すごい。これはすごい。ほんとうにすごい。震えた。この荒々しさと瑞々しさは狙って撮れるものじゃない。しかしラストの鉄道のショットで、この人は"撮れる”人なんだと思わされてしまう。ジョナス・メカスの映画に>>続きを読む
個々人の表情はとてもよく撮れているし、単純な物語をあえて複雑に撮っているからこそラスト・ショットの痛快さが際立つ。とはいえ、あのスローモーションはいらなかったと思う。
2020年の春が一服したころの、コロナ禍が日常化した時期の何とも言えない鬱屈とした雰囲気がとてもよく撮れていると思う。内容や撮影云々ではなく、単に雰囲気がよく記録されている。
1ヶ月ほどバタバタしていて全く映画を観られなかったので、リハビリに短編を何本か観るところからスタート。
街の撮り方が完全にヌーヴェル・ヴァーグで、特に冒頭のシークェンスは明らかにトリュフォーの影響を受>>続きを読む
ロッセリーニ メルヴィル トリュフォーを知ってたんでしょ?
そう 友人だった
決して忘れない
ゴダールでこんなに泣いたのはじめて。
イマージュを持たない文書として立ち現れた国家をイマージュに還元する作業を悉く見事にやってのけたという意味では、「大島渚はジャン=リュック・ゴダールに近い領域にいる」という評価は決して言い過ぎではないと>>続きを読む
撮る-撮られること・見る-見返すことの暴力的なまでのエロティシズムと、それを補完する正面からの切り返し。フレームをきっちりと確定させるかっこよさ。小西真奈美の美しさ。などなど、見どころはあるんだけど総>>続きを読む
初クリストファー・ノーラン。
それぞれのシークェンスを放射状に結んでいく過程で作品の全体性に対する操作を無効にすると言う意味で、ノーランは政治的な監督なんだとは思う。
彼はショットに全く興味がないんだ>>続きを読む
イングリット・カーフェンの淡い歌声とレナート・ベルタの甘美なキャメラ・ワークに思わず身を委ねてしまう、この悦楽こそ、まさにダニエル・シュミットという体験に他ならない。
おもしろかったんだけど、若干拍子抜けしてしまった。ダニエル・シュミット特有の酔狂な幻惑という感じがなく、普通のファンタジー映画になっている。
冒頭だけ観てあと爆睡しちゃった。
ブッシュ嫌いなのになんで観ようと思ったんだろ。
俺、多分こういう風に生きたかったんだと思う。
「誕生日は確か冬だぞ」のあとにケーキぐちゃぐちゃにするところ好きすぎる。
これを1982年に撮ったというのがすごい。ヒッチコックとスクリューボール・コメディとB級フィルム・ノワールへの愛に溢れている。
トリュフォーの遺作が正真正銘の"ハリウッド映画”だったというのは泣ける。
2回目
この映画を観ていたら、無性に駄文を連ねたくなった。
https://note.com/yathcabforcutie/n/neceddd80e13d
1回目
フレームという概念や映画の>>続きを読む
文化は規則だ
そして芸術は例外だ
皆、規則について話している
タバコ、コンピューター、Tシャツ、テレビ、観光業、戦争
誰も、例外について話さない
それは話されなかった
それは書かれたフローベール>>続きを読む
めちゃくちゃ良い映画なのはわかるけど、なんかノリきれなかった。
多分だけど、エリアス・ケレヘタが切った後半の90分まで観ないとよくわからないんだと思う。ディレクターズ・カットのオリジナル・ネガとかマス>>続きを読む
どことなくジャン・ルノワールっぽい(ロケ撮影のせい?)。『奇跡』の対極にある映画だと思う。
あー!!!!もう最高!!!!!
ジャック・リヴェット愛してる!!!!
セリーヌも愛してる!!!ジュリーも愛してる!!!!
全部全部最高!!!!
2人みたいに全部笑い飛ばして音楽掛け替えて勝手にダンスし>>続きを読む
役者の良し悪しは置いといて、映画としてかなり上手いと思う。
ショット・サイズの決定が悉く成功しているし、目線の使い方が上手い。ストーリー自体は代田橋やら早稲田やらで100万回くらい見たような光景なんだ>>続きを読む
なんでこんなに泣いてるんだろう。
別に"泣ける映画”でもないし、泣かせにくる要素も1個もないのに。
それでも、爆笑しながら嗚咽しまう。
本当に死にたいときに命を救ってくれる映画って、こういう映画なんだ>>続きを読む
ヴィンセント・ミネリかと見紛うほどの表現主義的な色彩感覚。ガン・ファイトの撮り方が抜群に上手い。のちの三部作に見られるような美意識も随所に隠されていて、画面作りがとにかく見事。
どうやら俺がはじめてのMarkらしい。
70分の短縮版を字幕なしで鑑賞。
そもそも"SF西部劇”というジャンル自体が意味不明なんだけど、計245分ある連続活劇を70分に短縮したこともあって、ジャック>>続きを読む
いや、もう、だからさぁ…
死人出るからやめようよファスビンダー上映するの…
ゴダール節が炸裂しすぎていて、はっきり言って評価不能。神社の御祈祷と同じで、もはやそれを浴びることに意味があるんじゃないかとすら思えてくる。
映画というよりは映画の制作途上で残した写真や文章のコラー>>続きを読む
これ映画になってたんだ。
個人的にはバンドという形態がひとつの頂点を迎えた瞬間だと思ってる。
死ぬほど笑ってしまう。これはコメディ映画だと思う。ラウール・クタールが本人役で光が云々とか言ってるのがまずおもしろいし、オチが「MGMが買った」なのもおもしろすぎる。
多分ゴダールはワーナー・ミュージ>>続きを読む
これぞ、ニコラス・レイ
これが、ニコラス・レイ
本来はもっと違う構成だったらしいけれど、それでも輝きが失われていない。
スタジオ・システムの大量生産の商業映画の制約のなかにあって固有の輝きを見せるニ>>続きを読む
見ること=発見すること=獲得すること=子供たち と 読むこと=書くこと=知ること=大人たち の対立