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十五才 学校IVのMATAOのレビュー・感想・評価

十五才 学校IV(2000年製作の映画)
3.8
山田洋次監督の学校シリーズ4作目です。
本作は学校が舞台ではなく、不登校の中学3年生が屋久島の縄文杉を目指してヒッチハイクするロードムービーになってます。

親は気が気じゃないだろうけど、大介少年はお金では買えない貴重な体験をしましたね。宮崎で会った登が大介に送った詩がとてもいい詩でした。「…だから浪人は立ち止まる。そしてまた歩き始める。」
そう、自分のペースでいいんです。

帰宅してから、大介の父親(小林稔侍)が叱りに大介の部屋に行って、結局大したこと言えずに言葉に詰まってるシーンはグッときました。

大介の好きな女の子がイズミで、屋久島のおじいさん(丹波哲郎)の息子(前田吟)が満男、登は寅さんの舎弟の登から?更には佐藤蛾次郎さんも出演していて、どことなく「男はつらいよ」を匂わせるものがありました。
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