ララン

マンチェスター・バイ・ザ・シーのラランのレビュー・感想・評価

3.2
心の傷を少し受け入れ始める兆しをみせるまでの過程を描いた作品。

事故で家族を失って塞ぎ込んでた主人公は、兄の死をきっかけに甥の後見人になっていたことを知る。

この作品で明確な救済を描かなかったのは、救済は創作者のエゴになると考えたからだそう。
みんな傷は乗り越えなきゃと思うし分かっていても、深く傷ついた心の傷は簡単に乗り越えるのって難しいから、そんなグズグズしてしまう心に寄り添える作品になっているのかなと思った。


プロデューサーはマット・デイモン。
彼が監督主演もやる予定が、多忙で断念して親友の弟を主演に起用したそう。
マット・デイモンは『グッドウィルハンティング』でもそうだけど、心の傷に関心が強いのだなぁと感じた。
ララン

ララン