さーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キャッツ・ドント・ダンス(1996年製作の映画)

3.8

古いアニメだのう〜となるかもだけど、面白いので安心して見てほしい…!!

今となっては懐かしい手書きアニメの良いところが全部詰まってる。今見ると逆に新鮮だなあ…加えて楽曲も明るくノれる曲が多くて、全く
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

続編は劇場で見ます。(令和最大の誓い)

細かいことはどうでもいいから黙ってオレらについてこい…なぶっ飛びアクションお祭りムービー。見た目はB級、技術はA級、だけど心はいつでもB級!全編通して破天荒極
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんともいえん…

これだけ長尺の作品なのに、どうにも中途半端な印象で終わってしまった。「バットマン」の皮をかぶった本格クライムサスペンス…という試みには胸躍ったものの、アメコミヒーロー物にも、犯罪サ
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五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

3.9

欲望に忠実な大人たちのためのお伽噺。
民話ならではの不条理、残酷さ、欲を持った人間への容赦ない突き放し。恐ろしくはあるけれど、一度味を知ってしまうとやめられない中毒性もある。並行して描かれる3つのスト
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ハート・ショット(2022年製作の映画)

-

でええええええっ?!ここで終わるうううう?!?!?!?!

これは今すぐ長編化希望。こんなに散々ぶち上げられたアドレナリン抱えて生きていくの無理やで…製作費はおれが何とかするから好きなだけ続き撮りなよ
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いつかはマイ・ベイビー(2019年製作の映画)

3.6

「理想の恋人像」もここまで来たか〜。さすがアリ・ウォン。いまさら相手に「永遠にキミを守る!」なんて言わせないよね。ラストのセリフ良いわ〜。

話はベタだしフツーなんだけど、価値観がちゃんと時代に即して
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

深そうで深くない、浅そうで浅くない会話がクセになる。好きやわあこういうの。「ちょっと思い出しただけ」を見てなかったらこの映画にも出会えてなかったんやな…しみじみ。

5本の短編オムニバス。どれも見終わ
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アリ・ウォンの人妻って大変!(2018年製作の映画)

4.2

発言の9割がド直球の下ネタ、残り1割は一瞬下ネタじゃないように見える下ネタ。とんでもないこと言いまくってるんだけど、もう腹よじれるくらい笑った。独身、既婚、子どもがいるいない問わず、全世界の女性に届い>>続きを読む

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.2

男の顔がタイプじゃないせいで恋愛映画を楽しめないのがいちばんつらいのよ!!(突然の咆哮)

序盤のテンポの良さは好きやったんやけどな〜
ちょいちょい挟まれる小ギャグも面白かったし、フランス映画にしては
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ハミルトン(2020年製作の映画)

4.2

世界史の教科書を引っ張り出しても、名前すら載っていない…そんな人物の歴史ミュージカルなんて、いくら本国アメリカで社会現象になったからといって楽しめるのか…?という懸念は、開始5分で跡形もなく散ってゆき>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

関係者レベルで泣いた。こうして制作風景を見ると、おとなたちの力…!!に感動した。監督はもちろん、スタッフたちが親のように幼いキャストを見守り、名だたる共演俳優たちが、役者として本気でぶつかっていったか>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

「ちょっと思い出しただけ」
このタイトルがスクリーンに映し出されたとき、「せやんなあ〜〜〜〜〜」と思わず口をついて出そうになった。クリープハイプのエンディング曲もマッチして、余韻で溺れそう。ほんとに、
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さがす(2022年製作の映画)

-

ずっと飲み込めない異物を抱え続ける2時間。セリフを聞いているだけでは見えてこない心の闇が、佐藤二朗迫真の演技から見えてくる。知らん方が良いこともあるやで…

本作がすごいのは分かる…んだけど、物語にど
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.4

あまりにも急展開な物語にすら説得力を持たせる名曲たちの素晴らしさは言わずもがなだけど、今回のリメイクはキャストが最高だった。アニータ役をやるために生まれてきたんかと思うほど、アニータがハマってた。こん>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

泣いた?ええ泣きました、泣きましたとも満足かえ?!(ブチギレ号泣)こんないかにも泣かせまっせ?な映画に泣いてたまるかと思ってたけど、まじ無駄な抵抗だった。シンプルに歌が良い…

オリジナルの「エール!
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最終的なオチも全然嫌いじゃない。でもそれ以上に、「老いへの恐怖」からの「人生、終わりよければすべてよし」を描く中盤の展開が大変好みでした!

これを書いている今も、わたしの体は着々と老いている。でも普
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.8

本作劇場公開に合わせて、半ベソかきながら前2作を見たのに、やっぱり映画館で見るのは怖くてレンタル待ちしたやーつ…
結果、そんなに怖くなかったし映画館行きゃよかったわい。

エド&ロレイン好きにはたまら
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

3.8

ハートウォーミングなほっこりドラマを想起させるこのタイトル、このポスターにして、キャッチコピーが「キッチンという名の牢獄」なのやばすぎん??ということで、怖いもの見たさで鑑賞。しっかり怖いもの見たわ…>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

悲しいかな、映画・音楽・文学・美術、あらゆる表現への愛を語る本作の魅力を的確に表現する術をわたしは持たない…どれほど本作に満足しているかを、星の数でしか表せない自分にもどかしさを感じつつ、いつものよう>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.6

平岩紙と竹中直人が高校生役という世界線…

何にもやる気のない高校生が音楽と出会って青春する「スウィング・ガールズ」的な話かなと思ってたけど、いやその前にポスター見ろよどこがスウィングガールズだよって
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

何千年もの長きに渡り、女性を抑圧し、男性を縛ってきたすべての「男らしさ」を今作がまるごと葬ってくれました。映画における「男性性」に疑問を投げかける昨今の作品群の中では、いちばんしっくりきたし、わたしの>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.3

ルピタ先生ときゃわいい園児のよちよち行進〜ゾンビを添えて〜の絵面だけで価値あるゾンビ映画。

ゾンビが出てくるまではテンポ良くて、ゾンビ出てきてからグダるという珍しい展開。主人公クソ野郎伝説!な序盤は
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

画鋲を食べるショッキングな映像にホイホイされて再生ボタンを押しましたが、蓋を開けてみれば、ひとりの人間が自分の存在を認めてあげられるようになるまでを丁寧に描く大変良い物語だった。異食症はほんのとっかか>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

事実はこの世にひとつだが、真実は人の数だけ存在する…って話なんだろうけど、今作は作り手の意図がめちゃ組み込まれてるから、勘違い男①、勘違い男②、真実を語る女①って感じで、もう刺し違えてどっちも死ね…と>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

ミュージカルを愛する人々が、ミュージカルを愛する人々のために作ったってことがひしひしと伝わって、映画としての出来不出来以前に、存在してくれてありがとうございます映画でした。なむなむ。

「夢を追う若者
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.7

「カッコウって、モズとかの巣に自分の卵を産みつけて、子育て任せるんだって」
「へええ〜〜」

いつどこで聞いたか全然覚えてないけど、結構な人が知ってるこの豆知識を存分に映画化したぜ!しかも、卵を押し付
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

もうすでに2022年いちばんつらかった映画体験がここに爆誕しました、、★2.8みたいなラブコメすら楽しめてきたのに、今作がハマらなかったなんてな!!!これは紛れもない期待値が生んだ悲劇。見るのが遅くな>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

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これは完全に映画館案件だったな、、と思ったけど、じゃあ映画館で見たなら理解できたんか?いいえできません。
話の内容には全然ついていけないけど、絵面の強さで2時間耐えました。

序盤は、普段テレビ見ない
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

うむむ…なかなか面白いじゃありませんか!!!一歩間違えればクソ邦画になりかねない設定の話だったけど、役者陣の抜群の演技力と、要点を絞ったメリハリのある脚本で普通に面白いサイコサスペンスに仕上がってる。>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

「アメリ」見たらブリュレ食べるし、「グリーンブック」を見た後はケンタッキーに走って行くやん?だから「ハウス・オブ・グッチ」見た後は当然最寄りのGUCCIに…

行けね〜〜〜行けるわけね〜〜〜〜

見る
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

3時間、いやむしろ、見終わった時の虚脱感からすれば10年くらいの月日が流れてるんじゃないかと浦島太郎化する長さだった。ただそれは退屈という意味ではない。長尺の映画に対して、「時間をまったく感じなかった>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こいつぁわたしの中でも賛否両論!
まずは賛のわたしからどうぞ。

賛「レイフ・ファインズにやってほしいと思ってたこと全部やってもらいました!なレイフ大喜利が最高よね。今作見るだけでレイフ・ファインズの
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シカゴ(2002年製作の映画)

5.0

正月のおもしろ荘で一年分の「シカゴゥ〜」を聞いたために、まんまとシカゴ見たいなという気持ちになったところに、午前10時の映画祭が「シカゴ」を仕込んでくる(?)という図ったかのようなタイミング!わたしホ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

キュキュッとまとまったストーリーで大変良き!映像の迫力、声優の演技も圧巻だったけど、何より世界中のメンヘラの声を代弁するリカちゃんというキャラ、いやもはや概念が最の高すぎて最高でした。やはり恋愛は0か>>続きを読む

さらば! 2021年(2021年製作の映画)

3.8

「さらば!2020年」を見て、(これ毎年やってくれんかな〜)と思っていたのはわたしだけではなかったようで嬉しみ。おなじみの偏差値3のキャラ達もパワーアップしててほんと愛おしいわ。

東京オリンピックの
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターに並んだ「俺の考えた最強のキャスト」を前にして、ギャラだけで国家予算超えるのでは…という不安と謎の満足感を覚えつつ、意気揚々と劇場に向かったものの、観賞後は「もう何やったってダメだ。人類はこう>>続きを読む