画質、音声共に劣悪で改めて日本映画界がフィルム保存に対して出鱈目だった事がよくわかる。
溝口健二みたいな大監督の作品ですら、これだからなぁ。
余談はともかく、「浪華悲歌」「祇園の姉妹」ほどではない…
このレビューはネタバレを含みます
トルストイの小説『復活』を下敷きに、力強く生きる女性の姿を描いた作品
戦前の映画だけど、困難な人生を生きる普遍的な人間模様が描かれている
デジタルで観たが、掠れたフィルムの質感がカッコ良すぎて現代…
結局家父長制に回収されることなく終わってスッキリ
溝口健二は日本家屋の部屋が地続きであるという構造をディープスペースで撮ることによって、ショット内ショット?のような効果を狙っていると思うが、そのショ…
新藤兼人著「ある映画監督の生涯」で、新興製作の本作美術スタッフとして溝口健二監督と初対面し、師匠と仰ぎ脚本家に転身する下りを思い出した。トルストイ「復活」を基に川口松太郎原作、依田義賢と共同脚色した…
>>続きを読むトルストイ原作の「復活」を下敷きにした、力強く生きる女性の物語。宿の女中からキャバレーの女給、そして漫才師へ。戦前に女性の自立を描いた溝口は時代の先をいっている。フィルムの状態は悪いが、山路ふみ子の…
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