タイトルだけを見れば、企業のコンピューターシステムを破壊するハッカーの映画かと思いきやさにあらず。
乱暴な言動、行動が抑制できない子供のことをいうのだそうだ。
そんなシステム・クラッシャーの少女の姿>>続きを読む
昨年末の舞台『ジャンヌ・ダルク』の名演もまだ記憶に新しい清原果耶さん出演作がこの時期、立て続けに公開されるのはファンとしても嬉しい。
まずは、『新聞記者』の藤井道人監督による本作が既に公開されている>>続きを読む
『クラメルカガリ』を観終わって小1時間後に始まった『クラユカバ』。
今度は『クラメルカガリ』よりも、より戦前の帝都東京のイメージが濃厚な舞台だが、架空の街である扇町。
ここで主人公である私立探偵大辻>>続きを読む
シネ・リーブル梅田(現:テアトル梅田)で本編始まる前に流れるエチケットムービーで、随分前から流れていたのが、『クラユカバ』というアニメーション作品とのコラボ。
目に耳にタコができるくらいに観ていた映像>>続きを読む
地元の奈良のシネコン、ユナイテッドシネマ橿原は、テアトル系ミニシアターで上映される作品もけっこう取り上げてくれる上に、言っちゃなんだがスクリーンも大阪のシアターよりも多きく音響も良い。
かつてMOV>>続きを読む
2年前の9月、なら国際映画祭でのプレミア上映後、ようやく一般公開となった本作、奈良県は吉野の川上村を舞台とした詩情あふれる逸品である。
そもそも敬愛する堀田眞三さんが、自身のSNSで川上村で映画の撮>>続きを読む
IMAX版を鑑賞。
研究機関モナークを中心に描く、モンスター・ヴァース・シリーズ最新作。
前作で喧嘩別れした大猿と大トカゲのその後を描く。
地下世界の住人となった大猿の猿山猿蔵(仮名)は、人生を>>続きを読む
大林宣彦監督の『異人たちとの夏』(88)は好きな映画で、公開当時2回劇場へ観に行った。
当時は奈良から東京へ単身赴任して2年経った頃で、ホームシックになりつつも、東京の面白さがわかりだした頃でもあっ>>続きを読む
オランダの監督、アレックス・ファン・バーメルダムの最新作。
この監督の作品を観るのは初めて。
主人公ギュンター(トム・デュスペレール)はとある街の劇団員。
舞台公演間近で稽古に勤しみつつ、共演者で演>>続きを読む
旧シネ・リーブル梅田こと、新生テアトル梅田で初鑑賞の作品は、2014年の映画『マジカル・ガール』がセンセーショナルだった、スペインの奇才カルロス・ベルムトの最新作。
『マジカル〜』で、独特な世界観を展>>続きを読む
エルビス・プレスリーの妻、プリシラのエルビスとの出会いから別れまでを彼女の手記を元に描いた伝記映画。
監督はソフィア・コッポラ。
プリシラといえば、ZAZファンの僕としては『裸のガンを持つ男』シリ>>続きを読む
ロビーに貼り出された本作のポスターに「ぜんぶ。佐賀」とあったのがまず目を引いた。
僕の本業の支店が佐賀にあって、日頃からかの地の言葉も電話越しによく耳にしていたし、一昨年の夏には実際に出張で行かせて>>続きを読む
主演作『女の仕事』と同時上映された長谷川千紗さんの主演のみならず監督作品。
近未来、触れたところがくっついてしまい、一ヶ月後に命を落とすという謎のウィルスが大流行する。
政府は人と人が触れ合うきっか>>続きを読む
デイヴィッド・クローネンバーグを父に持つ、ブランドン・クローネンバーグの最新作。
とはいえ、僕は彼の作品は初見。
スランプ気味の作家ジェームズ(アレクサンダー・スカルスガルド)は妻エム(クレオパトラ>>続きを読む
予告編を観た時に、てっきりサマーシーズンに公開かと思っていた、『〜アフターライフ』の続編。
前作はあまり期待せずに観に行ったところ、まさか泣かされるほどの感銘を受けたことに驚いた。
それがあっての本>>続きを読む
サンパギータとはフィリピンの国花で「永遠の愛を誓う」という花言葉がある。
本作は日本へモデルの仕事にやって来たフィリピンの女性と、日本人フォトグラファーとのラブストーリーである。
エミリア(小池樹里>>続きを読む
俳優の瀬戸かほさんが原案・プロデュースで、瀬戸さんが出演された『クレマチスの窓辺』(00)の監督、永岡俊幸さんが続いて監督・脚本を担当した25分の短編映画。
岩田一家は父・智(内田周作)、母・和美(>>続きを読む
上西雄大監督主宰の映像劇団テンアンツのファンでもあるので、いきなり2回鑑賞となった本作、製作は4年前ということで『ひとくず』の製作とほぼ同時期のようだ。
コロナ禍の影響もあって、完成、公開が伸びたよう>>続きを読む
4年前に公開された映画『テイクオーバーゾーン』は、僕の地元奈良で撮影された作品ということで、当時コミュニティFMで映画番組を担当していたこともあり、その話題づくりの意味で観に行ったところ、その内容に深>>続きを読む
そもそも本作の原作のことをよく知らなくて、たとえば実在する家の見取り図から、この家はこういう家庭なんじゃないかと想像するような、「VOW」みたいな本かと思っていた。
でも、そもそも見取り図の段階から創>>続きを読む
原爆の父と呼ばれた、天才科学者オッペンハイマーの姿を追った伝記映画。
監督はクリストファー・ノーラン。
まぁ、日本で上映されるまでには紆余曲折あったことは周知のことなので、あらためて書かない。
映画>>続きを読む
予告編を観ると、個人的に苦手な岩井俊二作品の匂いが漂っているように思えて正直敬遠(笑)していたのだが、先日、いわゆる推しの俳優さんが出演されていることを知り、それではと観に行ったでありました。
佐藤>>続きを読む
ドル3部作リバイバル上映の一作。
作品についてはいまさらどうこう言うまでもない、マカロニ・ウェスタンの代表作。
近畿圏でも多くの劇場で上映されているが、とりわけ僕の地元の奈良はユナイテッドシネマ橿>>続きを読む
劇場公開30周年リバイバル上映。
もう30年になるのか、ついこの間のように思ったけど。
初公開時は、閉館間際の千日前東宝敷島(現:TOHOシネマズなんば別館)で、とにかく音響が悪くて、ボリュームも小>>続きを読む
恋人(山下リオ)を殺された主人公(若葉竜也)が、とある企業による復讐システムによって犯人(伊勢谷友介)を殺害する。
が、そのシステムは何度も何度も犯人を殺害することを繰り返すものだった、というSFスリ>>続きを読む
※以下、2日続けて観た感想です。
【1日目】
妙にインパクトのある予告編を観て、何やらただならぬ匂いを感じていた本作、監督はへマント・シンなるインドの方ということからして、これは何かのパロディなのか>>続きを読む
『悪なき殺人』のドミニク・モル監督の最新作、といっても2022年の映画。
セザール賞6部門を受賞した本作は、迷宮入りしたある実際の殺人事件を追った内容で、このジャンルではポン・ジュノに『殺人の追憶』の>>続きを読む
フレンチホラーの第一人者、アレクサンドル・アジャがプロデュースのシチュエーション・スリラー。
アジャだもの、それなりに「観せて」くれるだろうという期待があったが、監督はフランク・カルフン。
あの、イ>>続きを読む
今年の1月にシアターセブンで金子修介監督のイベントがあった際、今度こんな映画を撮りました、と紹介されていた本作。
その時はあまり多くを語っておられなかったため、その仕上がりにちょっとだけ懸念していたの>>続きを読む
昨年、ハマって3回追いかけた『大阪カジノ』の主演である木原勝利さんの最新作。
自分ごとでなんだが、会社に就職し、その年明けとともに東京へ単身赴任を命ぜられ、7年半東京で暮らしたが、いわば7年半という>>続きを読む
無知というのは怖い(笑)もので、本作を観て帰宅した際に、今日、こんな映画観て来たよ、と弟に言うと、
「あ、大原優乃が出てる映画やん」
と。
普段、アニメ映画か仮面ライダー物、戦隊物くらいしか映画館へ>>続きを読む
本公開を前に3日間の先行上映。
デューニスト(ヌーディストみたいだな)としては、本公開が待ちきれず、矢も楯もたまらず観に行った。
総じて評判の良いPART2。
誤解されている方も多いが、本作はPAR>>続きを読む
きっかけは天野友二朗監督の『わたしの魔境』だった。
天野監督の『幸福な囚人』をいたく気に入り、その後の作品である『復讐代理人』、そして『わたしの魔境』とクラウドファンディングにて支援させてもらった。>>続きを読む
元々はNHKBSでオンエアされたドラマだったのかな、それを劇場公開に再編集した作品、でいいのかな。
その出自はともかく、個人的に以前から甘粕正彦氏に興味を持ち、いろいろ書物なども読んだ。
甘粕氏を語>>続きを読む
アラフォーのヒロインの身に起こる諸々を綴ったヒューマンドラマ。
予告編からはヒロインが仕事をする中で、様々な障害を乗り越えて前向きに進んでいこう、というような内容かな、と思っていた。
概ね違いは無い>>続きを読む
そもそもホラー系、スプラッター系の作品は昔から好きなわけで、そういう意味ではどストライクな作品を撮ってらっしゃる宇賀那健一監督。
だが、過去作は『異物』と『Love Will Tear Us Apa>>続きを読む