このレビューはネタバレを含みます
良かったところ
リズムがいい
最初 警察と弁護側の対比
その中で勢いにもリズムがある
最初は警察側、その後弁護側と応酬
そして全体の流れが記者という中立の立場へ移る
その中で二人の記者、落ち着いてと…
視点が変わるたびに、(正義は)ここか?
って感じてしまう
"行方"とあるが、
正義の居場所がわかっていたら、
このような迷宮はありはしない
正義と公正、ないし司法は
区別されなければいけない。…
西日本新聞社の局長が、あえて当時事件にまったく関係のなかった記者を再検証チームの記者として選んだときの「当時の自分も裁かれる」ってすごい リアルタイムで事件を捜査した刑事の圧倒的自信、びっくりしちゃ…
>>続きを読む当時の担当記者が、社会部長になって、警察取材の葛藤を話しているインタビューが、個人的には一番グッときた。ナレーションが、ないのも良い。インタビューには事実でないこともあるかもしれないが、話している本…
>>続きを読むノーナレーション、インタビュー中心の構成なので、積極的に真実はどこにあるのか考えさせられて、見入ってしまった。三者の視点が変わるたび、自分の考えも揺れ動き、かなり揺さぶられる作品だった。
事件を伝え…
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西日本新聞の記者たちと弁護団のすみのすみまであらいざらいにする地道な検証から諦めない意思を強く感じた。ただ、真犯人が出ない限りこの事件のすべては藪の中だろう。2人の被害者の少女を思うとあまりにも痛ま…
>>続きを読む
司法の場ではあくまでも事実として決定づけられたことであり、被害者遺族からしたら心の平穏は訪れることがなくとも一旦"終わりをみせたもの"なのかもしれない。
だが、本当の真相は誰にも分からない。
まさ…
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見始めてからの既視感。
あ!ドラマ「エルピス」だ!
しかしこちらはホンモノ。
生々しさが全然違う。
158分と長尺ですが、グイグイ引き込まれる。
事件の概要を追いつつ関係者のインタビューで
肉付…
【人間が織りなす社会規範への揺らぎ】
突き抜けてアカデミックなドキュメンタリー映像作品。死刑判決を経て今もなお真相を追求せんと奔走する人々と、対照的に過去を肯定する当世の関係者がそれぞれの目線から正…
(C)NHK