ラランさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ララン

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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.5

音楽は宗教だ。
歌手は神だ。

無宗教と言われる日本だが、信仰する心は存在する。
多感な時期を支える心の支柱として、傷ついた心の癒しとして、時に慰め時に鼓舞して音楽は人に寄り添ってくれる。

心酔は崇
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.4

食生活の見直しにとても良い。

普通に暮らしているだけで糖質過多になってしまう現代。
気をつけて食事を選ばないとと思う怖い映画。

私はある本の影響を受けて、糖質を完全絶つ生活をした経験がある。
その
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

君の名は。がヒットし過ぎて、今作はスポンサー色が強かった。
画面に余計な情報多いと、作品への集中を削ぐからちょと残念。

でも、バーニラ!バニラ!高収入!は全面的に支持( ⁼̴̀꒳⁼̴́ )キリッ✧
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.4

「サヨナラ」ダケガ人生ダ

名作と言われる映画は、愛する2人は結ばれないことが多い。

人の心を捉えてやまないのは、誰しも掴みかけた届かなかった思い出はいつまでも残り続けるからなのかも。
思い出はいつ
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娼年(2018年製作の映画)

2.5

映像で快楽を伝えるのって難しいんだろうなーって。

松坂桃李がひたすら激しい性行為と過度な言葉責めで女性たちを虜にするん訳なのですが、映像的には激しい動きやセリフの方が動きがあって見応えはあるのかもだ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.4

編集長はVogue編集長のアナがモデル。
ファッション業界を舞台にした、キラキラお仕事映画。

日本で言うと港区でキラキラOLって感じ?
アンハサウェイ演じる主人公がとにかく可愛くて、お洒落で、お仕事
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告白(2010年製作の映画)

3.3

法が裁きをしないなら、法が自分たちを守らないのなら、自分が法の外に出ていくしかないよね。
法は双方にメリットが、もしくはデメリットがあってようやく成立するものだから。
その外にいたら意味を持たない。
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

見た目の印象から受ける先入観って大きくて、その印象でこの人はこんな人だと当てはめて見ちゃうよね。
しかも一度そういう視点で見てしまうと、そのイメージが中々消えなくて。

そんな話。

女性同士の水面下
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.3

実話を元にした映画。
孤児を狙った虐待が題材。

韓国では映画公開後に、国民の声で裁判が覆った。
その後日談をもってしても後味は悪い。

後日談なしで観賞した韓国の皆様は、後味の悪さがとんでもないもの
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.7

群像劇。

それぞれがある時は善良で、ある時は嫌なやつで、差別的でもあって。
人間は一色で表現できるほど単純ではなくて、そういう一辺倒さじゃない醜い人間らしさを描いている。

社会や育ちから形成される
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乙女の祈り(1994年製作の映画)

3.6

女の子の排他的な2人っきりの世界を描いた作品。

小学校や中学校である、やけに仲が良すぎる2人組の女の子っていたじゃないですか。
あれってちょっと危なくて、クラス替えでは必ず離されますよね。
そんな感
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

諦めずに頑張ろう、と励まされる作品。

自分が行き詰まった時に背中を押してくれる作品って、すごくいいですよね。

すき!

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

カッコウは託卵する鳥だ。
托卵によって孵った雛は、生まれてすぐに他の卵を巣から落としていく。
自分が生き残るために。

これは社会からはみ出てはいるが正義感もあって情に厚い主人公が、世間には受け入れら
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公の病気が寛解とともに、日記と対人での言動がズレていく様子が印象的。
社会で生きるとは本音と建前を使い分けることだ。

反社会性人格障害であるリサは悪い子ではない、むしろ好きだ。
けど彼女は社会で
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.4

救いがなくて、観ていてしんどくなる。

世の中は綺麗に美しくデコレートされていても、自分に危機が迫れば欲と本音が顔をだす。

どんどん状況が悪化して、私の心はここまで下げるのかというテンションで終わり
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メメント(2000年製作の映画)

4.2

演出が斬新で面白かった!

主人公の視点で映画が展開していくので、主人公の混乱を体感しながら映画が進んでいく。

彼は10分しか記憶がもたないわけだが、じゃあ私たちはどうなのか。
人間の記憶の曖昧さを
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