てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価

てつこてつ

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ヒッチハイク(2023年製作の映画)

2.3

2ちゃんねるにオカルト専門スレッド「洒落柿」なる板があったって事は初めて知ったし、比較的最近鑑賞した「リゾートバイト」の元ネタもここだとは・・。

ん~、ストーリーが雑だし、設定がありがち過ぎ。「悪魔
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ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

3.5

昨年7月、76歳にして逝去されたフランスを代表する歌手・女優、そしてファッションアイコンでもあったジェーン・バーキン。

彼女の晩年の姿を実の娘で女優でもあるシャルロット・ゲンズブールが追ったドキュメ
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

2.4

前作は3年以上前に見たので本作鑑賞直前に再見・・。

が故に、え???ってなる部分があまりにも多過ぎた。手厳しい評価付けているレビュアーさん多いのも納得。

まずは、前作を見ていないと理解できない正統
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みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

3.2

子供の頃からずつと見たかった作品・・。

まずは、ジャケ写と岩谷時子氏の詩的な邦題の勝利。

19世紀に実際に起きたスウェーデン軍の中尉とうら若きサーカスの綱渡りのスターの心中事件の映画化らしいが、作
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

心地よい余韻が残る実にいい映画だった。

台湾・日本のキャスト陣の演技の賜。特に主演のシュー・グァンハンは18歳時と36歳時の演じ分けが抜群に上手くて、最初は別の役者さんが演じているのかと思った程。彼
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ミナ(1993年製作の映画)

4.2

20代頭に公開当時、渋谷の単館映劇場シネマライズで二回も観に行き、もの凄く刺さり、その後VHSビデオまで購入。DVD化はされず二十年以上再鑑賞を望んでいた本作が突然U-NEXTで配信開始!

Film
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スイマーズ/溺れるトライアングル(2014年製作の映画)

3.4

何故だかU-NEXTとアマプラで突然配信され始めたタイホラー作品群。

本作も2014年製作とやや古めの作品ながら、期待せずに鑑賞したら思いのほか楽しめた。

邦題&サブタイが作品のテーマを全部語って
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

原作は未読。東野圭吾氏の1992年発刊のデビュー作との事。

「映像化は不可能・・」と言われていた作品らしいので、おそらく書物として読んだほうがもっと面白いのかもしれない。

事前情報が全く無い状態で
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.6

人気ゲームの映像化だそうだが、色々と思っていた内容と違った。
自分が好きなタイプのシチュエーションホラーかと期待していたが、兄妹愛もテーマにしていて、結局のところ中途半端。

廃墟レストランのマスコッ
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

予告編を見た時から、この作品は絶対に劇場で鑑賞しようと決めていた。

覚悟はしていたものの、ロシア(=プーチン)によるウクライナ侵攻で最初に攻撃を受けたマリウポイ市内で撮影された貴重かつ生々しい映像の
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.2

自分の中でフランスからスペインの古都サンティアゴ・デ・コンポスティーラを結ぶ「巡礼の道」を歩く事は人生のbucket listにあるし、普通に良い映画だとは思う。

でも、同じ巡礼の道を行く人々を描い
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

決して怖い作品とは思わないが、ストーリー展開に意表を突かれた。

序盤は、ありがちなJホラーのテイストなのだが、そこからコミカルな要素がドンドン詰め込まれていくのだが、一応ホラー映画として最後まできち
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.2

あんまりこういうラブコメは自分から積極的には見ないんだけど、機内上映にて鑑賞。Anyone But Youの原題にこんなビミョーな邦題が付いていたとは・・

まあ、良くありがちな分かりやすいラブコメで
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

とにかく情報量の大洪水(特に前半)で圧倒されてしまった。一般常識レベルのオッペンハイマーや原爆が広島や長崎に投下された流れについては知っていたが、あまりにも時間軸が交錯して大勢のキャラクターが次々と登>>続きを読む

デシベル(2022年製作の映画)

2.7

テンポも良く爆破シーンもそこそこ迫力あるのに、不思議とハラハラドキドキ感が無く、話にも入り込みづらい感・・・

連続爆破事件と潜水艦事故が大きな繋がりを持つのは分かるが、ストーリーの見せ方がちょっとダ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.3

山田太一の原作小説を大林宣彦監督で映像化した1988年公開の「異人たちとの夏」は、自分の中では80年代後半の邦画では揺るぎないナンバーワン作品。

浅草、扇風機、スイカ、老舗「今半」のすき焼き、花札、
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.4

シンガポール航空の機内上映にて鑑賞。

良い意味でとってもディズニーな娯楽作品。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」同様、ディズニーランドの主力アトラクションの実写化なんで、そりゃあ製作に力も入るよね。
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

NHKBS。劇場公開時以来の再鑑賞。

劇場公開時には、ほぼほぼオリジナルと同じ台詞と撮影手法でダレ得のリメイク??と思ったものだけど、こうやって再鑑賞してみると、多少はストーリーに肉付けされて分かり
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裏窓(1954年製作の映画)

3.8

NHKBS4K。お世辞にもイケメンとは言えないヒッチコックが惚れて本作以外にも「ダイヤルMを廻せ!」「泥棒成金」と三回もヒロインとして起用したブロンドの美人女優グレース・ケリー出演作の中でも個人的には>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

なるほど、「聖なる鹿殺し」の監督の作品ならば色々と納得。
作風や世界観は凄く好みだけど、作品自体はそこまで好きではないかな。

テリー・ギリアムが描くような世界観、映像美がふんだんに展開されるんだけど
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.4

おそらくどの配信サイトでも一番多く流されているタイプの怪談オムニバス。それだけ安易に製作できるんだろうが、本作はナレーションを竹内結子(味わいがあって良い!)が務め、全10話をしっかり堅実に作っている>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.3

前作の記憶が新しいうちにと慌てて劇場にて鑑賞。

う~ん。自分には全然合わなかった。事前に人物相関図ぐらいは確認しておくべきだった自分の落ち度も大いに有り。

元々アニメとSFだけは得意ジャンルではな
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

こちらもNHKBS4Kで約30年ぶりに再鑑賞。

「サイコ」とは対照的にヒッチコック監督作品にしては非常にロマンチックな作風かと思いきや、1950年代の作品だということを考慮しても前半が余りにもベタベ
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サイコ(1960年製作の映画)

4.5

NHKBS4Kで放送していたものを録画していたので約30年ぶりに再鑑賞。

アメリカ映画界のスリラー・サスペンスの分野において非常に重要な役割を担ったアルフレッド・ヒッチコック監督作品の中でも異例に・
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.4

良い意味でシュールさとチープ感を楽しめる作品。

白石監督の「コワすぎ!」シリーズが肌に合う人には、本作は映画版だけあってそれなりに制作費もかかっており、度々登場するクリーチャーのVFXシーンもなかな
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.8

おお、こんな作品もアマプラで鑑賞できるとは!

この作品、タイトルの音の響きのインパクトのせいか、少年時代に愛読していた「ロードショー」で内容紹介だけは読んでいてずっと記憶には残っていた作品であったの
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配信犯罪(2021年製作の映画)

2.8

色々と惜しい!
よくある生配信系のサスペンスと見せておいて最後にああいうオチを持ってくるのは新しい。

が、いかんんせん、作品全体のテンポが良い・・というよりも、ここまでやるとせわしなさ過ぎる!

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ポストマン・ブルース(1997年製作の映画)

3.8

昭和レトロともひと味違う、90年代のバブル社会崩壊後の日本で多感な時代を過ごした身としては色々と懐かしい風景で刺さったなあ。

SABU・・確かに時代の寵児だった時期もあったな。自分の中では、もっと尖
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.5

残念。自分には合わなかった・・。

「ヘレディタリー」「ミッドサマー」のアリ・アスター監督・脚本作品だからと言って、本作がホラー作品で無いことは重々承知して鑑賞したんだけど、監督のやりたい放題で自分は
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

前情報ゼロで鑑賞したのが大正解。

このストーリーは、現代版パトリシア・ハイスミスと言っても過言でないほど、ある意味ロマンに溢れ、かつ、キャラクターのダークな心理描写が絶妙に上手い。

てか、ほぼ設定
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白日夢(1981年製作の映画)

1.0

これは酷いっ!!!
“つまらない”“くだらない”を大きく通り越して、とにかく酷い映画。
人生でこれまで鑑賞してきた作品群でもダントツ最低かも。ストーリー、演技、編集、音楽すべてが酷いという、ある意味レ
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

スペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」の韓国リメイク版。

オリジナル版はずいぶん前に鑑賞済だが、あちらは重要なキャラクターの特殊メイクor特徴的な顔立ちが気になり過ぎてすぐにオチに気付いて
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呪われの橋2 怨霊館(2023年製作の映画)

3.4

昨今レベルがグンと高くなってきた台湾ホラー。

本作もなかなかの力作。霊(クリーチャー?)の描写も凝ってるし、終盤のタイムループの流れも、そこまで視聴者が混乱する程ややこしくもないので、個人的には最後
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

この懐かしい作風は、確かに自分が高校生の頃に「パリ、テキサス」「ベルリン 天使の詩」でハマったヴェンダース。

でも、本作に関しては、残念ながら自分はそこまで好きになれず・・

ヴェンダース監督自身が
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

第76回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。

まさにカンヌの審査員ウケが良かったのも分かるフランス映画。
微妙に何を書いてもネタバレになるストーリーではあるが、数ある法廷サスペンスや一つの死体に関わ
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ピラニア(1978年製作の映画)

3.5

「ジョーズ」の大ヒットで、その後大量生産されたアニマルパニック物の数々・・「グリズリー」「ドッグ」「テンタクルズ」「キラー・ビー」「スクワーム」「スウォーム」等々。

そんな亜流作品と比較しても、ジョ
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