3時間弱だが、濃い。
すごい映像資料の用意。
取材何十年かかっているんだという、とてつもない情報量。
ストーリーは、まさに羅生門。
映画館では、おー、とか、なるほど、と小さな声もちらほら。
どっぷ…
1992年2月に福岡県の飯塚市で起きた2人の女児殺人事件の真実を、それぞれの目線から追うドキュメンタリー
事件の犯人とされている久間三千年(くまみちとし)は逮捕当時から無実を主張していたものの、2…
かなり興奮しながら観た。
こんなに面白いドキュメンタリーはなかなかないと思う。
警察側も、新聞側も、弁護側も、みんな「正義」に則っている。
ただその「正義」を大義名分にした時の暴力が最も恐ろしいよ…
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された事件の、現在に至るまでの顛末を映したドキュメンタリー映画。
犯人と目された人物が死刑判決を受けてからわずか2年という異例の早さで刑が実行。
だが、罪…
面白かった!
犯人が決まって"解決"してしまった30年前の凶悪事件。捜査に関わった警察、当時世論を導いたメディア、無実を信じたまま家族を死刑執行された遺族、再審請求の為に有志で立ち上がった弁護士達へ…
2時間半越えの重厚ドキュメンタリー。
「実は無実だった!」みたいな単純なものではなくて、あくまでも
「死刑とする十分な証拠があったとはいえない」という点に終始しているのがとてもフェアというかなんと…
『事後的に検証することの大切さ』
1992年に福岡県で発生した女児2名に対する殺人事件の容疑者として、事件発生から2年後に逮捕された久間三千年元死刑囚は、終始犯行を否認していたものの、DNA鑑定の…
このレビューはネタバレを含みます
なぜ信用性の薄いDNA鑑定を柱に、1人の男性を犯人と断定してしまったのか?
立証不透明なまま刑務所に入れられ動機を語ることなく死刑執行された、飯塚事件。
警察の捜査と裁判の判決に怒りと疑問を抱き続…
@ユーロスペース
人間が人間を裁くことの危うさ
上映後のトークショーで監督が語った後日談が、そもそもの出発点となるある前提を崩すものであり、あまりの衝撃に悲鳴が上がったので、鑑賞後に調べてみること…
(C)NHK