ラランさんの映画レビュー・感想・評価

ララン

ララン

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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.5

多くの普通の人々の、自分の可能性を信じたけど何者にもなれかった現実を切り取っていた。

主人公の現状は変わりません。
けど、多くの普通の人々は物語のようなドラマなんて起きなくて、奇跡も起きなくて。
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

2.5

わ、私のマイキーはこんなんじゃなーーーーい(´;ω;`)

マイキーなんか落武者みたいな髪型なんですけど?
吉沢亮の良さが半減にされてますけど?
そんなハンデいらないんですけど?

今をときめくキラキ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.1

メキシコ激動の時代、裕福な家庭の妻とその使用人の女性が互いに男性に翻弄されながらも生きていく姿を描いた作品。

捨てられちゃうと辛いよねって感じ。
授かった子供を受け入れられない描写があるけど、それが
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

3.4

さようなら
愛しても縁のなかった人

70の誕生日に届いたのは、20年行方不明だった夫の死亡の知らせ。
帰りを待って離婚届も記入せずにいたのに、夫には長年連れそった愛人がいたというお話。

こんなにも
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.5

一人の政治家を17年に渡って追ったドキュメンタリー。

親はパーマ屋という庶民出身の議員と代々の代議士一族の対比や、家族総出の選挙活動、党の分裂に巻き込まれる姿、普段の議員生活の様子などと併せて映し出
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.2

吹替版は素子、バトー、トグサそれぞれアニメ版と同じ声優さんが声を担当している。

押井守版攻殻機動隊をベースにSACと2ndGIGを切って貼り付けて一本にしたような映画だった。
攻殻機動隊を期待してし
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.3

猿の惑星の前日譚となる三部作。

一作目は高知能のチンパンジーが生まれた経緯と人のもとで育つ様子が描かれる。

何故猿達が文字を扱えたのかが説明される。
人間と生活する中で自我を持ち、自分の存在に疑問
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.2

とりあえずなバンド生活を送っていた青年がハロプロに出会い、どうしようもないファン仲間達と新たな青春を過ごす実話を元にした映画。
思い出は振り返ると全てがキラキラしてるよねって作品。

松浦亜弥ちゃんの
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

何を考えているのかわからない父親と、かつて共にプレイしたFFを通してコミニュケーションを図ろうと試みる息子のお話。

良かった〜。
人と心を繋げるのって難しいのは当たり前なんだけど、親子なら簡単かって
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.4

なんだかんだ親の愛って平等じゃないってわかるよね…。
親も人間だからそれは仕方ないんだなぁって成長と共に思えてきたりもするんだけど、それが顕著だった時の地獄っぷりよ…。

農家に生まれた双子の兄弟の弟
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.6

飛行士が不時着したのは、猿が人を支配する惑星だったというお話。

キリスト教や、組織への皮肉があって面白い。
今観ても、猿人達の作り物っぽさがなくて違和感なく観れた。

有名な作品ってその評価があるだ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.3

世界に突如現れた12の謎の宇宙船。
何とかコミュニケーションをとろうとする言語学者の姿を描いた作品。

未来の結果が見えていて、それでもその道を選ぶかみたいな感じの問いが出てくるんだけど、未来なんて不
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.2

朝鮮戦争時の「Mobil Army Surgical Hospital」(米軍外科病院)に勤める医師3人が好き放題やる映画。

内容はオムニバス形式になっていて、気楽にくだらない彼等のじゃれあいを鑑賞
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(1963年製作の映画)

3.3

鳥が人を襲うパニック映画。
原因不明だから怖い。

鳥はよく見ると安っぽいけど、鑑賞中は気にならないで怖さに入っていける。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

事故によって宇宙に放り出されてしまった宇宙飛行士が生還を目指す作品。

主人公が諦めかけた時の言葉が良かった。

「地球に戻りたいのか?
それともここに残りたいのか?
ここは居心地がいいからな。
シス
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

「資本主義も共産主義もアメリカとソ連が作ったものだ。人を殺し、国を分ける思想が馬鹿げてる。」

朝鮮戦争時代、捕虜の収容所のイメージアップのために結成されたタップダンスチームのお話。

戦争が差別がい
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第三の男(1949年製作の映画)

3.3

恵比寿ビールの曲の元ネタ。
友人の死に疑問をもった主人公が、死の真相に迫るサスペンス。

証言を聞きに行こうとしたら言葉がわからなかったり、作家として呼ばれた講演会ではまともな話ができず観客に帰られて
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間違えられた男(1956年製作の映画)

3.3

強盗犯と間違えられて逮捕されてしまう男の話。
事実を元にした作品。

主人公は妻の歯の治療費を工面しようとしたら強盗犯として逮捕されてしまう。
被害者達からは犯人に違いないと言われ、なかなかアリバイも
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.5

黒人青年の冤罪を担当することになった弁護士の父を子供達視点からみた作品。

裁判所が1階と2階で白人黒人に分けられていたのにびっくり。
またあれだけ冤罪の可能性が高いことが法廷で説明されても、有罪判決
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.4

アメリカ最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグさんの大学入学から、史上初の男女平等裁判で違憲を勝ち取るまでを映画化したもの。

結婚して子育てしながら大学通って成績一番で夫を支えてetc、バイタリテ
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(1954年製作の映画)

3.3

複雑な男女の仲を描いた作品。

お金で芸人に売られた主人公の娘は、やがて芸人を想うようになる。
しかし、芸人の主人公に対する扱いは乱雑で心は傷ついてばかり。
芸人は主人公を扱いきれなくなって別れた後、
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

WW2、ナチスの世界最強暗号エニグマを解読した"コンピュータの父"と呼ばれる天才数学者アラン・チューリングの壮絶な人生。

解読の先に待っていたのは、その情報を最大限に利用するシステムを作りによる命の
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.2

心の傷を少し受け入れ始める兆しをみせるまでの過程を描いた作品。

事故で家族を失って塞ぎ込んでた主人公は、兄の死をきっかけに甥の後見人になっていたことを知る。

この作品で明確な救済を描かなかったのは
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

問題だらけでバラバラ家族が、ワゴン車一台で末っ子のミスコン出場のために旅するロードムービー。

みんな家族それぞれがダメな感じなんだけど、最後はなんだかそれも愛おしい。
上手くいかなくても、まぁいいじ
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.1

美術館で責任者を勤めるバツイチ男性が主人公。
常識的な見た目だけど、振る舞いはなかなか身勝手。
彼が身から出た災難に遭って、自身の振る舞いを反省するというお話。

知識階層の人々が建前では優しさ思いや
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.3

実在するボクサーの伝記映画。
主演のデニーロが役作りに30kgの体重の増減をしたエピソードが有名。

1人の男が成功を掴んで落ちぶれる、強さの影にあった弱さにスポットをあてている。
フィジカルは強くて
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

今作は仲良しのパートナーができました、めでたしめでたし。のその後のお話。

ディズニーが表現するオンライン世界や、プリンセスやスターウォーズなど様々なキャラが登場して楽しませてくれる。
特に検索やTw
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.4

妻の殺人計画を企てた男と、その計画に巻き込まれる妻のサスペンス作品。

小説家と浮気する妻の殺害計画をした夫は旧友を実行犯として雇う。しかし自宅に侵入した旧友は妻の抵抗により逆に殺されてしまう。妻から
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.6

代々の土地を追われた一家が、カルフォルニアの求人広告に夢を見て移住に向かう作品。

資本主義によって追われた一家が向かうカルフォルニアでも、労働者は搾取され満足できる待遇は望めず希望は見つからない。
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.3

ユダヤ人収容所で死体処理係として働かされている主人公が、自分の息子を発見してどうにか弔おうと行動する作品。

主人公が息子のお葬式をあげるために動き回る周囲で、主人公の背中越しには収容所で起こる悲惨な
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CUBE(1997年製作の映画)

3.4

突然謎の個室に閉じ込められた6人が脱出を目指す作品。

追い詰められていく中で、理性を失う仲間達。
ダレることなく楽しめた。

お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.6

お見合い結婚した夫婦が互いを理解する様になるお話。

裕福な暮らしはできるものの価値観の違いから満たされない毎日を送っていた妻であったが、夫の転勤をきっかけに自分の至らなさを認識してそれを詫びる。
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.3

「底知れぬ自己嫌悪、それがフリーソロのバネにもなってる」

命綱なしの若手フリーソロクライマーのドキュメンタリー作品。

彼は家庭環境で愛情を感じづらく、脳も刺激を感じづらい。
そこからより刺激の強い
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

草食動物は非力で頼りなく警察官には不向きと思われている動物世界で、ウサギが警察官になり奮闘する作品。

ディズニー作品ほか色々な所にパロディが散りばめられていて楽しい。
特にゴッドファーザーネタはかな
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スター・ウォーズ〜伝説は語り継がれる(2007年製作の映画)

3.3

スターウォーズの英雄像、父子の救済、独裁者の誕生、ヒロイン像ほかを、ギリシャ神話、ローマ神話、宗教、歴史、政治などの関連性から検証していくドキュメンタリー。

神話とは人生経験を教訓とともにまとめたも
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.7

田舎の少年団の団長を務めていた青年が、突如空いた議員の枠に指名された。
彼は理想に燃えるが、立ちはだかるのは大人の利権に塗れた世界だった。

真っ直ぐで観ていると燃えてくる作品。
馬鹿正直な人に惹かれ
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