MATAOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.4

AはBに起因し、BはCに起因する。
CはDに起因し、DはEに起因する。
心霊現象の原因を芋づる式に探っていく映画でした。
ジャンプスケアを使用せずに純粋にぬめっとした恐怖を演出しようとする姿勢は好感が
>>続きを読む

UDON(2006年製作の映画)

3.3

近々初めて香川に行く予定があるので、予習になるかはわかりませんがなんとなく見てみました。
始めから終わりまで監督のうどん愛溢れる映画で、見たらうどんが食べたくなってうどんを食べました。それだけでこの映
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.3

縮まっていく二人の距離。
ダメ男に対する母性本能でしょうか。
ビリーは誘拐したのがレイラで良かったです。
ビリーとレイラのやり取りは見ていて飽きず、尺が長くてももっと見ていたいと思わせます。写真のシー
>>続きを読む

クラウン(2014年製作の映画)

3.6

ピエロの衣装を着たら脱げなくなって、自分が自分でなくなっていく、という作品です。起承転結がはっきりしていて、わりと好きな映画でした!
フェイクの予告編がイーライ・ロスの目に止まったのが製作のきっかけら
>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.0

父親が危篤でテキサスの実家に姉弟が帰ってみると、奇怪な現象が次々に発生していきます。
どうやら悪魔の仕業らしいですが、そこをはっきり描かないので映画を見終わってもなんだかモヤモヤします。
一時停止した
>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

AIロボットのミーガンが暴走する話です。
良くも悪くも先の見える展開で特段怖さも驚きもありませんでしたが、さすがのブラムハウスで、ハイクオリティの映像で楽しめました!
ミーガンのキャラで持っているよう
>>続きを読む

めくらのお市 命貰います(1970年製作の映画)

3.6

めくらのお市4作目です。
翌年の1971年にドラマ版が製作されているものの、本作が映画としてはシリーズ最終作になります。

松山容子さんの殺陣もこれで見納めです。
盲目の演技をしながらチャンバラもする
>>続きを読む

めくらのお市 みだれ笠(1969年製作の映画)

3.6

めくらのお市3作目です。
松山容子さんのお市の演技も板に付いてきたようで、1作目のような不自然さはなくなってきました。
監督が変わったせいか殺陣シーンが増え、チャンバラを楽しめました!
お市の殺陣はキ
>>続きを読む

めくらのお市 地獄肌(1969年製作の映画)

3.4

めくらのお市2作目です。
タイトルが凄いです。
本作では、お市は1作目からの因縁もある黒髪のお炎と対決します。
お炎はギャルっぽい顔立ちで身体に蛇の刺青が入っており、たぶんこれが地獄肌なのかなあと思い
>>続きを読む

めくらのお市物語 真っ赤な流れ鳥(1969年製作の映画)

3.5

めくらのお市はタイトルからもわかるように、当時人気を博していた勝新太郎の座頭市シリーズに肖って製作された女版座頭市で、1969年から1970年に4作製作されました。

本家座頭市の勝新太郎の圧倒的な存
>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

3.3

ダリオ・アルジェント監督の新作ということで見てみました。
連続殺人鬼に襲われて失明した娼婦が、執拗にその殺人鬼に狙われる話です。
ストーリーとして特筆すべき点はなく、クライマックスも盛り上がりに欠けま
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.3

終末思想を語る4人組に選択を迫られる話で、急に来たら絶対に頭のおかしい奴らだと思うでしょう。
家族を犠牲にするか、世界を救うか究極の選択ですが、こんなの簡単に答えを出せないです。そもそも信じられないで
>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.2

ホラーかと思って見てみたらダークファンタジー寄りで、デルトロが製作総指揮なのにも納得しました。
可視化されると怖くなくなるパターンで、MAMAはどことなく伊藤潤二の淵さんに似てますね。
5年間も姉妹の
>>続きを読む

マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.0

サイコパスというよりも復讐の話です。
スー・アンが本性を現すまで時間がかかり、勢いがないような印象を受けました。
過去にどんな辱しめを受けようと、それが犯罪を犯していい理由にはなり得ません。
そもそも
>>続きを読む

サプライズ(2011年製作の映画)

3.7

けっこう好きな映画でした!
単純明快なストーリーで、胸糞の悪い奴らを無双していくのは爽快です。
エリンかっこよかったです。
強さの理由が取って付けたような説明でしたが、そんなに気にならなかったです。
>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.7

笑顔を浮かべて自殺する、その連鎖にハマってしまった精神科医ローズを主人公にした映画です。
ちょっとイット・フォローズに展開が似てます。
ローズ役のソジー・ベーコンはケヴィン・ベーコンの娘で、顔が似てま
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.9

非常に難解な作品でした。
雰囲気は楽しめましたけど、結局なんだかよくわかりませんでした!
同監督のエクス・マキナはけっこう好きだったんですけどね。
山の中のトンネルのシーンは美しかったです。

ハーパ
>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.6

Filmarks 試写会で見てきました。
007やMIのような派手なスパイアクションで、クライマックスにしてもいいようなアクションが次々展開されます。
NETFLIX 配信限定ではなく、劇場公開しても
>>続きを読む

機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992年製作の映画)

3.5

OVA全13話を見た上で鑑賞しました。
OVAの再編集であり、ニナの回想という形を取っている点以外は違いはありません。
劇場版用の新カットもなさそうでした。
尺の都合でカットされているシーンが多く、O
>>続きを読む

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.8

本日試写会で見てきました。
下ネタは相変わらずですが、シティーハンターはそういうものなのでもう慣れてきました。
ストーリーは原作を読んでるとより楽しめる内容ですが、初見でも理解しやすい内容になってるは
>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.6

もうすぐ新作の劇場版が公開されるので見てみました。
シティーハンターは当時断片的に漫画を読んだり再放送のアニメを見たりはしてました。
シティーハンターの個性と言ったらそれまでですが、当時のギャグセンス
>>続きを読む

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.2

戦争を知るものは年々高齢化し、語り部は少なくなっていますが、戦争を体験していない若者が戦争を伝え、また後世に語り継がれていきます。そんな時代になってきました。
長岡の花火大会には行ったことはありません
>>続きを読む

プロジェクトA2 史上最大の標的(1987年製作の映画)

3.5

プロジェクトAの2作目です。
今回は悪徳警察署長チャンとの対決がメインです。チャン署長は悪党と手を組み、賄賂が横行し、私腹を肥やしています。
そんなチャンとドラゴン(ジャッキー・チェン)との対決ですが
>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.8

あまり何も考えずに映画を見たくて、久しぶりに鑑賞しました。
頭空っぽにして楽しめました!
ジャッキーの代表作の一つで、相変わらずスタント無しで全部自分でやってるのが凄いです。
20世紀初頭のイギリス領
>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.6

害虫駆除業者兼作家の男が、ゴキブリ駆除剤でラリって、何故か妻を殺しちゃって、謎の街インターゾーンに行くという話なんですが、何が何だかさっぱりわかりませんでした!
さすがはクローネンバーグで、作品の側か
>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

エスター2作目で、前作の前日譚になります。
撮影時23才のイザベル・ファーマンが再びエスターを好演してます。
いろいろと工夫して撮影してますが、同じ俳優を使うなら、もっと短いスパンで製作した方が良かっ
>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

再鑑賞しましたが、やはり良くできたホラーですね。脚本がいいです。
初見の驚きはもうありませんが、伏線を確認しながら鑑賞できました。

撮影時10才のイザベル・ファーマン演じるエスターの存在感が凄いです
>>続きを読む

シャブ極道(1996年製作の映画)

4.2

シャブ中毒のヤクザ真壁五味(役所広司)が、チンピラから組長までのしあがっていく半生を描いた映画です。と同時に、略奪愛で結ばれた鈴子(早乙女愛)との純愛映画でもあります。
これはなかなか凄い映画でした!
>>続きを読む

デモンズ2(1986年製作の映画)

3.3

前作は映画館でしたが、今回は高層マンションが舞台で、前作とのストーリー上の繋がりはありません。
場所が変わりましたがやってることは似たようなものです。
テレビでデモンズの映像を見ていると、テレビからデ
>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

3.7

80年代B級スプラッターアクションの名作です!
謎の招待状を貰って映画館メトロポールに集まった人たち。ノストラダムスの墓を探索する映画を見ていると、映画の内容にリンクするように観客がデモンズ化していく
>>続きを読む

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.3

宇宙世紀0123年、一年戦争から40年以上、逆襲のシャアから30年が経過しています。
逆襲のシャアでアムロとシャアの物語は終着しており、新機軸を目指して製作されたのがF91です。

序盤のコロニー内で
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

4.3

これはなかなか良かったです!
タイの土着信仰をベースにした憑依系ホラーです。
ニムの霊媒士の雰囲気が堂に入っていて、こういう信仰なんとなくありそうと、そんな気がしてきます。

悪霊(?)に取り憑かれた
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

村にやってきた謎の日本人、村で起こる犯人が別々の複数の殺人事件。果たして何が起きているのか、という映画です。

謎は謎のまま、全ての解釈を視聴者に任せて終わるのは、監督の意図するところではあるのでしょ
>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.2

韓国の名作ホラーです。
映像の見せ方は印象派のようなはっとするような美しさがありました。
湖に足を浸しているシーンとか、綺麗な構図でしたね。

ですが、話がわかりづらかったです。
ネタバレサイトを見れ
>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.1

インディ5作目、シリーズもついにラストです。
過去作からのキャストも出演し、シリーズを締め括るのにふさわしい作品になったと思います!
1~4までを見た上で鑑賞するのがお勧めです。

冒頭の若い頃のイン
>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.7

インディ4作目です。
前作の公開から19年、SF要素が濃くなったことで、考古学アドベンチャーとしてはあり得ないぶっ飛んだ設定になってしまいました。1~3もSF要素はもちろんありましたが、本作ほどでは無
>>続きを読む