長谷川一夫と山田五十鈴の喧嘩ばかりしている芸人コンビ、その設定、絶妙かつ微妙な距離感が何とも素晴らしい。脚本がいいし役者がいい。鶴八は2人を贔屓にしてくれていた資産家の嫁となりコンビは解消、鶴次郎は…
>>続きを読む「乙女ごころ三人姉妹」よりさらに、ツーショットとワンショット切り返しを極限まで突き詰める。ただひたすらに高座横並びツーショット、楽屋でワンショット別れを繰り返す。完全に別れを告げたと思われるエンディ…
>>続きを読む人気を博し結婚の約束までした太夫と三味線の男女が、些細なことから喧嘩し別の道を歩むこととなってしまう物語。途中まで、細かいことで文句をつける男の態度に大いに違和感を感じたが、最後は予想通りの納得のエ…
>>続きを読む冒頭からめっちゃ細かいカット割りに面食らったが、唐突にカメラが客席をぐるっと見回して舞台に向きゆっくり下がってゆくカメラワークが為されて、ここでも面食らった。全体として切り返し等も含めてカット割りが…
>>続きを読む芸に生きる男と女。シンプルな筋だけどやりとりやセリフが掛け合い漫才みたいで楽しい。
男の美学とやせ我慢、こんな時代もあったんやね。最後の視線が良かった。
それに、にわか山田五十鈴ファンとしては、彼女…
成瀬作品を見てて嫌な気持ちにならないのは、男性と女性の位置関係が対等である(しばしば女性の方が強い存在として描かれる)点にある。本作でも"男性性"に縛られて素直に他人を褒めることができず、人間関係で…
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