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愛する時と死する時のRIOのレビュー・感想・評価

愛する時と死する時(1958年製作の映画)
3.8
戦争を見逃すようなら神は存在するわけないと言うエルンストに教授は神は悪くない 戦争を始めた人間が責任を負うべきなんだと諭す

爆撃で焼ける家から彼女の大切な物を選ぶ選択
行く宛がなくなり同じ焼け跡でも優雅にいられると美術館へ行こうと選ぶ選択

エルンストとエリザベート
明日をも知れぬ命なのに そうだからこそを選んだ2人に与えられた永遠に変わる短い時間が切ない

総統に近い者ほど正気を失っている
人を殺して良いのかと葛藤しているエルンストの叫びは世界の何処にも届かない
軍人としての彼の選択はあってはならないものかもしれない
そうであったとしても人間として有りたかった

エルンストの手の内には尊厳が残る
衝撃だった
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