きまぐれ熊さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

もう少し滅茶苦茶やるのかと思いきや、意外にスマートなアクションって印象。

ストーリーは第1話を2時間かけてやっただけで超シンプルな復讐譚だし、何の捻りもない。
味方のXmenもお目付役が協力してくれ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒーロー映画を観客に夢を与えたり奇跡を見せるものだと定義すると、本作はもはやヒーロー映画そのものを体現した作品と言っていい
なんせ見せてくれる夢と奇跡の領域が第4の壁を超えてるんだから、むしろ夢じゃな
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUやダークナイト三部作が好きな人にぜひ見て欲しい。

それとファイトクラブ。見ててよかった。

MCU好きにおすすめといっても脳筋的にヒーローが勝つのが好きな人には勧め難い。ヒーローのアイデンティ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろすぎる
デヴィットフィンチャー作品を見てこなかったことを後悔してきてる

まず思ってたイメージと大きく違った。
ガチムチ系のニイちゃん達が闘技場で闘う男臭い映画だと思ってた。

実情は全く逆。
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アクション映画としてはバスのシーンだけで元取れたわって感じだったけど、
ウェイウーからテンリングスの半分を掌握するシーンが本作のハイライト
水が流れるような演舞の神々しさに感動してしまった
このシーン
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

面白かった

体感型アトラクション的戦争映画
戦争の中の戦闘以外の部分のディティールが、作り込まれたセットから垣間見える
また非常時であっても自然に助け合える人と人の距離感が魅力的に描かれている

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

久し振りにゾクゾクした
そもそも何の怖さか分からないのが凄い

ミッドサマーは言っても根本が人間の恐ろしさなので、怖いけどどちらかといえば面白みの方が勝ってた
へレディタリーは色んな種類の恐ろしさが混
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.8

ビジュアルは面白かったんだけど、傑作かと言われると今ひとつピンとこなかったな〜

そういう格調高い感じじゃなくって全般的にコントっぽいというか、強烈なブラックジョークって感じ
インモラルなテーマを表現
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.6

現在までで5作公開されているジェイソンボーンシリーズ
前半3作で3部作らしいのでそこまで観ようかな

マット・デイモンの格好良さは十二分に堪能できたんで総合的には楽しめました
ただダニエルクレイグ00
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セブン(1995年製作の映画)

4.3

初めて観たけど名作と言われるものはやっぱり観といて損はないんだなぁ

テーマやメッセージ性の所に行く前に、単純にラジオノイズ中心のオープニング曲が痺れる格好良さ
倦怠感溢れるエンドロールもサマセットの
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.9

この世界で生きていく事を考えるとめちゃくちゃ怖いんだけど、本質的なテーマから考えるとホラーでもモンスターパニックでもなくヒューマンドラマだよね

人間の輪郭を描写するための非日常という意味では、強いて
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.0

劇場で観たけど再び観てみた
やっぱいいもんはいいよな〜

あらすじは
自我を持ったAIと、電脳化した人類を対比させて人類の定義を問うという、教科書に載るレベルのわざわざ良さを説明するまでもない超王道の
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

面白い

文学性のある上品なテーマの使い方だ
差別に対するアンチテーゼとかって生真面目な視点じゃなくて、当たり前に日常としてある“おかしなこと”でシニカルに笑わせるタイプのホラー

特筆すべきは狂人を
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

追加パートでここまで印象が変わるんだって驚き。
作品自体の良さはオリジナルの方で散々書いたので、オリジナルとの比較をメインに書きます

エピソードとしてはリンさんと周作の掘り下げがメイン
だけど差分を
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.6

なんだか評判良さそうなレビューが多くて気になっていたので鑑賞

てっきりおじいちゃんおばあちゃんオンリーのゾンビ映画かと思っていたら孫達が主役だった
経営不振の老人ホームを運営している祖父の為に主人公
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.6

ご飯作ってる恋人がヴィーガンだし、若干の偏ったイデオロギーをそこかしこに感じるものの、かつての黄金伝説とか電波少年的な無茶振りバラエティとして見れば笑いどころもあるし面白かった

肥満症の女性2人が起
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インセプション(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

テネットが独自解釈のスパイ映画だったように、こちらは独自解釈のケイパームービーって奴だと思う
ノーラン版オーシャンズみたいな。大枠は金庫破り映画だよね

面白かったか面白くなかったかで言えば面白かった
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.6

雰囲気は前作と同様良かったんだけど...各々の展開の強度が弱いせいで説得力が持たせられてない気がする

これいる?ってシーンが多い
いやそもそも、前作からそういう映画ではあったんだけど...
前作は各
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

花とアリス殺人事件が観たかったので復習。
昔観た時は退屈で嫌いだったな〜。

いきなりストーリーと関係ないんだけど、アリスの両親がよかった
母ちゃんの方は明らかに生活力ないし、人間性としてもギリギリ
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EXIT(2019年製作の映画)

4.0

読後感爽やか&勢いがいい
毒ガスをペナルティエリアと見立てて、ビル街をステージに仕立てた、ストーリードリヴンのSASUKE
といった感じの映画

普段見慣れたビルの屋上が白い煙1つで地獄のような景色に
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.9

1から大幅に良くなってて面白かった
1の不評をなんとか払拭しようとイメチェンした努力の跡が見られる
それにしてもポスターダサすぎぃ
なんて情報量のないコピーなんだ

アメスパ2のラストシーンは良いと多
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

No way homeの予習に。


サム・ライミ版、MCU版と比較しつつ観た感想を。

サム・ライミ版は寓話的、神話的なイメージで、社会とヒーローの関わり方みたいな哲学や思考実験的イメージが強かった
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

前から観たかったしエマストーン繋がりで。
エマストーンいい映画ばっかでてんなぁ。

序盤からカマしてくる超絶ワンカットシーン
一発撮りはやっぱり引き込まれるし、
これは、舞台でやるミュージカルをスクリ
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

面白かった
101の記憶はおぼろげなので単体の作品として観た
マイノリティを表現するのにヴィランを使うのは慧眼(逆かな?)
他のヴィランズもこんな感じなのかな

ここ数年のディズニー作品はありのままで
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

8月中に観たいな〜と思ってたので滑り込みで。

良い文章、特に随筆の語り方に似ているな、と思った。
漫画版から印象的だったのが、ストーリー自体よりもその語り方。

漫画版はその特徴的なストーリーテーリ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画オタクによるホラー映画オタクのためのホラー教養検定

何にも知らずに見てもB級映画としてそこそこ楽しい
ホラー映画ってこういうのはあるあるだよね〜、っていう丁寧な前フリを軽やかに飛び越えて裏
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ムーラン(2020年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ良かった
最近の実写化系ディズニー作品で1番好きかも
なんかオリジナルより評判が悪いっぽいので、オリジナルアニメとの違いを踏まえつつ、どこが良かったのか書いていこう

個人的にはオリジナル
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ムーラン(1998年製作の映画)

3.0

実写の予習に。

アニメーションは今でも余裕で通用するどころか蹴散らせるレベルのクオリティ
花火の色彩えぐいぜ
その分、他の要素の古臭さが際立ってるな

特に目立って見えたのがテーマと音響
劇伴がなん
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

2.9

実写版アラジンが良かったから期待したんだけど、ダメみたいですね...
映像クオリティは低くないので、動物を実写クオリティのCGで演技させるってコンセプト自体に問題があったとしか思えない

今見てもオリ
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

4.2

原点回帰と世代交代に成功したパイレーツオブカリビアン第5作目

呪われた海賊や、デッドマンズチェストのイメージに回帰しつつ、
ウィルとエリザベスの精神性を引き継ぐヘンリーとカリーナの新世代組にバトンタ
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.2

監督変わるとこうも変わっちゃうか〜

1番痛かったのはバルボッサのカリスマ性が消えちゃってるとこだな
部下が死んだ時に「邪魔だ」って躊躇なく切り捨てるほど情の薄い性格でも、余裕がないキャラでも無かった
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

4.0

うーん、面白かったんだけど情報量が多すぎる
本来ならドラマシリーズとしてじっくりやるべきレベルのプロット量
今作でついて行けなくなった人多いんじゃないか
めちゃくちゃ見返して凄い時間掛かった

ただ各
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

やっと見た

こんなに綺麗に終わると思ってなかったので正直驚いたし
完璧な卒業式だった
テレビも旧劇も引っくるめて大団円だ

色々細かい疑問点は尽きないんだけど、んーまあいっか、みたいな気持ちにさせら
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さすが海賊映画、イカレた奴しかいないぜ
そして最もイカレてるのがヒロイン・エリザベス
パパはあんななのにどこからそんな肝っ玉を培ったんだ
ウィルに一途なのは好感が持てるけど、三角関係で揺れてる方がまだ
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.0

せっかくディズニープラス入ったし制覇しとくか〜と再視聴
2作目以降は未見

呪われた海賊たちにコインごと攫われた姫を救うために鍛治職人と海賊が協力して救い出す...っていうシンプルなストーリーなんだけ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.2

以前観たことあったんだけどやっぱりいいわ

控えめに言って最高

つまりマッドマックス。
歌う海洋版マッドマックスなんだよなこれ。カカモラ入れてる時点で確信犯。
ちなみにロマンスは全くない。冒険と挑戦
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