ララン

お茶漬の味のラランのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
3.6
お見合い結婚した夫婦が互いを理解する様になるお話。

裕福な暮らしはできるものの価値観の違いから満たされない毎日を送っていた妻であったが、夫の転勤をきっかけに自分の至らなさを認識してそれを詫びる。
そこで2人は初めて互いを大事な存在だと認め合うことができるようになる。

人間関係は写鏡で、自分の思ったことが反射されて返ってくるものなんだろうなと思う。
愛を注げば愛が、疑いを持てば疑いが。
あなたが私を愛さないからいけないのよ、なんて態度でいれば、相手もまた愛し難い存在だと感じてしまうのだろう。
運命の相手は存在するのではなくて、互いが努力して運命の相手になっていくものなんだなぁとおもう作品だった。
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