以下、あらすじ含んで書く。
ジェームス・キャグニー演じる、バートレットの鈍臭い感じ。戦争から戻っても仕事に就けない。惚れた歌手のためにあれこれ頑張るけど、その女は戦友で若い弁護士と相思相愛になって…
このレビューはネタバレを含みます
キャグニーとプリシラ•レーンが同時に被り物を取る瞬間からして最高。歌唱シーンに挟み込まれるジェフリー•リンは当然恋を指し示すのだし、反復により確信に変わる。年代の移り変わりを示すモンタージュの破壊の…
>>続きを読むこの作品は全景のカットをメインに(アメリカ映画でよくあるアップの切り返しはあまり使わず)、カメラワークで被写体のサイズを変えて、メリハリを作っているのかもしれない(うまく説明できない。多分、撮影の技…
>>続きを読む爆速で辿るアメリカ犯罪史
群像劇として面白い。置かれた状況によって人間が変化する、あるいは変化しない様子がよく描かれている。
サラッとワンショットに色んなアクションが込められつつもこれみよがしな長回…
戦場の基地で手紙を受け取る場面、立つ人、椅子に座る人、テーブルに腰掛ける人と1つの空間で設計する3つの視点。求婚するジェームズ・キャグニーとプリシラ・レインの動線。このごく普通の演出の豊かさ。
スパ…
第一次世界大戦の復員兵の苦労を示す序盤のエピソード。『ハイ・シエラ』もそうであったがウォルシュの主人公は異常に手が早く、エディはかつての職場の工員を二人まとめて殴り飛ばす。このあまりに性急なパンチ…
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安定のキャスト。
禁酒法✖️ギャグニー最高。
第一次世界大戦から禁酒法の流れまでがテンポ良く丁寧に描かれている。アメリカ史のお手本みたい。だからこそ登場人物たちが時代背景による動機付けでとった行動の…