息子が自死したショックで自らを省みて貧しい人々への施しを始めるイングリッド・バーグマンの話で、最終的にはフーコーの「狂気の歴史」的論旨に収斂していく。政治的・宗教的な見方はいくらでもできるのだろうけ…
>>続きを読む上流階級の平和主義者の女性が、息子の死をきっかけに家庭を捨ててスラム民と過ごしたり工場で労働してみたりすると、アカか精神異常と疑われ、精神病棟に閉じ込められてしまう。
主人公は好き勝手できるわけ…
ドゥルーズから来ました!
工場での体験から新しい主体性を得たのは良いとして、その結果が狂人として檻の中にってのはひどいぜ
世俗の聖職者って感じだったな
博愛主義者というか
社会生活に適応できな…
めちゃいい!社会主義の教科書!(勉強したことないくせに言うな!)目の前で困っている人がいたときに何かしなくちゃと思う未熟な焦燥感。家父長制と医療化批判でもあり、「犯罪」と「子ども」への視線はヌーヴェ…
>>続きを読む本作は、決して資本主義批判であったり、社会主義プロパガンダであったり、キリスト教擁護であったり、ニヒリズムに耽溺する実存主義的なドラマであったりしない。そこに、本作の難解さがある。この物語の裏にどの…
>>続きを読むほぼ成瀬みたいな作風だと気づいた。
イングリッド・バーグマンはどうなのだろうと思った。個人的にはヒッチコックの勝ちだ。役柄の逆をいく自己中心性、自分がどれだけ素敵に見られたいかという傲慢さがメソッド…
イタリアに駐在している商社マンの夫人アイリーンは社交生活に忙殺されている内に息子が寂しさのあまり自殺してしまう。ショックを受けた夫人が社会の矛盾に気付き、隣人愛に目覚める。
戦後のイタリアの社会問…