「底知れぬ自己嫌悪、それがフリーソロのバネにもなってる」
命綱なしの若手フリーソロクライマーのドキュメンタリー作品。
彼は家庭環境で愛情を感じづらく、脳も刺激を感じづらい。
そこからより刺激の強いフリーソロに達成感と自己肯定を求めてた。
もし自分が落ちて亡くなっても、みんな変わらないよという発言が印象的。
本人の中の自分は愛されるに値しない人物だという前提がフィルターになっているんだなと思った。
命懸けで生きる実感を求めてるんだなぁと思うと痛々しい。
また未知への挑戦をし続けたいという生き方と、安定を求める生き方は相反するのがよく見えた。
フリーソロは息をのむ映像ですごかった。