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風よ あらしよ 劇場版のmapのネタバレレビュー・内容・結末

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品に出会うまで伊藤野枝という人物を知らなかった。もしかしたら学校で習っていたのかもしれない(甘粕事件で)けれど、私の記憶には残っていなかった。

野枝の28年間が濃すぎて、見る前に28年間の生涯を描いたものって知っていたのに、エンドロールでその事実に衝撃を受けた。こんなに色んなことあって、たった28年しか生きてないの?と。

伊藤のえに伊藤野枝という道を切り開いたのは辻さんで、その道を共に歩んでくれたのが、大杉さんだったのかな。

個人的に最後のシーンがお気に入りというか、思わず泣いてしまったところで。
野枝→大杉に対する呼び方が「大杉さん」→「栄さん」に変わったんですよね。呼び方1つですが、そこから2人の関係値みたいなのが一気に押し寄せてきて、涙が思わず出ました。
あとはマコちゃんがもうちょっと遊びたかったって言いつつもげん兄と助け合って生きてこうねと言い合っていたところですね。母野枝の意思を継いでる〜🥹🥹ってなりました。

最初と最後の穴みたいな所に向かって「吹けよ 風よ あらしよ」って言ってるのは井戸の中からだったのかなと思うと伏線回収的な感じでゾワッとしました。
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