うちだ

ストライキのうちだのネタバレレビュー・内容・結末

ストライキ(1925年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

エイゼンシュテイン監督デビュー作。
一作目でこの完成度はヤバすぎる。
この監督、鬼才っていう表現が合ってると思う。

ポチョムキンはプロパガンダが強いけど、こっちはエイゼンシュテインがかなり自由に作ってるっぽい。
デビュー作なのにだいぶ金かかってそうなのは、相当期待されてたのか人材がいなかったのか。
ストーリーは急展開すぎて掴みきれないところもあるけど、実験的な映像やスペクタクルシーンが随所に差し込まれてて映像作品としては満点。
目のクローズアップが突然差し込まれるところカッコいい。写真が動き出したり、ガラス玉に反射させて映る道路とか、遊び心満載。
ほぼ固定カメラでここまで迫力が出せるのは才能。

ラストの屠殺のモンタージュが急すぎてビビるけど、資本家の理不尽さをうまく表しためちゃくちゃアバンギャルドな表現だなーと思う。
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