母は偉大なり。
ベルイマン監督のデビュー作。
スウェーデンの田舎で若く美しい娘ネリーは義母のインゲボルグさんと暮らしていた。村には少女の頃から彼女に目を向けていたスウェーデンの光源氏ことウルフおじ…
ベルイマン初監督作、不良少女モニカに直接通じる緊迫感が漂うも、
全体的に愛にあふれるヨーロッパの田舎の普遍的な物語という感じ。面白い。
本当の母ちゃんがヒロインを迎えに家に現れた時のパンと暗転の速さ…
この第一回作品のころ、私は演劇に熱中していたので、原作もメロドラマの戯曲を選んだ――イングマール・ベルイマン
ベルイマン(当時27歳)の監督デビュー作。1943年に入社した映画会社スヴェンスク・フ…
イングマール・ベルイマン監督デビュー作品である。
この作品から既に『野いちご』のような鏡に映る人の顔を描いたり、三人の男女の配置による奥行を出した場面などがキラキラと輝くような映像美である。
物語…
このレビューはネタバレを含みます
村中の人達の目を惹きつける程、美しく育ったネリー。
その陰には彼女を里子して迎え
人生の大半を注いできた母親の姿があった。
慎ましいながらも穏やかな時を過ごす二人の前に突如現れた女性。
娘を返してほ…
ベルイマンが単独で初めて監督した作品は、ニコラス・レイの作品同様音楽の大事さについて考えさせられるものとなっていた。
全体として演出も撮影も初監督としては十分すぎるものだったけれど、肝心な場面で無…
ベルイマンの監督デビュー作。
ベルイマン監督作として見ると荒削りだし音楽が単調でイマイチな面はあるがモノクロ古典映画として見ると非常に面白い。
小さな田舎町に住む母娘の元に都会で成功した生みの実母…