女性という立場が男尊女卑で今よりずっと厳しかった時代、どう自分らしく生きるか、もがいて精一杯自由を求めて生きようとしたのだろう
自分の祖父母、ご先祖様は非常に稼ぐ事に苦労したのかな、と色々思いを馳せ…
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今わたしが男性と対等に生きていきたいだの、女だからという理由だけで男よりも下の立場でいたくないだの思えているこの社会をつくってくれたのは、間違いなく先人たちのお陰であり、感謝しかない訳なのだし、何事…
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「家にあっては父に従い、嫁しては夫に従い、夫が死んだ後は子に従う」
素晴らしい父であり、優しく正しい夫であり、いつも自由にしてくれ敬い接するのなら、こうやって生きるのも幸せではあるだろう。自分で全て…
女性であること、
社会に、時代に声を上げることが現代と比にならないほど困難であった時代
気高く真っ直ぐ在ったであろう伊藤野枝
その強さや美しさと、
片や抗えない情の波に窺える脆さは、
これを女性ゆ…
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自分はジェンダー格差のことを考える時、つい生物学的な性と女性性や男性性を切り離して考えがちであるから、彼女が男性を愛し子を産み育てるとなって、彼女の軸となる考えに対して懐疑した。だけど自分が(彼女が…
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なぜこんなにもまっすぐ、自分の信念を貫けるのか。
そこには、怒りがあるからだ。
センチメンタリズムかもしれないが、それでも消えない怒りがある。
それが彼女たちの原動力なのだと思った。
そうした怒り…
旅先で映画館
上田映劇から徒歩数分に位置する「トラゥム・ライゼ」
移動途中で寄り道して海野町商店街の富士アイスさんの「志゛まんやき」をいただきました
要は今川焼きです
あんことカスタードの両方を購…
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この作品に出会うまで伊藤野枝という人物を知らなかった。もしかしたら学校で習っていたのかもしれない(甘粕事件で)けれど、私の記憶には残っていなかった。
野枝の28年間が濃すぎて、見る前に28年間の生…
©風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社