No.652[パイソンズの猛毒救世主コメディ] 50点
どうもパイソンズのネタが肌に合わないと感じていた今日この頃、”1001の映画2011”の652番目なので鑑賞。
どうして肌に合わないかハッキリ分かった。1つのネタが長いのだ。基本的に1シーンにつき1つのネタをしているため、ハマればずっと爆笑してるしハマらなければ寒いシーンに只管耐える地獄となる。そして、個人的には後者の方が多い。という悲しい事実。
ギャグの質はさておき、内容について賛否両論巻き起こることは火を見るよりも明らかなのだが、時折猛毒が仕込まれているので注意が必要だ。例えば、”ユダヤ人人民戦線”と”ユダヤの人民戦線”と”ユダヤの民衆戦線”が目的は同じなのに下らない覇権争いをしていたり、”行動しよう!”と言いつつ下らない議論ばかり繰り返し、挙句の果てにブライアンに”殉教乙”と言ってのけたりするのは皮肉が利いていて面白かった。
しかし、先述の通り1つのネタが長いためかテンポが緩慢であり、1時間で収めていたらもっと面白かったんじゃないかと勝手に想像する。
ちなみに、オープニングは気に入ったので、そこだけでも見る価値はあるのではないか。