クレア•トレヴァーのモノローグが劇伴も相まって呪詛のような響きを獲得している。ライトに照らされるトレヴァー、森での焚火とロングで警官を捉えたショット、包囲網を影そのものとなって組み立てる警官、湖を背…
>>続きを読むメロドラマ要素が良い。複雑な心の機微を演じ切ったクリス・トレヴァーがすごい。デニス・オキーフのはっきりしないグズグズした男像も共感できる。船の上でのシーンは必見。海沿いでアンとパットがすれ違うシーン…
>>続きを読む囚人ジョー(デニス・オキーフ)は愛人パット(クレア・トレヴァー)の助けで脱獄する。なりゆきで弁護士アン(マーシャ・ハント)を連れて3人は逃亡するが、ジョーとアンは次第に惹かれ合う。そして、国外に逃れ…
>>続きを読むパットという彼女視点での男1女2人の三角関係逃走劇。
心変わりしてる彼と言い寄られてる女性の狭間で嫉妬に苦しむパットの心境は理解できるけど、別れられないのよね。
警察の包囲網ルートがラジオで放送され…
あまり好みじゃなかった。
物語の進行に多少モノローグを使うのは気にならないが(無い方いいけど)、心情も語るのはくどい。ホークスの「脱出」みたいに、顔のアップの1カットを挟んで、心情を簡潔に見せるよう…
▼カーテン越しの人影は白黒映画だとめちゃくちゃ映える。
▼ラジオで警察が、包囲するために置いてる警備の配置場所を丁寧に説明する。それを聞いてる犯人は丁寧にメモる。というちょこっとおバカなシーンも良…
超絶傑作。「火」を点けることで暴力が発動し、デニス・オキーフの過去は運命の暗示となる。光を捉える感覚が抜群に良い。森に差し込む木漏れ日や、瞳の反射光など、黒が支配した画面に際立つ。マーシャ・ハントに…
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