時に軽やかに時に哀切入り混じる成瀬らしい男女芸道物語
素直になれない優柔不断な男の嫉妬と後悔が描かれていく
時代はまるっきり違うけど、ララランドのような男女のすれ違い
些細なことで口喧嘩をするのも面…
芸道物で「残菊物語」と比較されるが、どちらかと言えば「浮草物語」に近い燻銀の趣深い成瀬巳喜男監督作品の傑作。鶴八山田五十鈴とその母を師匠とする鶴次郎長谷川一夫は兄妹同然で育ち芸を精進する仲だが、息の…
>>続きを読む鶴八鶴次郎という人の映画かと思いきや、鶴八と鶴次郎の映画なんだけど、やっぱり鶴八鶴次郎でなければいけない。二人で一つなのだから。
長谷川一夫と山田五十鈴の掛け合いに笑っていると、どんどん哀切を帯びて…
1938年 成瀬巳喜男監督作品 89分。三味線弾きの鶴八(山田五十鈴)と新内節の鶴次郎(長谷川一夫)はコンビで舞台を勤め、人気を博している。互いに好き合い 芸も認め合ってはいるものの、一寸したことで…
>>続きを読む↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。
☆☆☆☆
原作川口松…
川口松太郎原作の映画。男女の物語。語り口調が清々しく、粋でかっこいい。惚れ惚れするものがありました。新内の名コンビ『鶴八鶴次郎』とは、鶴八が女、鶴次郎が男。芸の道に関してふたりは一切の妥協は許さず、…
>>続きを読む