MATAOさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ハロウィン III(1982年製作の映画)

2.5

ハロウィンをテーマにしているもののマイケル・マイヤーズは登場せず、シリーズとは全く関係ないのにⅢとナンバリングされている不可解な作品です。

ハロウィンマスクを製造する会社シルバー・シャムロックが大量
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ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.9

前作と本作は、同じハロウィンの夜に起きた出来事の前編と後編のような位置付けになります。
ローリーを追ってマイケルは静かに大暴れ。キルカウントも増えてスラッシャー映画らしくなってきました。
撃たれても死
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ハロウィン(1978年製作の映画)

5.0

スラッシャー映画の礎を築いた金字塔的ホラー作品で、私はこのシリーズ大好きです!
精神病院から脱走したマイケル・マイヤーズがハドンフィールドの街で殺人を犯します。その行動原理は本作ではまだ不明で、ジェイ
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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

2.6

ゼータの劇場版3部作の3作目です。
New Translation(新訳)となってますが、やはりTVシリーズの総集編の域を出ず、とにかく展開が早いです。
ティターンズ、エゥーゴ、アクシズの三つ巴の戦い
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

2.5

劇場版3部作の2作目です。
サブタイトルは恋人たちですが、恋愛模様を描くにはあまりにも各キャラの心理描写が薄いです。
オリジナルより戦闘シーンは迫力がある気がしますが、作画技術に20年の差があるせいか
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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

1.5

TV放映から20年経って製作された劇場版3部作の1作目です。TV版を全て見た上での鑑賞です。
ひどい作品で、良いところがなかったです。

劇場版なので尺の都合上カットしなければならないシーンがあるのは
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.2

山野ホールでの舞台挨拶付きの試写会で鑑賞してきました。
在宅介護の限界にどう向き合うのか、被介護者の死は家族と当人にとって救済か喪失か。
重い社会問題にきちんと対峙し問題提起する映画でした。
松山ケン
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

発想が奇想天外すぎて類似の作品が全く思い付かないです。
十徳ナイフのように万能な死体スイス・アーミー・マン。
ダニエル・ラドクリフはハリー・ポッターのイメージしかなかったのですが、もはやなんでもありで
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

実在のバーナムとは違うかもしれませんが、みんな違ってみんないい、多様性社会を先取りする世界観に心地よさを感じました。歌もダンスも素晴らしかったです。
脚本もシンプルで良かったです。
映画館で見たらもっ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.4

数々の賞を総嘗めにした完成度の高いミュージカルですが、何故か自分には感情移入や共感できる部分が少なかったです。

夢に向かって夢見る男と女。
挫折と成功。
キラキラと華やかな歌とダンスの合間に垣間見得
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.3

日本で暮らすクルド人の映画です。
多くの人に見てもらいたい映画です!
この映画を見ていろいろ考えさせられ、見終わった後でクルド人のことや日本の難民政策について調べました。

日本の難民認定率は低く、2
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

格差社会に対する風刺的作品です。
富裕層の華やかな結婚パーティーから一転、なだれ込む暴徒、街では暴動、クーデターによる軍事政権の樹立。
社会は一変します。
映画はフィクションですが、世界では現に起きて
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

身体に障害があり車椅子生活のクロエと、クロエに異常な執着のある母親の歪んだ愛の話です。
得体の知れない薬を飲ませ続けられるなんて気持ち悪いです。
タイトルの『RUN』 は、母親のからの脱出という意味合
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

狂気のレストランの話でした。
シェフは何故こんな思考になってしまったのかわかりませんが、レストラン側がみんな狂ってるのにそれを当然と捉えているのは『ミッドサマー』に通じるものを感じます。
てっきり人肉
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.0

どんでん返し系とは知らずに見たので後半で少し驚きましたがそれだけで、あまりぱっとしない脚本でした。悲しい話ではありますね。
掟はストーリーにそれほど絡んでこないので邦題に入れない方がいいです。
マロー
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殉教血史 日本二十六聖人(1931年製作の映画)

3.0

1931年に公開された無声の宗教映画で、四谷の聖イグナチオ教会での上映会で鑑賞してきました。
活動弁士(澤登翠さん)付きて映画鑑賞するのは初めてで、貴重な経験をしました!5人の演者による生演奏も付いて
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.2

ファンタジー寄りのフィンランドのホラーです。
12才のティンヤが森で拾ってきた卵を孵化させて、そこから産まれてきたものが恐怖をもたらす、という話ですが私にはあんまり刺さりませんでした。
本当にカラスの
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

もっとホラーかと思ってたら全然違って、大自然の中の牧歌的な映画でした。
時間がゆっくりと流れていきます。
アダも動物たちもかわいいです。
どうやって撮影してるんでしょうね。

何かが起こりそうで起こら
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.3

ハングオーバーシリーズ3作目です。
全然ハングオーバー感無いなと思って見てたら最後に取って付けたようにありました。
変化球で来ましたが、マンネリでもいいから前半にハングオーバー要素を持ってきて欲しかっ
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.9

ハングオーバー2作目、ステュ結婚編です。
てっきりステュは勢いでベガスのストリッパーと結婚するのかと思ってましたが違いました。
舞台はタイのバンコク。目が覚めたら前夜の記憶がなく、何が起きたか謎を解き
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.9

結婚式2日前にバチェラーパーティーやって目が覚めたら前夜の記憶がぶっ飛んでいて、花婿が行方不明。何が起きたのか謎を解いていく、というハイテンションコメディでした!

男たちのばか騒ぎが、見ていて楽しす
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

ステキな映画でした!
BLをきっかけに、うらら(芦田愛菜)と雪さん(宮本信子)の交流が始まり、仲良くなっていく物語です。
私はBLもコミケも全然馴染みがありませんが、友達と共通の趣味について語り合うっ
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.2

息子が死んでしまって、息子が経営してたゲイバーを母親(メイベリン)が立て直す話です。
ハートウォーミングで、ミュージカル調で、すごく良かったです!

最初はメイベリンはお店の人たちになかなか受け入れて
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.3

先日、舞台挨拶付きの試写会で見てきました。
ドラマと原作は未見です。
あくまでフィクションなのでこの映画をもって法曹界に対する先入観を持ってはいけませんが、まずまずの娯楽作品に仕上がってたと思います。
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.6

ソウシリーズ9作目です。
ソウシリーズである必要性を感じませんでしたが、これはこれで面白かったです!
犯人としても、模倣する必要はなかったはずです。単に拷問したかっただけなんでしょう。

私はラストの
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.5

ソウシリーズ8作目です。
これはシリーズの人気に肖って製作してしまった蛇足だと思います。
邦題のレガシーも余計です。

少し時系列がわかりにくいものの、今までの作品を見てなくてもたぶん理解できる内容に
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.8

ソウシリーズ7作目です。
シリーズ初の3D作品ということで、誰得かわかりませんが、劇場だと血や内蔵が飛び出してくるように見える大迫力仕様です。
完結編ということで謎に力が入ってます。
今までの伏線を回
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ソウ6(2009年製作の映画)

3.5

ソウシリーズ6作目です。
連続視聴してるからついていけてますが、伏線も登場人物も多いし、当時劇場で見てたら以前の話は忘れてそうです。
脚本もなかなか良かったです。
次のファイナルで全ての伏線を回収して
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ソウ5(2008年製作の映画)

3.4

ソウシリーズ5作目です。
前作よりわかりやすく面白くなってました。
ストラム捜査官はデスゲームから自力で生還して、ガッツがありますね。
ジェフの娘は救出されて良かったです。

ジョンは設計士という設定
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.0

ソウシリーズ4作目です。
3の続きかと思ったら、3と同じ時系列でした。
次から次へと人が無惨に死んでちょっとうんざりしてきました。
ストーリーはリッグの話と3の話と回想が絡み合い、登場人物も増えてきて
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ソウ3(2006年製作の映画)

3.6

ソウシリーズ3作目です。
ジョン(ジグソウ)は脳腫瘍で死にそうです。
思考回路は異常ですが、なぜかジョンは品がありますね。レクター博士に通じるものを感じます。

死にそうなのによくこんなゲームを考えつ
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.8

1作目と同じくらい面白かったです。
目が覚めると知らない部屋にいる、という点は共通してます。
1作目の部屋とも繋がりがあるのも良かったです。ジョンは警察が踏み込んでくる時間も把握してたのかな?
とても
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ソウ(2004年製作の映画)

3.8

シチュエーションスリラーの金字塔です。
久しぶりの鑑賞なので初見の衝撃はありませんが、改めて見るととてもよく練られた脚本でした。
当時は全然気にしないで見てましたが、ジェームズ・ワンもリー・ワネルもヒ
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

かなり楽しい近未来SFアクションでした!
妻を殺され自身も半身不随になった男が、AIチップを埋め込まれ復讐のために立ち上がる、という内容です。

人間の能力を最大限引き出せるのか、カクカクした戦闘シー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠監督らしい、伏線の張り巡らされた、メッセージ性の高いファンタジーでした。作画はもちろん美しいです。来場特典の「環さんのものがたり」もゲット。

東日本大震災から10余年、当時の自分ときちんと向き
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凶悪(2013年製作の映画)

4.0

実際に起きた事件を元にした胸糞の不謹慎映画でした!
スプラッター見てるより遥かに怖いです。
『冷たい熱帯魚』に匹敵しますね

先生も須藤も、罪悪感の欠片もなく作業のように殺人に加担していきます。
先生
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