ララン

サウルの息子のラランのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.3
ユダヤ人収容所で死体処理係として働かされている主人公が、自分の息子を発見してどうにか弔おうと行動する作品。

主人公が息子のお葬式をあげるために動き回る周囲で、主人公の背中越しには収容所で起こる悲惨な日常が映し出される。
自分の命もどうなるかわからない状況で、仲間にも死んだらただの死体だと言われても息子を弔いたいと必死になる姿に人間の尊厳を感じた。
弔いたいから人間らしくいられたというか。
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