ララン

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のラランのレビュー・感想・評価

3.5
WW2、ナチスの世界最強暗号エニグマを解読した"コンピュータの父"と呼ばれる天才数学者アラン・チューリングの壮絶な人生。

解読の先に待っていたのは、その情報を最大限に利用するシステムを作りによる命の選別だった。

アランの働きによって、後の試算で戦争終結を2年早め1400万人の命を救ったとされている。
しかし当時の性規範から彼は犯罪者として扱われ、その偉業も続く冷戦の突入に暗号解読チームは国家機密となり長いこと隠されたままだった。
なおイギリスは、終戦後もイギリス旧植民地の英連邦国に「絶対に解読できない最強暗号作成装置だ」と言ってエニグマを配っていたそう。
さすがイギリスや!

彼がつけた装置の名前は胸が切なくなる。
普通でないから達成した偉業は、彼の慰めになったのかと考えてしまう。
色々な要素が詰め込まれていて良かった。
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