さーさんの映画レビュー・感想・評価

さー

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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.7

確実に私の血となり肉となっている「THE何も考えんでいいラブコメ映画」の代表作ですが、意外と芯食った台詞・展開も多く、人によっては「あれ?これわたしのドキュメンタリー映画かな?」と思わされるんじゃあな>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

「『あり得たかもしれない未来』も『いまの自分』もどちらも肯定する映画」がとても好きなわたしにとって、またひとつ大事にしたい作品になりました。

過去の思いを清算するために必要な時間は人それぞれ。今作の
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

5.0

ドキュメンタリーの真髄を見たかのような気持ちだ。CGの力で『すごい映像』が溢れている中で、生の映像がもつ凄みを100分間浴び続けた。その凄さは、映し出される数々の噴火の瞬間からくるものだけでなく、カメ>>続きを読む

シュヴァリエ(2022年製作の映画)

-

黒髪のサマラ目当てで見たので、作品そのものには全然期待しとらんかったんやけど、まあ、うん。普通やった…
「起承転結がある物語を書こう!」的な国語の授業で見本として挙げられてそうな脚本なので、目新しいこ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

とてもよく動く眉毛をお持ちのエミリア・クラークの魅力大爆発!タイトルとジャケ写から、よくあるロマンスものかと思って軽い気持ちで見始めたあなたは、ハンカチもといバスタオルを用意しなかったことを後悔するで>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

難しすぎてギブ…こういう怒涛のセリフラッシュ&とんでもない情報量の作品こそ、吹替で上映してくれたらいいのに…ひっきりなしに現れる字幕を追うのに必死で、わたしゃもう映画を見にきたのかシナリオ読みにきたの>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ぜんっっぜん終わらんやん!!!!!

という感情の爆風によって劇場から自宅に直帰した日から一夜明け、少し冷静さを取り戻し、「砂虫かわいかったな」としみじみする余裕すら生まれてきたので感想書きます。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

シリーズ3作目をいきなり見始めたんかと思っちゃうほど、設定と用語についていけずオタオタしたんだけど、見てるうちにじわじわ分かってくるから逆に面白い。しかしpart1だけだと何ひとつ話が始まってない…む>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

こういうの好きな人ホイホイ映画にホイホイされて、期待通りめちゃくちゃ楽しんだwwおもろかった〜〜全然このまま199作続編作ってもろて無問題。ラッセル・クロウの新たな看板シリーズになってほしい(バリ適当>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.3

とても良かった…登場人物たちの言動に100%共感できたわけではないけど、だからこそ、人間をひとつの物差しだけで測ることはできないと思ったし、そういった愛憎入り混じった感情をすべて吹き飛ばす「音楽」の圧>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

-

果たしてミュージカルという形式を取ったことは、吉と出たのか凶と出たのか……

まず、この物語そのものにはとてつもないパワーがある。そして歌がそのパワーを増強していると感じるシーンもあれば、歌があるせい
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

見終わって数時間経ってからじわじわと胸の内に広がっていくような作品。
「母」「娘」という肩書きを背負ったままでは踏み込めない部分に、そっと光を当ててほぐしていく。『お母さんにも子供だった頃があったのだ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

よくぞこの映像を残していてくれました…!!

本編でも言ってたけど、エージェントやマネージャーに守られていない、アーティストの生の姿が映し出されていて新鮮だった。イメージどおりの人もいれば、イメージ以
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

映画館行かなくてすいませんでした…!!

一作目がほんの序章だったことを思い知らされる続編。キャッチコピーが「運命を受け入れろ」から「運命なんてブッつぶせ」に変わっているのが全てを表しているね…文句の
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

ババアのタトゥーがやばい(いちばんどうでもいい感想から記すスタイル)

主人公ベラの設定を聞いて、一体どんな演技で表現されるのか、想像できる人間がどのくらいいるんだろう。でもエマ・ストーンの演技は圧巻
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.7

SFとしてはもちろん、アクションもかっこいいし、突っ込んで笑えるシーンもあるし、何より今見ると若すぎるコリン・ファレルが良すぎる…!トム・クルーズはそこまで見ため年齢変わってなくて時止まってんのかと思>>続きを読む

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.6

歩いた者にしか分からない景色。
1600kmという目眩のするような距離を歩いて変化したものは、結局のところ歩いた本人の心のうちだけなので、リースの演技や過去と現在を交差させる演出がどれほど良くても、家
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

クイズ・ミリオネアのBGMを聞くだけで緊張感がみなぎるテレビっ子(俺)

よくぞ120分にこの内容量を収めてくれた!さすが監督ダニー・ボイル。映像の疾走感と物語の重みを両立させる天才だわ。

原作も死
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

-

本編「ワンス・アポン・ア・スタジオ」、おまけ上映「ウィッシュ」だった。決して悪い作品ではないし、映画館で観て良かったなと思ってるけど、なんやろな…作る側も色々しがらみがあって大変やったんやろなとか、余>>続きを読む

〈主婦〉の学校(2020年製作の映画)

3.8

カップ麺をすすりながら、YouTubeで丁寧な暮らし動画を見ている現状を、意識面から変えていこう!ということで、こちらのドキュメンタリーを鑑賞。見終わった途端、洗い場に溜まっていたお皿を洗う気になった>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.7

15年も前の映画だったのか!
今見るとキャストが若い若い。お肌プリプリだし化粧も平成だし、それだけで見てて楽しい。主演3人は芸達者ぞろいで、今作は淡々とした演技が続くけど、それでも各々の個性出てて良い
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.9

良い意味でちゃんとしてない映画。
見る側の「こうなるだろうな」をとことん覆し、一体この物語はどこへ向かうのかと、変な汗をかかされつつも、最後は収まるべきところにすべて収まってとっても満足。鑑賞後に思い
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

ミシェル・ヨーを最高に輝かせる映画が、まさかこんな素っ頓狂な作品だなんて…監督も俳優も常に観客の一歩、いや百歩先を進んでいないと、新たな扉は開かれないのね。
10年前に公開されていたら、アカデミー賞ど
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

5.0

文句ないです!本当に面白かった!
子どもの時に、「ハムナプトラ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」を見てワクワクした気持ち思い出した。映像もCGと実写の境目がなくて見応え抜群だし、随所に挟まれるギャグ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

ルーティンは強い。
子どもの頃は、毎日ちがうことをして、たくさん考えて選択することに何の躊躇いもなかった。
でも年を重ねると、「選ぶこと」「考えること」「思い出すこと」そのものが苦痛になる時がある。毎
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

こんなに純度100%のファミリー映画久しぶりに見たかも!
最近の子供向け映画って、「いやこれ大人の方が泣くやつやん!」みたいなこと多いんだけど、今作は子供がバリバリ楽しめるように作られた結果、大人まで
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

良い部分とイマイチな部分がとてもはっきりしてるので、少なくとも消化不良感はなかった!こんなに人が死んでるのに、何も考えずに見れて後味すっきりって逆にどうなんという気もするけど…何やかんや見た人とは語り>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.9

作中で描かれる若者たちの青春が、そのままキャストたちの青春時代と重なって、今見返すと最高にエモい作品だった。出演した彼らにとっても、この作品に携わっていた期間は、まさに青春と呼べる日々だったんじゃない>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

-

生まれてから今までに経験したすべての感情をフル稼働する3時間だった。作品自体は淡々とすすんでも、見る側の心境は常に揺さぶられ続け、どうしたって一言で表せるような作品ではない。手放しで良かったとも悪かっ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

良すぎて翌日からちょっと体調崩した…(陰キャあるある

「ズートピア」以降の総決算。「共生」「個人・個性の尊重」など、ここ数年ディズニーが繰り返し訴え続けてきたテーマが、最高のバランスでここに結実した
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ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌(2022年製作の映画)

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「RENT」や「ムーラン・ルージュ」に多大な影響を与えたオペラ「ラ・ボエーム」!

↑この程度の認識で本作を見に行って、度肝を抜かれて椅子から転げ落ちたのは他でもない私です。

これは、ガチ中のガチ。
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

4作目にして過去一おもろいって何事www
キアヌも監督も製作陣も、ここまでやり切ったら本望だろう!わたしも頭の先から足の先まで言葉に出来ないほど満たされました!

たしかにアクション映画で169分は長
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8

毎日毎日働いて、家事して育児してヘトヘトになって。求められることが多すぎるんよ。あ〜いいよな昔はさ、ずっと家で過ごしててよかったんだもん。周りもみんな同じような生活しててさ、、、

と感じることがあっ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

「難しい…」という感想をたくさん聞いた上で、きっと全然意味が分からないんだろうなと覚悟して見に行った。そして、これは難しいんじゃなくて、おもんないだけでは…という感想に落ち着いてしまった。ジブリ作品、>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.6

い、い、市川さあああん!!!!

何だろう、この知ってる人が取り憑かれてると、ほんとに取り憑かれてみえるのね。知らなかった(そら知らんやろ

序盤で前回のトンデモ異世界ワールドの映像をもう一度見せてく
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.8

これだけ星4なのウケるけど、いやでも傑作の呼び声高いのも十分納得の展開だった。ここにきてまだまだ風呂敷広げられるコワすぎシリーズ最高すぎ。俺たちの市川さんがJKにキレるとかいうご褒美シーンも良きでした>>続きを読む

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