※以下、2日続けて観た感想です。
【1日目】
妙にインパクトのある予告編を観て、何やらただならぬ匂いを感じていた本作、監督はへマント・シンなるインドの方ということからして、これは何かのパロディなのか>>続きを読む
『悪なき殺人』のドミニク・モル監督の最新作、といっても2022年の映画。
セザール賞6部門を受賞した本作は、迷宮入りしたある実際の殺人事件を追った内容で、このジャンルではポン・ジュノに『殺人の追憶』の>>続きを読む
フレンチホラーの第一人者、アレクサンドル・アジャがプロデュースのシチュエーション・スリラー。
アジャだもの、それなりに「観せて」くれるだろうという期待があったが、監督はフランク・カルフン。
あの、イ>>続きを読む
今年の1月にシアターセブンで金子修介監督のイベントがあった際、今度こんな映画を撮りました、と紹介されていた本作。
その時はあまり多くを語っておられなかったため、その仕上がりにちょっとだけ懸念していたの>>続きを読む
昨年、ハマって3回追いかけた『大阪カジノ』の主演である木原勝利さんの最新作。
自分ごとでなんだが、会社に就職し、その年明けとともに東京へ単身赴任を命ぜられ、7年半東京で暮らしたが、いわば7年半という>>続きを読む
無知というのは怖い(笑)もので、本作を観て帰宅した際に、今日、こんな映画観て来たよ、と弟に言うと、
「あ、大原優乃が出てる映画やん」
と。
普段、アニメ映画か仮面ライダー物、戦隊物くらいしか映画館へ>>続きを読む
本公開を前に3日間の先行上映。
デューニスト(ヌーディストみたいだな)としては、本公開が待ちきれず、矢も楯もたまらず観に行った。
総じて評判の良いPART2。
誤解されている方も多いが、本作はPAR>>続きを読む
きっかけは天野友二朗監督の『わたしの魔境』だった。
天野監督の『幸福な囚人』をいたく気に入り、その後の作品である『復讐代理人』、そして『わたしの魔境』とクラウドファンディングにて支援させてもらった。>>続きを読む
元々はNHKBSでオンエアされたドラマだったのかな、それを劇場公開に再編集した作品、でいいのかな。
その出自はともかく、個人的に以前から甘粕正彦氏に興味を持ち、いろいろ書物なども読んだ。
甘粕氏を語>>続きを読む
アラフォーのヒロインの身に起こる諸々を綴ったヒューマンドラマ。
予告編からはヒロインが仕事をする中で、様々な障害を乗り越えて前向きに進んでいこう、というような内容かな、と思っていた。
概ね違いは無い>>続きを読む
そもそもホラー系、スプラッター系の作品は昔から好きなわけで、そういう意味ではどストライクな作品を撮ってらっしゃる宇賀那健一監督。
だが、過去作は『異物』と『Love Will Tear Us Apa>>続きを読む
『レディ加賀』
大阪ステーションシティシネマにて鑑賞。
今からちょうど7年前、小芝風花さん主演作『天使のいる図書館』が、大阪ステーションシティシネマで上映された折、僕の地元、奈良県は葛城地区が舞台>>続きを読む
2021年にクラウドファウンディングに参加し、昨年4月にクラファン達成完成披露試写会を、東京は神田のワイルドファイアスタジオで鑑賞して以来、いよいよ先月、東京にて一般公開公開された本作。
引き続いて>>続きを読む
『宮古島物語 ふたたヴィラ 再会ぬ海』
なんばパークスシネマにて鑑賞。
2年前に公開された上西雄大監督作品の続編。
会いたいと思う故人に会うことができる、不思議な力を持った宮古島のヴィラを舞台に描>>続きを読む
ナナゲイ最終日になんとか滑り込みで、やっと観ることができた話題作。
4人の男女が織りなす、恋愛コメディ・ドラマ。
なんて書くと陳腐なイメージだが、かなり緻密に書き込まれたシナリオがとにかく凄い。>>続きを読む
沙苗(橋本愛)は元ホステス。
あるホストの男を殺害(未遂)した過去を持つ。
数年後、彼女は健太(仲野大賀)という男と出会い結婚する。
幸せな生活の中、沙苗の過去を知るよしこ(木竜麻生)という女性が現れ>>続きを読む
錚々たる監督の下で助監督として活動後、本作で長編デビューとなった齋藤勇起監督(脚本も担当)作品。
監督の出身地である福井県のとある街を舞台とした、ノワールサスペンス。
幼馴染みの4人の中学生。
そ>>続きを読む
TV放映された「刀鍛冶の里編」のクライマックスと、今後放映予定の「柱稽古編」の第一話を特別編集。
数年前だったら、こういうアニメ作品って見ず嫌いでまったく無視していたし、TV放映されたものを劇場で上>>続きを読む
交通事故で視力に障害を負い、将来に失望したピアニスト志望の音大生、美夏(浜辺美波)。
学舎の屋上から身を投げようとしたところを、校内の清掃員、蒼(山田涼介)が助ける。
蒼は過去に起こした傷害事件で喉に>>続きを読む
今年も様々なリバイバル上映が始まっているが、早々に嬉しかったのがこの『ジェヴォーダンの獣』(01)。
初日本公開は2002年。
当時は地元、奈良県内のMOVIX橿原で鑑賞し、当時これまた地元のコミュ>>続きを読む
昨年12月から公開され、ロングランヒットしている本作、ようやく観に行った。
現代の女子高生(福原遥)が1945年の日本にタイムスリップし、特攻隊員(水上功司)と出会い恋に落ちるが、出撃の時刻は迫って>>続きを読む
智哉(梅垣然太)は東京の小学生。
父は水害事故の人命救助で行方不明になったまま認定死亡となり葬儀が執り行われる。
やがて母(安達祐実)と姉(桔河芽りさ)と智哉の3人は東京を離れ、母の実家で祖父(光石研>>続きを読む
なんでも本作の監督は、3名から成るユニットだそうで。
アメリカのホラー映画祭で短編作品を出品。
公式サイトでは、肝心の出品した結果は微妙にオミットされている(笑)けれど、ま、そういう経緯があったユニッ>>続きを読む
そもそも横溝正史のファンであり、作品に登場する名探偵金田一耕助のその名前の元となった金田一京助という人物については、国語学者、アイヌ文化の研究者ということは微かに知ってはいたが、じゃあ具体的にどういう>>続きを読む
都内の古いマンションのEVが、異世界とつながっているというSFファンタジー。
とはいえ、ジュヴナイル物かと思いきや、どちらかといえば大人向けな内容である。
大学中退しコンビニの店員であるイト(関口蒼>>続きを読む
本公開に先駆けて、1月19日の先行上映で鑑賞。
ギリシャの監督、ヨルゴス・ランティモスの最新作。
この方の作品はすべて観ているわけじゃないが、けっこうエキセントリックな演出をする方で、個人的にはこうい>>続きを読む
この年末年始、よくTVで見かけたのが佐藤栞さんと中条あやみさん。
特に中条あやみさんはバラエティ番組出ずっぱりみたいな印象があって、それは当然本作のプロモーションを兼ねてのものだった。
東野圭吾原作>>続きを読む
劇場で予告編を観て、お、これはけっこう掘り出し物なんじゃないか、と思ったフランス・リトアニア・ベルギー合作のSF映画。製作は2022年なんだ・・・。
遥か未来。
地球上は生態系が崩壊し、人々の生活は>>続きを読む
都会で看護師を目指すヒロイン(古川琴音)は、国家試験後に久しぶりに祖父母の住む北九州の故郷を訪れる。
両親と弟も後で合流する予定だ。
祖父母は彼女を温かく迎えるのだが、彼女は幼少期にこの家で遭遇した出>>続きを読む
人気コミックの映画化。
原作は未読だが、明治時代の北海道が舞台で新選組の誰それが関わってくるという、手塚治虫の『シュマリ』的な要素と、囚人の身体に彫られた入墨が財宝の在り処を示すという、寺沢武一の『コ>>続きを読む
かつて刊行されていた雑誌「日本版スターログ」のいつぞやの号で、日本の名だたる文豪による怪奇小説の紹介特集ページというのがあって、そこに掲載されていた一編が「悪魔の舌」だった。
小説の中の一部が抜粋され>>続きを読む
売れないピン芸人の末松(松本卓也)。
どうやら人付き合いが苦手な様子。
後輩の芸人からはいびられ、元相方が自殺するという事態に直面し、自分の進むべき道を見失いかけた時、キャンピングカーのプロモーション>>続きを読む
雅之(水澤紳吾)と涼子(西山真来)の夫婦が、都営新宿線一之江駅前(僕は元江戸川区民だったので、場所はすぐ判った)でビラ配りをしている。
二人には幼い娘明菜がいたが、5年前に行方不明になったままだった。>>続きを読む
ヒロインの一葉(瑚海みどり)は40代後半。
夫の大地(二階堂智)は50歳。
二人の間には子供はいない。
物語は一葉の母の一周忌法要から始まる。
一葉の弟夫婦(曽我部洋士・亀田祥子)には幼い息子啓太がい>>続きを読む
シリーズ4作目。
過去3作観ているので、いわば惰性で観たようなところもあったりする。
この、まるで中坊が書いたような脚本でも、最後までしっかり見せるのは、ひとえにジェイソン・ステイサムと、今回初参加>>続きを読む
まずそのポスタービジュアルに惹かれた。
少女の横顔に意味深な、ちょっと哲学的なタイトル。
な、なんやこれ?
それがファーストインプレッション。
そのうち、これが全編神戸で撮影されたこと。
撮影監督が>>続きを読む