KnightsofOdessaさんの映画レビュー・感想・評価 - 63ページ目

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

No.1198[全てのマイノリティに送る夢と願い] 60点

予告編の画が非常に綺麗だったので鑑賞。モーリス・ピアラ「愛の記念に」やエリック・ロメール「海辺のポーリーヌ」なんかを思い出す避暑地映画でも
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(2000年製作の映画)

3.6

[ひき逃げは犯罪です] 78点

ドゥニ・アルカンの「みなさん、さようなら」を見て以降、マリー=ジョゼ・クローズが大好きなのだが、いかんせんさほど有名な女優でも超可愛い女優でもないので、主演作もほぼな
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.0

[夫婦喧嘩は論破しちゃダメでしょ、ゼロ和ゲームになっちゃうじゃん] 60点

昨年のパルムドール受賞作品「ザ・スクエア」を見るべく、予習として鑑賞。初オストルンドやいかに…

心臓が痛い。最近の家族映
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SAFE(1995年製作の映画)

4.0

No.889[過酷な花粉症映画] 80点

VHS題は「ケミカル・シンドローム」。よく見ればヘインズ作品だった。

主人公キャロル・ホワイトは高級住宅街に暮らす専業主婦で、夫グレッグとその連れ子ローリ
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ひかり(1987年製作の映画)

4.5

No.757[驚きのアフリカン・ファンタジー] 90点

普通に人生初のアフリカ映画なのだが、これが中々面白かった。至らない点も散見されるが、それを補って有り余る面白さがある。”1001の映画2011
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

5.0

[これはジョブズの伝記ではない、愛に不器用なおっさんの親子愛を描いた普遍的な愛の物語だ!] 100点(ATB)

最初に断っておくが、この映画はジョブズの伝記ではない。彼の伝記を期待するなら他を当たる
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心と体と(2017年製作の映画)

5.0

[”私はあなたが死ぬほど好きです”の破壊力たるや] 100点(ATB)

今年のベスト入りは確実な一本!”金熊取ったし、見るか”くらいのテンションだったが、最高の一本に巡り合えた!まさに、気分は最高!
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

[心臓潰れるかと思った] 70点

昔からダイアン・クルーガーが大好きで、ファティ・アキンの「太陽に恋して」も好きなのだが、いい意味でいつものダイアンっぽくなかったし、勿論「太陽に恋して」よりもっと重
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

2.5

No.135[クズだらけの愛の園] 50点

ジャン・ルノワールは好きな監督である、ということを始めに書いておく。特に「ピクニック」の圧倒的多幸感は他の追随を許さない。しばらくご無沙汰だったのだが、自
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モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1979年製作の映画)

2.5

No.652[パイソンズの猛毒救世主コメディ] 50点

どうもパイソンズのネタが肌に合わないと感じていた今日この頃、”1001の映画2011”の652番目なので鑑賞。

どうして肌に合わないかハッキ
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クレールの膝(1970年製作の映画)

5.0

[あの膝なら誰でも触りたいよね] 100点(ATB)

連作”六つの教訓話(Six contes moraux)”の第5部。前4作では独身男を描いていたが、本作品は年貢の納め時を悟り結婚を控えた男を描
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

5.0

No.860[噛み合わない会話の心地よさ] 100点

知らなかったのだが、彼の”ヘンリー・フール”トリロジーに日本語字幕を付けようというクラウドファンディングをやっていたらしく、その流れでザ・シネマ
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.0

No.618[アーサー王すらイジるパイソンズの才能] 60点

以前からモンティ・パイソンは気になっていたが、どうも海外のコメディは好きになれないので放置していた。そして、「人生狂騒曲」がとてつもなく
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彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

4.5

[ファルハディ、結婚に恨みでもあんのかな] 90点

「別離」にノックアウトされた私は「ある過去の行方」「セールスマン」を完全放棄してまで探し回った本作品。忘れた頃に発見し鑑賞。

流石ファルハディ、
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カノン(1998年製作の映画)

3.0

[ヘタレ親父、愛を思い出す] 60点

「エンター・ザ・ボイド」は嫌いなのだが、名前が格好いいので心に引っかかり続ける男ギャスパー・ノエ。中編「カルネ」の続編らしいが、見当たらなかったのでそのまま鑑賞
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

1.5

[Netflix肝入りのSFは映像のパッチワーク] 30点

Netflixがクローバーフィールドの続編作るらしいよと聞いた直後にストリーミングされていたので鑑賞。1作目は見ていないが2作目は傑作だと
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女王陛下の戦士(1977年製作の映画)

3.6

No.630[控えめヴァーホーヴェンここにあり] 73点

実は、ヴァーホーヴェンはあんまり得意ではないのだが、”1001の映画2011”の630番目なので鑑賞。

第2次大戦下、イギリスとドイツの間
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火事だよ!カワイ子ちゃん(1967年製作の映画)

4.0

No.474[ブラックコメディはいつだって面白い] 80点

”1001の映画2011”の474番目なので鑑賞。実はポーランド”モラルの不安”や”チェコ・ヌーヴェルバーグ”の一連の共産政権批判映画は好
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.0

No.977[ウェス苦手でも大丈夫(?)] 60点

実はウェス・アンダーソンがすごーく苦手。

嫌味な天才マックスが美人教師に恋して騒動を巻き起こす作品。マックスの天才描写は正直微妙だが、演じるジェ
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

1.0

[人多すぎね] 10点

「早春」に熱狂し、手元にあるスコリモフスキ作品を漁ったところ、Netflixにひょっこり現れたので鑑賞。

ある女優夫婦が惨事を起こしてしまうまでと、その惨事で(たぶん)死ぬ
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.5

[アデル・エネルに惚れる映画] 90点

会議と抗議シーンのパッチワークで描き出すAIDS活動家の生と死を描いた作品。カンヌコンペ祭の一環で鑑賞。

AIDS感染という共通点のみで集まった活動集団であ
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

1.5

[ガーランド、キューブリックとタルコフスキーに挑戦] 30点

”全滅領域”とは格好いいな、ということで鑑賞。初ガーランド作品。

原作はジェフ・ヴァンダミアの三部作の最初「全滅領域」。内容、映像共に
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キプールの記憶(2000年製作の映画)

1.0

No.944[緊張感のない戦場] 10点

初アモス・ギタイ作品だが、絶望的につまらない。

第4次中東戦争で救護兵として従軍した監督の体験をもとに戦争の狂気を描いているが、全体的な緊迫感が薄く、人物
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

2.5

[運要素強めのコスプレ劇] 50点

辻さんもアカデミー賞取ったし、コスプレ劇好きだし、ということで鑑賞。

チャーチル自身のコスプレは勿論、周りにいるネヴィル・チェンバレン、ハリファクス卿、アンソニ
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.9

[瑞々しすぎて心が痛い] 99点(OoC)

MUBIにあったものの、リスニング能力低めなので放置していたが、Netflixにあがったので鑑賞。ミッチェル監督の初監督作品らしい。信じがたい。

アメリ
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

5.0

No.543[狂気の旅の果てに残ったものは…] 100点(ATB)

実はヘルツォークを見たことが無かった。ということに気が付いたので、昔買った箱を引っ張り出して、一番短かった本作品を鑑賞。”1001
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砂時計(1973年製作の映画)

5.0

[歪曲時間軸を歩み続ける摩訶不思議なハスワールド] 100点(ATB)

なんか格好いい題名という理由でDVDを買って放置していたのだが、整理していて見つけたので鑑賞。

凄い。ストーリーの意味はよく
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

1.5

[「恋人たちの距離」への否定的解答] 30点

「ワンダーストラック」と「ラブレス」の間にいい感じの空白があったので鑑賞。

ベルリンにやって来たオーストラリア人カメラマンのクレアが現地の男性アンディ
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ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

41位[息子に興味のない両親による地上の地獄巡り] 80点

カンヌコンペ祭の一環で鑑賞。隣の席にカップルがいて、鑑賞後お互いに無言になってたのが印象的だった。

両親二人とも徹頭徹尾アレクセイに興味
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.0

[たった一言で映画全部がぶち壊し] 60点

昨年のカンヌ映画祭でコンペ部門に選ばれた作品のほとんどを日本公開する珍しい年らしいので、今年くらいカンヌに染まってみようと鑑賞。たった一言が映画をぶち壊し
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レット・ザ・サンシャイン・イン(2017年製作の映画)

3.6

[] 70点

初レビュー。冒頭のビノシュの背中が一番アガる瞬間だが、それ以降はふーんって感じ。別の作品でも思ったけど、ジュリエット・ビノシュは目のやり場に困る服ばかり着ている気がする。

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