上手い作り。テオレマの法則、神>>続きを読む

The MC Why we do it(原題)(2005年製作の映画)

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26世記青年でファッションや喋り方がラッパーぽく、それがバカっぽくなってたので真面目にラップの歴史モノを。音楽がdj honda、エグゼクティブプロデュースにクインシージョーンズ、出てるMCも豪華メン>>続きを読む

26世紀青年(2006年製作の映画)

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ネットワークが真面目な作りだったので、久しぶりに鑑賞/爆笑。エンドロール後の本当のラストも良いし(初見時にはスルーしていた)チャプター画面もバカっぽくて好き。
あの国章、右に札束を持ってるけど、コンク
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ネットワーク(1976年製作の映画)

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ルメットの生真面目さが如何なく発揮された作品。コメディ要素もあるのだが、社会派としての手堅い作り。パンクアティチュードなメッセージが最も簡単に取り入れられたりするのも、カウンターカルチャーが資本主義に>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

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「仮族・交3ツ人(交殺人)」
いささか不幸のご都合主義ではあるが、見事な出来映え。日本の配給の半地下の方がマシはパラサイトの客層を視野に入れていると思われ、それを期待するといい意味で裏切られる。個人的
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L.A.スクワッド(2020年製作の映画)

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エアーだし期待してたけど既視感あるギャングもの。違うのは劇中流れるのがブーンバップラップではなくトラップ位。サグライフで家族だの子供だの、それ自体が矛盾してるし、敵役のコメホの方が悪魔崇拝で家族もなく>>続きを読む

ネイルズ(1992年製作の映画)

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「警視D•フルチン刑事、見参つかまつり候」
腕に自信のある殺し屋が幾度となくホッパーを殺し損ねる。しかも相棒まで殺され、ここでホッパーと対になるのだが、お話は別へシフト。悪くないけど、この2人の関係に
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

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欲望の沼!旋回する悪夢計画。サイードにおけるオリエンタリズムやキャピタル批判、スピリチュアルにマンソンファミリー的行動、SF。そしてハードコアなブニュエル。美術はPOSS ≡ ƧƧORを継ぐ形で活かさ>>続きを読む

吸血鬼(1932年製作の映画)

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恐ろしさと美しさ。そこにあるヤバさ。
映画婆裟羅!

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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「記憶の旅」映画愛で映画は作れる。しかし、面白いかは別。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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"死を与えるには過剰過ぎて、
この世の破壊者になるには弱過ぎる"
音の使い方、幻想の入れ方などにスキルを見せつけられるも編集はいつも通り。時系列もややこしい。自分が犯した罪で結果同情されると思ってるの
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