このレビューはネタバレを含みます
エイゼンシュテイン監督デビュー作。
一作目でこの完成度はヤバすぎる。
この監督、鬼才っていう表現が合ってると思う。
ポチョムキンはプロパガンダが強いけど、こっちはエイゼンシュテインがかなり自由に作…
サイレント期に於ける暴力映画の大傑作
抵抗のため駆け回り、鎮圧から逃げ惑う市民、それを嘲笑い鎮座する権力者、この暴力的な対立構造を活劇(アクション)で表現する、正に純映画的作品
動かないのは無生物と…
ある工場のストライキが起こって鎮圧されるまで。最初から最後まで目が離せない。最後の”REMEMBER PROLETARIAN”が重い。あと、猫好きとしては、猫は吊るさないで…あのシーンの、猫だったよ…
>>続きを読む描いてる内容こそ圧倒的な絶望でしかないが、凄まじい速度でモンタージュが展開され、アクション映画と形容しても良さそうな怒りの解放の映画だと思う。サイレント映画の時代に風穴を開けた革新性はこの映像表現を…
>>続きを読むこれも凄かった。モンタージュに合わせて再生速度も1.5倍速くらいになってる気がする。脳の理解が追いつかない高速モンタージュの画面連鎖を前に観客は断片イメージに身を委ねるほかなく、付随された思想の誘導…
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