MATAOさんの映画レビュー・感想・評価

MATAO

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正欲(2023年製作の映画)

3.9

多様性が社会の共通認識として浸透する中で、マイノリティである人たちがどう自らの欲求に折り合いをつけ日々を過ごしていくのか、ということをテーマにした作品でした。
一昔前なら孤立するだけでしたが、今の時代
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.5

試写会で見てきました。
ボブ・マーリーに関する知識があまり無く、事前にWikipediaを読んで一応予習しました。有名な歌はけっこう聞いたことありました。実話ベースの作品です。
ボブ・マーリーの音楽を
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機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート(1998年製作の映画)

3.0

第08MS小隊を再編集した劇場版です。
シロー・アマダ隊長のスパイ容疑に関する審問を主点に、情報部のミラー少佐の視点を交えて話が進みます。
ミラー少佐は本編には登場しなかった人物であり、そのため新作カ
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機動戦士ガンダム第08MS小隊 ラスト・リゾート(1999年製作の映画)

3.8

OVAの第08MS小隊の後日談で、この話も合わせて一つの作品だと思います。
終戦後、行方不明になっている隊長のシローを探すミケルとキキの話です。
フラナガン機関から脱出した子供たちの様子も描かれており
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.7

前作から27年後、大人になったルーザーズクラブのメンバーが再びペニーワイズと対決するという内容です。

一人ひとりの人物像を丁寧に掘り下げて描いていますが、その分尺が長く、超大作のような上映時間になっ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.8

言わずとしれたITのリメイクで、大ヒットしたジュブナイルホラーです。オリジナルは未見ですが、そこからちょうど27年が経過しているのは製作タイミングとしてはナイスです。
内容はスタンド・バイ・ミーをホラ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

さかなクンの半生を描いたような映画で、主演をのんさんにしたキャスティングはぴったりでした!
負の要素がなく、終始平和な気持ちで安心して見れました。
田舎の不良たちは、ほのぼのとして良かったです。

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.7

トークショー付きの試写会で見てきました。
期待通りの救いの無い胸糞悪い(褒め言葉です)映画でした!

旅先で出会って意気投合したパトリックからの招待で、オランダにある彼らの家に行くビャアン一家。
少し
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

4.0

人間の体から体へ移動し、好き放題悪事を働くエイリアン(ナメクジ型)を刑事2人で追い詰めていくSFバディものです。
当時テレビでも見ましたが久しぶりに鑑賞しました。

いかにも80年代なSFアクションで
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新機動戦記ガンダムW Endless Waltz -特別篇-(1998年製作の映画)

3.7

テレビシリーズの後日譚のOVA3話を再編して新カットを加えた劇場版です。
OVA観賞後に観たせいもあり、短い時間の中で分かりやすくまとまってる印象を受けました。
しかしガンダムパイロットたちの過去のエ
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バトルランナー(1987年製作の映画)

4.0

シュワちゃん主演の近未来ディストピア作品です。舞台は2017年(から18ヶ月後)。
民衆は人の命を弄ぶ番組「ランニングマン」に興じており、無実のベン・リチャーズは嵌められて番組に出演することになります
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

2.7

ゲームが原作のホラーファンタジーで、ゲームは未プレイです。
夢遊病のシャロンが言う「サイレントヒル」という街に、シャロンと母親のローズが行ってみると不思議な現象に巻き込まれます。
いなくなったシャロン
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.7

イーライ・ロス監督の新作で、王道のスラッシャーホラーで楽しめました!
雰囲気としてはスクリームに似てますが、殺しのバリエーションが豊富なためか単調さは感じませんでした。途中から犯人がなんとなく予測でき
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

遊びで霊と交信してはいけない、という教訓のような話です。
コックリさんみたいな憑依ごっこで遊ぶ若者たち。
変な手の置物(本当に本物?)を握って自分の中に霊を入れる遊びです。ノリとしてはドラッグをキメて
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.8

これはなかなか面白かったです!
人工皮膚の研究をしている科学者ペイトンが、事件に巻き込まれて大怪我&大火傷→痛みを感じない怪人として復活し、人工皮膚を身に付け変装を駆使して悪の一味と戦うストーリーです
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マングラー(1995年製作の映画)

3.2

洗濯工場のプレス機マングラーが人を襲うという話です。
巻き込まれた人はぐちゃぐちゃに。
マングラーは血まみれの禍々しい機械です。
機械に巻き込まれて亡くなる方は実際に時々発生しており、その度に痛々しく
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.4

デヴィッド・クローネンバーグ監督の初期作品です。本作撮影中はクローネンバーグは離婚調停中で娘の親権争いをしており、その思いが作品に反映されています。それをわかった上で見ると、元妻への怒りや娘を返せとい>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.1

得体の知れない赤ちゃんを拾って育てたら大変なことになったという話です。
ブランドンは暖かい家庭で育ち、環境は悪くないはずですが、頭の中に響く声が、彼を悪の道に走らせるのでした。

短いしテンポよく進ん
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.9

リュック・ベッソンが、実在するダイバーのジャック・マイヨールとエンゾをモデルにして製作した海洋ドラマです。リュック・ベッソン初期の傑作です。
心に残る作品でした。

海に魅せられた二人の男。
フリーダ
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

通常10%しか使えていない人間の脳を薬物で100%使えるようになったらどうなるか、という話でした。
人類初期の猿人の化石に付けられた「ルーシー」から名前を取ったものです。
脚本は詰めの甘さが随所に見ら
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

filmarks 試写会にて鑑賞してきました。
リュック・ベッソン監督の新作で、半身不随で犬使いのドラァグクイーン、ダグラスの半生を描いた映画です。
なかなか盛り盛りの設定でしたが、ダグラスの少年期を
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.1

ジョン・カーペンターがハロウィンの次に監督した作品で、霧の中から何かが来る、という話です。
雰囲気は悪くはないですが、私はそれほど楽しめませんでした。
街が霧で覆われるまでにけっこう時間がかかり、少々
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

4.1

ジョン・カーペンターの1982年「遊星からの物体X」の前日譚です。
良くできた前日譚で、かなり楽しめました!
前作では既に壊滅状態だったノルウェー基地が舞台です。
カーペンター版との繋がりを重視し、前
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.2

久しぶりに鑑賞しましたが、名作であることを再確認できました!
1951年の「遊星よりの物体X」(こっちは未見)のリメイクで、原作「影が行く」(未読)の映像化です。
ジョン・カーペンター節全開の作品です
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.7

斬新な構成で良かったです。
テスがairbnb(民泊サービス)で家に行くと、ダブルブッキングですでにキースという男が宿泊している、というところから話は始まります。
やはり怪しげな地下室には行っては行け
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ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

5.0

「俺たちが日本のザ・ミッシェル・ガン・エレファントだ!」(98年フジロック)

チバユウスケの追悼上映で、スタンディング、発声、拍手OKの上映会で見てきました!!
映画を観に行ったのではなくライブに行
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.9

これは凄い映画でした!
住み込みの看護師モードが、神を盲信するあまりおかしくなっていく話です。
モードには神の声が聞こえ、その寵愛を受けるべく神のために行動します。
本人としては敬虔な信者ですが、端か
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イビルアイ(2022年製作の映画)

2.9

妹の謎の病気のために田舎のばあちゃんの家に行く家族。姉妹はナラとルナ。行ってみると、ばあちゃんがなんか変。という話ですが、私には合わなかったのか、あまり楽しめませんでした。タイトルの「イビルアイ」も、>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

死霊館ユニバース9作目で、死霊館のシスターの2作目です。
シスターアイリーンvsヴァラクのアクションホラーで、派手さはありますがその分怖さはありません。

雑誌を使った演出やインディ・ジョーンズ1作目
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十五才 学校IV(2000年製作の映画)

3.8

山田洋次監督の学校シリーズ4作目です。
本作は学校が舞台ではなく、不登校の中学3年生が屋久島の縄文杉を目指してヒッチハイクするロードムービーになってます。

親は気が気じゃないだろうけど、大介少年はお
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学校III(1998年製作の映画)

3.9

3作目は職業訓練校が舞台で、生徒は職を失って再出発を目指す人ばかりです。
本作は前2作と異なり生徒目線です。
自閉症の息子を持つシングルマザーの小島紗和子(大竹しのぶ)と、不器用でクラスになかなか打ち
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学校II(1996年製作の映画)

4.2

これも素晴らしくいい映画でした。
情に厚い先生たちが、手探りで授業を進める中、いろいろな発見や成長がありました。見ていて何回か泣いてしまいました。
先生は生徒から教えられ、それを生徒に返していく、とい
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学校(1993年製作の映画)

4.3

山田洋次監督が下町の夜間中学を舞台に描いたヒューマンドラマです。
西田敏行演じる黒井先生と様々な事情を抱えた7人の生徒たち。
教師も生徒も、裸の心でぶつかり合うような、そんな教室です。
一人ひとりが適
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スクリーム6(2023年製作の映画)

3.7

スクリーム6作目です。
前作から1年しか経ってません。
シリーズも回を重ねると、今までの設定を無かったことにしてオリジナルの正統派続編!とかやりがちですが、スクリームはそんなことはなく前作までの設定を
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.6

スクリーム5作目です。
前作を最後にウェス・クレイヴンが亡くなり初めて別の監督になりましたが、しっかりスクリームでなかなか良かったです!
今回は消去法でなんとなく犯人がわかりました。
前作までのキャラ
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スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.6

スクリーム4作目で、ウェス・クレイヴンの遺作です。
これはなかなか面白かったです!
犯人が誰か考えながら楽しく見れました。
誰が犯人かは当たりませんでしたが、こういう人は犯人ではない、というパターンは
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