"オーメン:マイ・ファースト・ホラー"
なんとなくこのフレーズが言いたくて映画を観た。
基本ジャンルレスで何でも観たい派なのですが、唯一ホラー関係は苦手なので、いつもは敬遠している。
がしかし、私のホラー原初体験である『オーメン』は、強く刻まれる映画の中の金字塔なのです。
あとは、やっぱり『エクソシスト』!
かつては、友だちと"666"って頭に油性マジックで描き合ったりしたものだ。
「劇場で一人だったらどうしよう」
そんな心配から恐る恐る劇場へ入って行った。
適度に人がバラけて入っていたので、ひとまず安心。
真っ暗な劇場で一人っきりでホラー映画を観るなんて私には耐えられないから。
悪魔の子デミアン誕生の物語
ビル・ナイやマーガレット役のネル・タイガー・フリーの優しい感じが、映画を観やすくしてくれてよかった。
なぜ悪魔の子を生み出さなければならなかったのか?
キリスト教のことはいまだにさっぱり分からないけれど、神や悪魔を利用した人間のエゴや権力闘争のようにも思える。
信じる神様が異なるだけで、人間同士が争ったり。
神様への信仰を高めるために、悪魔を生み出して人々の恐怖心を煽ったり。
宗教リテラシーを高めると世界はまた違って見えるのかもしれない。
映画もそうですよね。
宗教リテラシーがあると、より外国映画を深く味わうことができる。
時々くるジャンプスケアには、予想して目を瞑ってしっかり対応。
グロいシーンもあったけれど、想定の範囲内。
総じてとても面白く、ザワワザワワしながら映画を観ることができた。
「デミアンデミアンデミアン」と唱えながら、劇場を出ミアンしたのでした。
(え?)
あ、「ダミアン」だった。