nomoreさんの映画レビュー・感想・評価

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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.1

これは想定外のラブコメホームラン!

"Anyone but you"
"あなた以外の誰か"がホームランを打つと思っていたけれど、まさかあなたが打つなんて!という意外性(失礼だけど)。

お前打てない
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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

4.3

Ars longa,vita brevis

亡くなる7ヶ月前に8日間かかって演奏した20曲。
彼が残した最初で最後のソロピアノコンサート映画。

場所は「日本でいちばん音がいいスタジオ」と彼が評する
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.0

猿と人間が逆転した世界

このプロットを創造した作家は天才!
その小説が発表されてから60年以上経つというのに、またも新作が創られるのだから。

1968年の映画化第1作のラストシーンの衝撃は、映画史
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トラペジウム(2024年製作の映画)

3.8

「はじめてアイドルを見たとき思ったの。人間って光るんだって」

アイドルだけじゃない、自分のやりたいことをやっている人は光ってる。

私は最高のキャリア教育映画として観た。

歌番組などで男女問わずア
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

4.0

中村ゆりが観たくて。

中村ゆりほど"薄幸"美人はいない。
と私は推しているのだ。

もはや"薄幸"が"発光"しているのだ。
薄日の如く光り輝いている。

本作でももちろん"薄幸発光"しております。
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.9

桜田ひよりをお目当てに。

冒頭の彼女の言動が破天荒すぎて、
"まじーノイズ"だった⁉︎
けど可愛いのですべて許す。

想像以上に音楽映画だった。

観ながらDTM(デスクトップミュージック)やってみ
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.8

皆さんは、『アルプススタンドのはしの方』という映画を覚えているだろうか?

何を隠そう『アルプススタンドのはしの方』は、2020年の私のベスト邦画なのだ。

その『アルはし』に続く、「【高校演劇リブー
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.0

韓国発リアル"スラムダンク"!

リバウンド
「ミスをチャンスに変え、失敗を成功に導くこと」
(こんな意味あったん⁉︎使わせてもらいまっせ)

よく大谷翔平の二刀流での異次元の活躍を形容するフレーズに
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.1

ぼくらが旅に出る理由
by 小沢健二

遠くまで旅する人たちに
あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では
旅に出る理由があり
誰もが手を振ってしばし別れる
(歌詞一部引用)

時間があれば車中泊
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無名(2023年製作の映画)

4.1

ん〜ウットリたまらん。

中国産スタイリッシュ・スパイ・ノワール

とにかくその激渋な雰囲気がたまらない。

黒を基調とした映像美。
スパイたちのビシッとしたスーツの着こなしがカッコ良過ぎる。

19
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

ぽかーん

観終わったあと、ほとんどの人は行きどころのない感情を抱えて劇場をあとにするはずだ。

あれは"悪"だったの?

"悪"はなかったの?

濱口監督からの問いかけの映画

都会と田舎、開発と自
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

「人生に起こることは何でも楽しまな!」

"上機嫌に生きる"
私の人生のモットーだ。

上機嫌に生きるには、この映画の言葉のように「起きることは何でも楽しむ」姿勢が不可欠なのだ。
そのことを失敗を重ね
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

"微力だが無力ではない"

2024.5.2 朝のニュース
4/29 ウクライナの「ハリーポッターの城」と呼ばれる教育施設としても使用されているお城が、ロシア軍のミサイルよって攻撃され炎上。少なくと
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これはもはや昭和ゴジラの怪獣大集合大決戦ハリウッド版!

さながら地上と地下を舞台に闘う怪獣プロレスバトルロイヤル!

あのプロレスの大技も披露されますよ!

いろんな細かな設定を抜きにして、そこだけ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

"俺はいつだって完璧だ"
新宿の種馬 冴羽獠

鈴木亮平はいつだって完璧だ。

誰もが知るアニメーションキャラクターを有無を言わぬ完璧な役づくりで仕上げてくる。

あの"もっこりショー"での肉体美を見
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

"All of Us Strangers"
わたしたちはみんなストレンジャー

Gyuっとくる"G案件"の物語だった。
"Ghost & Gay"

人は孤独だ。
とりかえしのつかない喪失感や後悔に囚
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陰陽師0(2024年製作の映画)

4.0

また山﨑賢人か...

極力そう思わないように努めよう
努めよう努めよう
期待値はマイナスでもプラスでもなく"ゼロ"で観ようじゃないか

結果、陰陽師(まだ学生)山﨑賢人
いいじゃないですかー

"キ
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

最後には皆死ぬ
あまりに早く
あなたは何をする気?
一度きりの貴重な人生で

by メアリー・オリバー(詩「夏の日」から)

"水の神の精霊"の名をもつナイアドは、60歳にして再びマラソンスイミングに
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.9

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」

そんな古いイギリスの諺を思い出した。

凪が自分で「水」を飲む覚醒の瞬間を観るための映画。

凪にとって「水辺」が「ブルーロック」
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.1

"芸術作品がもたらすのは答えではなく問い"
"その本質的な意義は---矛盾する答えがはらむ緊張の中にある"
by レナード・バーンスタイン

冒頭のこの言葉こそ、彼の音楽であり、フェリシアとの関係では
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プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

"アイドルのアイドルをやめる物語"

ここで言う「アイドル」とは、熱狂的なファンを世界中にもつスーパースターのエルヴィスを指すとともに、多分に「偶像」の意味合いをもつ。

エルヴィスのアイドル(偶像)
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

1972.1013
ウルグアイ空軍機が雪のアンデス山脈で墜落

いかに生還するか
72日間の"アンデスの奇跡"の軌跡

絶望的な状況の中で、ラグビーチームの絆が試されていく。

生きるために食べる?
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貴公子(2023年製作の映画)

4.0

四の五の言わずにひたすら走って劇場へGO!

車のある人はカーチェイスしながらGO!
(これは問題あり)

それが無理なら、電車でGO!

痛快!韓国アクションノワール

お前誰?
なぜ連れて行かれる
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

4.0

"いつだって陽の当たる場所にいよう"

アン・ハサウェイを拝みたくて。

ポスターの三人のラブコメかと思って観たら予想外の展開にあららあらら。

"She comes to me〜tugboat op
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.1

GWは北海道函館行き決定!

聖地巡礼どころか函館観光全部乗せ!って感じで、もう行かなくても十分観光気分も味わえちゃったけど。

これからの桜花見を目当てに。
土方歳三関連の史跡巡りに。

内容は詰め
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.1

14歳に戻りてーー

わちゃわちゃして何でもないことに笑い合えた日々に戻りたい。

学校を卒業してからのどうでもいい質問のひとつにこんなのがありますよね。

「もし戻れるとしたらどの時代に戻りたい?」
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

一時アイアンクローごっこが友だち同士で流行ったことがあった。

致命的に手が小さく、握力も弱かった私。
握力を強くしようとトレーニングを開始したが、三日坊主だった遠く苦い記憶...

「そんな遊びでク
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

春の日に、どよーん
晴れてるのに心は全く晴れない

以前に『王様のブランチ』でLiLiCoがオススメしていて気になっていた作品。

しかし、近くの劇場で公開していない。

ということで、遠征して鑑賞。
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

"オーメン:マイ・ファースト・ホラー"

なんとなくこのフレーズが言いたくて映画を観た。

基本ジャンルレスで何でも観たい派なのですが、唯一ホラー関係は苦手なので、いつもは敬遠している。

がしかし、
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

イニョン
8000層の縁
摂理
運命

昔好きだったあの人どうしてるかな
もしかして今でも好きかもしれない
あの人こそ運命の人なのかもしれない
会いたいな

こういう妄想をしたことはないだろうか。
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.8

音楽はファーレと地球を救う!

春休み定番ファミリー映画
子どもたちとファミリーで賑わっておりましたよ。

まあ、そんなこんなで私も訳ありファミリー鑑賞したわけです。

VHS時代からレンタルお家鑑賞
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.1

「物語をつくるのは簡単。難しいのは正しい記憶を持ち続けること」

『美と殺戮のすべて』

タイトルに魅かれて鑑賞
たまにはこういう鑑賞もやってみたくなる。

写真家ナン・ゴールディンのドキュメンタリー
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0

自分の体に起こったことは、自分でどうするか決める権利がある。

今も世界203か国で人工妊娠中絶を認めている国は11か国という現実。

日本はその11か国の中に名を連ねている。
ただし「配偶者の同意が
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おしゃべりな写真館(2024年製作の映画)

4.0

北海道鹿追の凛とした自然に癒され、
しみじみ沁み入る物語であった。

喪失感や不安を抱えた者同士が、不器用に寄り添い、写真を通じて再生していく姿に胸が熱くなった。

鹿追町の人々が多数出演し、ローカル
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.9

♪こーわいなーこーわいなー♪

フィービーの活躍が再び観たくて。

ちょっと拗らせちゃったけど、「マッケンナ、マッケンナ!」って応援してた。

負けんなフィービー!
グレイスな輝きを見せてくれ!

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

"一人の天才科学者の創造物は、世界の在り方を変えた。そしてその世界に、私たちは今も生きている"

全人類の課題として自分事として観るべき映画のひとつが加わった。
(もちろん好き嫌いはあるけれど)

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